鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2016~ポケトーク

2021-04-09 12:15:25 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ポケトークです。
久しぶりにポケトーク(翻訳機)を出したら充電が切れていました。
そこで充電しながら使おうとしなしたが、電源コードをつないだままでは起動しません。
結局その晩は充電のみで、翌日使いました。
充電式の機器で充電が切れたときに電源コードをつないで使えるか使えないかはメーカーさんによって二分されるようです。
たとえば電気カミソリ。
パナソニックのは髭剃りの途中で充電が切れても電源コードをつなげば充電しながら髭を剃ることができます。
ところがブラウンのは電源コードをつないでいる間は動作せず、ある程度充電した後に電源コードを抜いてはじめて髭を剃ることができます。
充電についてはパナソニックの方が便利ですが、剃りあがりはブラウンの方が気に入っています。
・・・と、ここまで書いて思い出しました。
入浴中に充電中の電気カミソリを使っていて手を滑らせて湯に落とし、感電死した人がいるそうです。
それを防ぐためにブラウンは充電中に使えない構造にしたのかもしれません。
というのはどうでもよく、今回はポケトークで読んだ3冊の話です。

①ロバート・サブダ「The Movable Mother Goose (Mother Goose Pop-Up)」
ポップアップ絵本の巨匠ロバート・サブダの絵本を何冊か持っていますが、すべて名作です。
いつも多彩で大胆なポップアップ技術に驚かされ、楽しみながら読んでいます。
先日、邦訳されていない「マザーグース」こそがサブダの傑作!というカスタマーレビューを目にしました。
これまでの作品を超える作品が翻訳されずに残っていたとは!
私にはポケトークという強い味方がいますし、「マザーグース」はまだ読んだことがないこともあり、この機会に読むことにしました。
古書なので全てのポップアップを点検しました。
2、3か所動きが悪いところがありましたが概ね良好。
絵と色彩はとにかくキレイ。
翻訳は難解でした。
ポケトークは単語や文章を翻訳することを目的にしており、詩を翻訳することは想定していないようです。
ぶつ切れの訳語が並ぶだけで理解が困難でした。
AIが詩の意味合いを上手に翻訳できるようになるのはまだ先のようです。
こうして初めてのマザーグースは内容をあまり理解できずに終わりました。
残念。
今後のポケトークの進化に期待します。

②INSECTS Etc.
Bernard Durin さんが描いた大きくて細密な昆虫画をたっぷり楽しむことができる画集です。
大きな紙面に一匹ずつどーんと描かれています。
中でも金属光沢がある昆虫の輝きは実に見事。
どうやって描いたのかな?とシゲシゲと観察。
すっかり見惚れてしまいました。
ちなみにこの画家はフランスの方で1988年に44歳の若さで亡くなっています。
たくさんの作品を残してもらえずとても残念です。
なお解説文はページ幅いっぱいに小さい活字で印刷していたため、ポケトークのカメラ翻訳で焦点を合わせるのがかなり難しかったです。

③Durin's Kafer(Durinの甲虫)
Bernard Durin さんの昆虫画集第二弾。
この本を見つけたときはうれしかったです。
ヤフオクのサンプル写真では「INSECTS Etc.」と重複する昆虫がなく、全く別の昆虫画をたっぷり楽しめると期待していました。
ところが届いてみると「INSECTS Etc.」に掲載されている昆虫画がすべて掲載されています。
ただそれ以外にも10数種類の昆虫画が掲載されていたため、購入した価値は十分ありましたが。
また解説文については「INSECTS Etc.」が英語、本書がドイツ語と違いましたが、当然ながらポケトークは全く苦にしませんでした。

以上の3冊でポケトークの弱点が二点明らかになりました。
ひとつは詩を翻訳できないこと。
もうひとつは大きな紙面のページ幅いっぱいに小さな活字で印刷されていると、よほどうまく焦点を合わせないと翻訳が難しいこと。
そうそう気になったことがもう一点。
自動的に焦点を合わせるスピードがデジカメやスマホに比べて遅すぎます。
メーカーさん、もっと快適に使えるように改良をお願いします!


コメント
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