鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1935~たくさんのふしぎ2

2020-05-30 12:48:57 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、たくさんのふしぎ2です。

やさしく詳しく教えてくれる絵本「たくさんのふしぎ」にハマっています。
前回に続いて読んだ3冊をご紹介します。

「スズメのくらし」

内容紹介を引用します。
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私たちにもっとも身近な鳥、スズメ。
しかしツバメの巣をよく目にするのとはちがい、スズメは巣を見かけることも少なく、何を食べているか、どこで眠っているかなども、ほとんど知られていません。
スズメはとても臆病で、人間が近づけないため、これまでそんな基本的なこともわからないことが多かったのです。
この本では、30年以上も野鳥の撮影を続けてきた写真家が、関東や秋田県で観察したスズメのくらしぶりを紹介します。
スズメは、キツネやカラス、タカ類など多くの動物に食べられてしまいます。
そのため、子育てをしてなかまを増やさなければなりません。
そこで他の鳥とはちがい、子育てを年に1度ではなく、3~4回も繰り返しています。
鳥の巣はふつう、1度しか使えないものなのですが、スズメの巣は清潔で何度でも使うことができます。
きれい好きなことが子育てに役立っていることなど、スズメの秘密を明かします。
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身近なスズメのことをほとんど知らなかったことに驚きました。
内容紹介で紹介されていること以外にも
・2週間で卵から孵り、2週間で巣立つ。
・1日に300回もエサを運ぶ。
・最初はイモムシのような消化しやすいものから。徐々に草の種なども運ぶ。
・巣立った後も親はエサを運ぶが、その期間は短い。
・天敵であるタカの巣に隣接して巣を作ることもある。
・カラスはスズメの巣を把握しておき、子スズメが巣立ったときを狙って襲う。
・スズメは水浴び・砂浴びを繰り返して体を清潔にすることで巣を清潔に保つ。

我が家の向かいの家のカーポートには何年にも渡りスズメの巣があり、カラスも巡回しています。
スズメやカラスにこんなドラマがあったとは・・・。

「トドマツ」

内容紹介を引用します。
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日本では北海道だけに生えているトドマツの木。
成長すると高さ30メートルにもなり、寿命は90年~150年といわれます。
しかし無事に成長するのはとても難しいこと。
めばえて5年たっても高さ10センチにならないこともあります。
森の中で、他の植物や病気とたたかいながら大きくなっていくトドマツの姿を描く写真絵本です。
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以前「かがくのとも」で「えぞまつ」について学びました。
どちらも北海道特有の松。
やせっぽちの幼いトドマツが、新しい枝を上・右・左の三方に伸ばすことを繰り返して成長する姿を何年にも渡って追った写真はとても貴重です。
一人前の「樹」になるまでの道のりがはるか遠いことを知りました。
他にも、倒れた老木に根をおろして一列に並んで成長する幼木の姿や、陽の光を求めて横へ横へと枝を伸ばすことで命をつなぐ若木の姿など、心に訴える写真が多かったです。

「カタツムリ小笠原へ」

内容紹介を引用します。
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「はるか遠くの島にカタツムリの楽園があるんだって。300万年前に海を渡ったご先祖さまの子孫がくらしているらしいよ……」。
そうきいた東京のカタツムリたちが1000キロ離れた太平洋上の小笠原諸島へやってきた。
そこは、天敵も少なく緑と湿度にあふれるすばらしい土地。
120種をこえる様々なカタツムリがくらしていた。
のろくて臆病なカタツムリがいかに海を渡り大繁栄するに至ったのか、大冒険のはじまり。
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流木に乗り小笠原諸島にたどり着いたかたつむりたち。
そこはエサになる緑が豊富、殻の元になる石灰質が豊富、気温や湿度も理想的、そして何より天敵がいない!
島々のいろいろな場所に合わせて身体を適応させていき、今では120種類にもなったそうです。
まさに楽園です。
主役が「かたつむり」だけに何とものどかな進化物語。
ほんわかしていて良いです。

コメント
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