鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1925~サセック④

2020-05-06 13:01:44 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、サセック④です。

ついにサセックの「ジス・イズ」シリーズ第4弾「ジス・イズ・エジンバラ」を読むことができました。

先日も書きましたが、エジンバラは愛飲するスコッチウイスキーの発祥の地であり、大好きなハリーポッター誕生の地でもあります。
ふたつの「お気に入り」が生まれた土地ってどんなところなのでしょうか?
それをお気に入りの「ジス・イズ」シリーズで読むとなると、お気に入りのトリプル!
すぐにでも読みたかったのですが、古書の価格がなぜか高値に吊り上がっていたので、値下がりするのを待っていました。
先日、思惑通り半値以下の古書が登場したので入手することができました。

スコットランドの首都エジンバラは歴史的建造物の宝庫だそうです。
そして独特な文化の宝庫でもあります。
スコットランドの男性の正装に欠かせないタータンチェックには400種類以上も種類があることには驚きました。
専門店の店先には名字の膨大なリストがあり、自分に当てはまる柄がわかるようになっているそうです。
バグパイプもいくつも種類があるのですね。
ニッカウヰスキーの余市蒸溜所でマイウイスキー作りの10年目贈呈式に出席したときに、地元のバクパイプ演奏グループが正装してバグパイプを演奏してくれたことを思い出しました。
あのときのタータンチェックとバグパイプはどれだったかな?
彼らはNHK朝ドラ「マッサン」にも出演していましたから、その内にチェックしたいと思います。

1603年にスコットランド王がイングランド王を兼務することになったときから連合国の歴史がスタートした、というのは勉強になりました。

残念だったのは、名物のパブが紹介されていなかったこと。
地元の男たちが仕事を終えるとパブに集まり、ビールやウイスキーを飲みながら楽しく過ごす、その雰囲気をレポートして欲しかったです。
飲んべぇのおっさんには重要な情報ですが、子ども向け旅行ガイドには不要ということだったのでしょうね。

いろいろな名所紹介の場面には多くの子どもたちも描かれていました。
彼らの制服姿は、ホグワーツ魔法学校に入学したてのハリー・ポッターやロン、ハーマイオニーを思い出させました。
当然古めかしい建物もホグワーツ魔法学校を連想しました。
こういう雰囲気の街だからこそ、J・K・ローリングが「ハリー・ポッター」を書けたのでしょう。
そうそう「ジス・イズ・エジンバラ」が発表された1961年当時、まだゲール語を話す人々がいたことも紹介されていました。
単なる英語圏でなく異文化の影響が強いことも、魔法や妖精、魔物などが登場する物語の誕生に結び付いたことでしょう。

その街の空気感をしっかり伝える事に関しては、サセックが名人であることを再認識しました。
読むことができて良かったです。

コメント
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