今回のお気に入りは、インゼル文庫②です。
先日、インゼル文庫Nr.351「熱帯の植物」のことを書きました。
色鮮やかな初版本が届くと思っていたら、大人しい色彩の再版本だったため、とてもがっかりたと・・・。
その話には、さらに続きがあります。
落胆の最中、皮肉にも、ネットオークションに初版本らしきものが出品されました。
今度こそ「1950年代の発行」と明記されていますから間違いなさそう・・・。
元々、メーリアンの色鮮やかな図版を鑑賞したくてスタートした話。
乗りかかった船ということで、思い切って落札しました。
しかし、本が届いて間もなく、またもや初版本でない!ということが判明しました。
真っ先に確認したタイトルページに、初版本にあるはずの「1954」という発行年表示がありません。
あわてて表紙を見直すと、タイトル部分が張り付けられた旧式ではなく、同時印刷された新式です。
諦めきれずに中の図版を確認すると、色彩は前回の再版本とあまり差がありません。
やっちまったー!
オークションのサンプル画像では、色鮮やかに見えたんだけどなあ・・・。
商品説明にも「1950年代の発行」って書いてあったし・・・。
オークションの出品者に抗議することも考えましたが止めました。
色彩は撮影条件などで変わります。
発行年も「表示がなかったので他の資料で調べた。再版しているとは知らなかった。」と言われたらそれまで。
二度目の落胆。
こりゃ参ったなぁ・・・。
でも、ただ参ってばかりもいられないので、再版本2冊をじっくり比べました。
悔しいけれど、図版の色彩に大きな違いはありませんでした。
そのかわりに、新たに判ったことがあります。
インゼル文庫の再版本は1種類だけではない、ということです。
手元の2冊は、どちらもタイトルページに発行年の表示が無い再版本です。
ところが12ページの図版は、写真の通り違います。
解説ページに至っては、この図版の解説だけでなく、他の図版の解説まで違っています。
つまりインゼル文庫Nr.351には、再版本が複数種類存在するのです。
他の巻も同様なのかは判りませんが、Nr.351だけが特別ということはないような気がします。
インゼル文庫の美しさに魅せられて購入を検討される方は、同じ巻でも同じ図版が入っているとは限らないので、事前に良く確認することをおすすめします。
それにしても、いろいろ調べて購入したはずのインゼル文庫で、2回続けて失敗談を書くハメになるとは思いませんでした。
古書の蒐集っていうのは難しいものだと、改めて勉強になりました。
先日、インゼル文庫Nr.351「熱帯の植物」のことを書きました。
色鮮やかな初版本が届くと思っていたら、大人しい色彩の再版本だったため、とてもがっかりたと・・・。
その話には、さらに続きがあります。
落胆の最中、皮肉にも、ネットオークションに初版本らしきものが出品されました。
今度こそ「1950年代の発行」と明記されていますから間違いなさそう・・・。
元々、メーリアンの色鮮やかな図版を鑑賞したくてスタートした話。
乗りかかった船ということで、思い切って落札しました。
しかし、本が届いて間もなく、またもや初版本でない!ということが判明しました。
真っ先に確認したタイトルページに、初版本にあるはずの「1954」という発行年表示がありません。
あわてて表紙を見直すと、タイトル部分が張り付けられた旧式ではなく、同時印刷された新式です。
諦めきれずに中の図版を確認すると、色彩は前回の再版本とあまり差がありません。
やっちまったー!
オークションのサンプル画像では、色鮮やかに見えたんだけどなあ・・・。
商品説明にも「1950年代の発行」って書いてあったし・・・。
オークションの出品者に抗議することも考えましたが止めました。
色彩は撮影条件などで変わります。
発行年も「表示がなかったので他の資料で調べた。再版しているとは知らなかった。」と言われたらそれまで。
二度目の落胆。
こりゃ参ったなぁ・・・。
でも、ただ参ってばかりもいられないので、再版本2冊をじっくり比べました。
悔しいけれど、図版の色彩に大きな違いはありませんでした。
そのかわりに、新たに判ったことがあります。
インゼル文庫の再版本は1種類だけではない、ということです。
手元の2冊は、どちらもタイトルページに発行年の表示が無い再版本です。
ところが12ページの図版は、写真の通り違います。
解説ページに至っては、この図版の解説だけでなく、他の図版の解説まで違っています。
つまりインゼル文庫Nr.351には、再版本が複数種類存在するのです。
他の巻も同様なのかは判りませんが、Nr.351だけが特別ということはないような気がします。
インゼル文庫の美しさに魅せられて購入を検討される方は、同じ巻でも同じ図版が入っているとは限らないので、事前に良く確認することをおすすめします。
それにしても、いろいろ調べて購入したはずのインゼル文庫で、2回続けて失敗談を書くハメになるとは思いませんでした。
古書の蒐集っていうのは難しいものだと、改めて勉強になりました。