元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

「コラテラル・ダメージ」

2011-02-02 05:07:26 | 映画の感想(か行)
 (原題:Collateral Damage )2001年作品。テロにより妻子を失った消防隊長が、捜査当局の及び腰な態度に業を煮やし、自分で事件を解決しようと大暴れする話。主演はアーノルド・シュワルツェネッガーで、監督は「逃亡者」などのアンドリュー・デイヴィスが担当している。

 普通に考えれば、一介の消防士が南米コロンビアまで“出張”し、ゲリラのアジトにまで乗り込んで“大活躍”するなんてことは有り得ないが、それを何とかドラマとして成り立たせているする、主演がシュワ氏であるからに他ならない。

 要するにいつも通りの“シュワ氏におんぶに抱っこ”の活劇編で、出来としては可もなく不可もなし。割り切って気軽に楽しめばいい映画だろう。グレーム・レヴェールのテンポの良い音楽も要チェックだ。

 ただし、この映画を“テロリストの言い分も聞いているから良い”とか“テロリストの主張が不十分だからダメだ”みたいな視点からのみ論じるとしたら(リベラル派の評論家あたりが書きそうだが ^^;)、それはナンセンスだ。たかが娯楽映画にまっとうな政治的メッセージを求めるのは筋違いであり、“面白いかどうか”以外の評価基準は不要なのである。

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