元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

「ホット・ショット2」

2011-11-27 06:59:05 | 映画の感想(は行)
 (原題:Hot Shots! Part Duex)93年作品。湾岸戦争下のペルシャ湾を舞台に展開する、おふざけフィルムのシリーズ第2作。観る前にある程度予想はしていたものの、これほどおマヌケな映画とは思わなかった(爆)。前回が「トップガン」のパロディだったのに対し、今回は「ランボー/怒りの脱出」のパロディ。チャーリー・シーン扮する主人公がイラクに捕らえられた捕虜を救出するというストーリーはあってないようなもので、例によっておちゃらけとズッコケの連続だ。

 「ランボー」シリーズのほかにも「氷の微笑」「キックボクサー」「わんわん物語」「ターミネーター2」etc.いろんなパロディが詰まっているが、どれもこれもレベルがすこぶる低く、笑うどころか出るのはタメ息ばかり。

 主人公が敵の股ぐらを蹴り上げると、相手の口からタマが2個出てきて、突然オカマになってしまう、という大昔のドリフターズでさえやらなかったトホホなギャグに代表される通り、TVの三流バラエティ番組といい勝負である。

 封切り当時には、私は数人の女性グループと劇場に足を運んだのだが、彼女達ははけっこう盛り上がっていた(笑)。特にマーティン・シーンがチラッと出演するくだりは大盛況。映画の出来不出来に神経質になるより、たまにはこんなくだけた雰囲気で映画も観に行くのもいいかなって、思ったりした私であった。

 実は、連れの女性の一人はこれを観る直前に「ローデッド・ウェポン1」も観ていたのだが(^_^;) 、出来はどっこいどっこいで、しかしあちらはチャーリーとエミリオの兄弟共演なのに対し、こちらは親子共演なので、その分だけ「ホット・ショット2」の勝ち(意味不明 ^^;)ということらしかった。
コメント
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