斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

2007年のところざわに展示された車 その3

2007年10月24日 | イベント訪問記
東京モーターショーもプレス公開が始まり、ニッサンGTRが話題になっていますが、そちらはほったらかしにして、もう少しところざわにあった魅力的なクルマを紹介してみたいと思います。

今回はエアポケットの様に現存台数が少ない、50年排ガス規制から53年排ガス規制初期の頃の車です。
車種名としてはトヨタスプリンタークーペ1600GS(E-TE66型)です。
TTC-Cにより53年排ガス規制に適合した12T-U型エンジンを搭載するモデルで、昭和54年式の最終型です。

この個体の紹介をいたしますと、タイヤまでが新車装着時のままな実走2.3万キロというとても素晴らしいコンディションの車です。当然未再生現車で、“トヨタオート和歌山”のディーラーステッカーが残るぐらい完璧なコンディションです。
個人的には5マイルバンパーやメッキリング付きのスチールホイール、ルーフキャリアすべてが素敵な雰囲気を醸し出しています。
室内に目を移すと、チェック柄のハイッバックシートと7連メーター等々魅力的な雰囲気に仕上がっています。(砲弾型ミラーじゃないのは衝突規制の関係で使えなくなってしまったからでしょうか?)

この頃のモデルは排ガス浄化システムのトラブルが発生しやすかったり、鉄板の質が良くなくさびやすかったりする為、今日のような残存数になってしまったようです。
元号が平成に変わるぐらいまでは、ツインキャブを装備した未対策車が中古車雑誌に乗っていたような気がしますが、ガス対車はその頃でも極稀にみかける存在になっていたような気がします。

補足
環境対策に真摯に取り組んだこの頃の日本の自動車産業の地位を築く一因になったことは間違いないと思います。
そして、自分の生まれた頃の車達でもあるので、個人的にはとても気になる時期の車です。