タイランドを走る車達２

もう少しタイ旅行の土産話をネタにしたいと思います。
タイの移動手段として真っ先に連想するのは、３輪タクシー「トゥクトゥク」でしょうか。
確かアレは、日本が戦後保障の一環として、東洋工業（現マツダ）がプラントごと輸出し、四輪車のB600と三輪車のK600を現地生産を始めたのが起源になっていたと思います。
そんな理由で彼の地では、マツダのブランド名称が国民の多くに浸透し、日本のモノの知名度としては、現在大人気のＳＭＡＰと二分するぐらい知名度が高いそうです。（本当か？）
どのぐらい知名度が高いかというと、日本人で松田（マツダ）さんという方が、タイで名を名乗ろうものなら、そこらじゅうのタイの方々から、「君は自動車のマツダと関係があるのか？」といった旨の質問攻めに遭うとの事です。（本当に本当か？）

タイの中古車雑誌を見て気が付いた事は、日本メーカーブランドのクルマのタイランド仕様車には専用モデル意外に、大きく分けて２タイプに分かれるということです。
それは、ヨーロッパ仕様を販売するメーカー（トヨタとミツビシ）と北米仕様を販売するメーカー（ニッサンとホンダ）があるということです。
当方が所有しているクルマは、ヨーロッパ仕様にしかなかった1.6リッターと2.0リッターモデルが存在しているので確証を得ました。
そうそう、BMWも不恰好な5マイルバンパーと馬鹿デカイサイドマーカーが付いているので、北米仕様がベースになっているみたいですね。（ちなみに、バンパーがデカイ北米仕様は個人的には好きです。RA35型セリカみたいに、妙にバンパーが目立つクルマは今でも頭から離れません。）
誰です、アジア車は型落ちを造っているなんていう認識は変えたほうがいいですよ。個人的には、何故日本で売らないんだろうというぐらい魅力的なクルマもあります。

補足
タイのチューニング事情は、日本に近いようです。
ホンダジャズ（日本名フィット）の無限フルエアロ仕様なんていうのが、コンプリートカーが売られていたり、彼の地ではＶＩＰ仕様（日本のアレとは違います）と呼ばれるキャンピングカーとロケバスの中間のようなクルマのベースは、トヨタハイエースとニッサンアーバン（日本名キャラバン）の2車種に限られています。
ちなみにハイエースは日本の100型で言うところのスーパーロングハイルーフと特装ロングがほとんどです。日本で一番走っている、トリプルムーンルーフの標準ボディはまったくといっていいほど見かけません。