斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

薔薇の棘は触っておいた方がいいですよ。

2005年05月27日 | クルマ
こんなタイトルですが、クルマ絡みのネタです。
4月からの新生活を機に教習所に通い始めた方もそろそろ免許が取得できる頃でしょう。
次のステップは始めてのクルマ選びといったところでしょうか?
余計なおせっかいですが、はじめてのクルマ選びへのワンポイントアドバイスをしたいと思います。
「運転しづらいクルマ、いわゆる快適装備や安全装備が何も付いていないクルマを選んでみてはいかがでしょうか。」
一度ぐらいは、こういったクルマに乗っておいたほうが、付いている装備に対しての感謝の気持ちが湧くと思います。
「初心者に何、酷なことを言っているんだよ。」と思っているあなた、一昔前なら当たり前の事ですよ。
エアバッグやABSが標準装備として付き始めたのは、約10年ぐらい前からですよ。
それまでは、オプションで設定されていても、ほとんどの人が付けなかった装備として君臨していたんですよ。
こんなこと考えるのは、自分だけかもしれませんが、あなたが日常だと思っていることが、どれほど恵まれた環境のもとで運転しているかがわかります。
また、自分にとっておせっかいなアシストデバイスの存在にも気が付く事でしょう。
なにも、続けろとは言いません。
ただ、経験があれば視野が拡がると思います。
テスト勉強時には、教科書をノートに書いて頭ではなく、手で覚えたという貴方には、きっとオススメです。

マニュアル車に乗ること。
それは、「エンストする可能性のあるクルマをエンストさせないように乗ること。」
これは初めて自転車の補助輪を外した日に味わった、「倒れる可能性のある自転車を倒さないように乗る面白さ。」と同じ事だと思っています。


補足
アクセル・ブレーキをスイッチのように扱い、ぬれた路面でも当たり前のようにフルブレーキを踏み、車庫入れでは当たり前のように据え切りをしている、最近良く見かける運転スタイルを憂いで書いてみました。