斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

避けては通れぬ道

2005年05月21日 | クルマ
知人が所有するEG9シビックフェリオにもついにこの日が来たのです。
まぁ、車齢13年を超えたガソリン自動車は、環境負荷が高いということで、低公害車への代替を促すために(?)約1割ほど増税されます。
個人的にはまだまだ新しいモデルのような気もしますが、世間的には立派な旧い車ですか。

1991年に5代目シビックは、3種類のVTECエンジンとこれまで日陰的な存在だったセダンにフェリオのサブネームを付けてハッチバックのおまけ的存在から脱却させたモデルです。
ちなみにこの型のシビックのサブネームは「スポーツ」(メーカー公表)です。
個人的なこの型のシビックの特徴といえば、ワンアームヘッドレストと4種類の1.5リッターエンジン(D15B)ですかねぇ。
いくらバブルの時に開発されたからって、グレードの個性に合わせたチューニングのエンジンを載せたといってもこれはやりすぎでしょう。
ベースグレードのMLには、ワンキャブ91ps仕様のD15B
一般向けのグレードMXには、デュアルキャブ100ps仕様のD15B
低燃費を売りにしたETiには、VTEC-Eと謳った94ps仕様のD15B
スポーティーな位置付けなVTiには、VTECの130ps仕様のD15B
うーん、一口にEG4はエンジンだけでもこんなにバリエーションがありますから侮れません。
こんな拘りを発揮した、EG型シビックは当然大人気になりましたが、次世代には続かなかったようです。
この型からシビックは、ニックネームで呼ばれなくなってしまいました。
個人的には、このことが現在のシビックの位置付けに導くきっかけになっているような気がします。
現行型で目にするのは、ほとんどがフェリオ(しかもハイブリッド)ばかりです。
最終型でも10年落ちになってしまったEG型シビックは中古車市場でも未だ人気が衰えず、結構な距離を走っていたりクリアが剥がれていたりするクルマでも、結構強気な値段が付けられている事多いです。
程度が悪くてもカリスマ的な人気なんだか、ハチロクのような状態なりつつあります。
自動車税的には旧車の引導を渡されたEGシビックの今後はいかに!

かつて、リーンバーンエンジン車を所有していた当方としては、この型のETiが非常に気になっています。
もちろん購入するなら、最初期型の3ドア、5MTのオモステ仕様。
確か最初期型はMTの設置しかなく、エアコン・パワステはオプションで、SiRと同じぐらいスパルタンだったはず。エコランするモノもスパルタンであれといわんばかりのホンダイズムがプンプンのコイツにはいつか乗りたいと思っています。

補足
1991年は第31回東京モーターショーの開催イヤーで、各社ニューモデルラッシュでした。
まだバブル期に開発された魅力的なモデルが多数発表されました。
そうそう、イスズ自社モデルとしては最後のジェミニやアルシオーネSVXが発表されたのもこの年です。

安心しろ、増税分は排出権だ。あんなシールの付いたクルマに臆する事はない、権利は得ている。胸を張って乗り続ければよい。