斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

最近の自動車業界

2005年05月10日 | クルマ
アメリカのBIG3の2社の格付けが、ジャンク債とか言われる、投資不適格な格付けになったそうです。
それは、販売不振による、減益・減収の結果です。
何故今回のような事態になったかと言うと、近年の原油高騰により大型で燃費の悪いSUV市場が急激に縮小しており、90年代にこのカテゴリーを中心に開発していた自動車メーカーは、ローエミッション・低燃費な自動車を要望するユーザーに応え切れなかったからだそうです。

某ニュースキャスターへ
トヨタが実用化に成功した、ハイブリッド技術を虎の子と言っていましたが、トヨタが技術公開の段階に入ったと言う事は次の技術が実用化寸前と言う事だとは思わんのか?
温室効果ガスを低減するのは、全自動車メーカーが解決しなくては課題ですから、先にその手法を実用化したメーカーにとっては、「技術公開」も新たなビジネスチャンスなのか知れません。(どーせ特許でがんじがらめなんでしょ)
それにトヨタだって、マスキー法適合のためには、方々から「アンチポリューション化」のための技術を購入したし、先に開発・実用化したメーカーは技術を公開・販売していたんですから。

補足
アメリカを日本に、SUVをミニバンに置き換えて読み直してください。近未来を予感させる文章になるような気がします。
事実、日本を走るクルマの平均燃費は10年前よりも悪くなっています。
それに、自動車自体の大型化が進んでいます。ミニバンや大型セダンの中には道路インフラの基準よりも大きくなりすぎてしまったものが多数存在します。
道路構造令上での乗用車とは、全幅1.7メートル、全長4.7メートル、全高2.0メートル以下となっています。
これは、約40年前から同じで、近年の改訂においても変更はありませんでした。

「ディーゼル車嫌いで有名だったアメリカ市場でも、最近ではディーゼル自動車への関心が高まっていることはスルーですか?」多分、燃料をひとつに絞らない事で、リスクの細分化を図るのが主目的なんでしょうけど‥。