恐ろしい沖縄

沖縄には行ったことがないので行きたいと思っていた。

琉球音階や三線など、音楽的にリスペクトすべきものが多々あるし、ウチナーグチで琉球民謡を唄う。時に、買い物をしている際、有線で「島唄」なんかが流れてくれば足を止めて口ずさむ。

しかし、沖縄の成人式の荒れ放題の状況を見ては「沖縄えぐい」と思ってしまうが、今回の「警察襲撃」を見ると、おぞまし過ぎて、沖縄への思いが委縮してしまう。美しい海や、門にはシーサー、ところどころにキジムナーがいて、祝いの席でケンタッキーを食べる・・・

大須に沖縄のアンテナショップがあったので、よく、島豆腐やジーマーミ豆腐を買って食べたものだ。そこそこ高いが、豆腐好きの私にはご褒美ともいえる美味しい豆腐。あと、沖縄のかまぼこが美味しい！タンナファクルーも。そうそう、「豆腐よう」って食べたことあります？私は、単身赴任をしていた際に食べたのが初めて。超珍味（笑）。これも沖縄。

それほど沖縄に憧れ、「退職したら、夫婦で沖縄に行こうね」と家内と相談するくらい沖縄が好きなのに、こんな野蛮な都市だと知ると、本当、憧れが覚めてしまう。

警官が手を出したのか、手をだしてないのかは関係ない。警察署を襲撃することが取り締まれないような地域は法治国家ではない。安全が担保されない地域が日本国内にあること自体不本意だし、それが憧れの沖縄というのが更に悲しさを増加させる。

ホワイトハウスを襲撃したアメリカを見て、「アメリカも地に落ちたものだ・・・」と思ったが、「警察署が襲撃されるなんて日本の治安も大したことないな・・・」と、海外では思われていることだろう。まさに、日本の恥。成人式の暴動は、まあ、人生に一度で若者が羽目を外したんだろうと、毎年のことながら失望の中見ていたが、今回の襲撃は失望を通り越して絶望である。

沖縄のコロナまん延は、米軍基地由来で「沖縄の人は犠牲者、本当申し訳ない・・・」と感じていたが、マンボウ自粛の中、今回の襲撃事件に若者が400人も集結した「暴徒」を見ると、米軍基地以外にも、全国トップ水準のコロナまん延の事情があったのでは・・・とも感じてしまう。

まだ詳細は分からないものの、夜の1時15分に高校生が複数のバイクで走行していたら職務質問するのは当然だろう。にもかかわらず、それを逆恨みして暴徒を集め、警察を襲撃するなんて「内乱罪」にも思えてしまう。

よほど、警察官が不適性な狂人ならともかく、今の日本に、従順に職務質問に答えた無抵抗な一般人に対し、警棒を振りかざして暴行する警官なんて皆無だろうし。

とりあえず、怖いので沖縄旅行は無期延期。まずは北海道に行くこととして・・・時間がかかっても構わないので、真実を詳らかにし、警察サイドに落ち度がないか検証の上、法治国家として、襲撃犯の暴徒にはそれ相応の罪を科して欲しい。