生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

業界用語

2011年01月22日 08時06分50秒 | ちょっと立ち止まって・・・
真宗門徒のお勤めとして「正信偈」を学び始めている。

「正信偈」とは「正信念仏偈」のことであり、「念仏」である。

この中で「信楽」という文言がでてくる。一般的には滋賀県の信楽(しがらき)を思い浮かべる。まあ、念仏だから「しんらく」とでも読むのかと思ったら「信楽(しんぎょう)」と呼ぶ。

漢字検定1級でも「信楽」とあれば、「しがらき」と読んでしまうだろう。漢字なんて、その程度のものである。中国語で読んでも「シンレァ」と、ちょっと、カタカナに置き換えられない発音である。答えが一つとは限らないし、「業界用語」や「人名」においては、何でもありの世界となる。

例えば、「悪」という字も曲者である。同じ正信偈の中でも「まく」と読んだり「なく」と読んだり、普通に「あく」と読んだり・・・

特に、仏教用語は常識で読んだ場合、恥をかく恐れがかなり高い。私も漢字検定準1級であるが、とてもじゃないけど、読めるとは思っていない。むしろ、門前の小僧・・・のように、耳で聴いて覚えるのが正解であろう。


業界用語で思い出すのが「クライエント」である。心理系では患者さんのことを「クライエント」と呼ぶ。「クライアント」ではないところに注意が必要である。ひょっとしたら、「クライアント」でもいいのかもしれないが、私の読んできた書籍や、先生の言葉は「クライエント」なので、恐ろしくて「クライエント」としかいいようがない。

一方、MBA的なシーンにおいては「クライアント」と言わないと、「無知な者」として烙印を押されてしまう。

外国為替なら「直物」と書いて「じきもの」と呼ばないと通じない。時に「ちょくぶつ」とか「ちょくもの」と呼ぶ人もいるが、外為に馴染みの無いお客さまだから「ご愛嬌」で許されるわけで、担当者が本部のディーラーとのやり取りで「ちょくもの」な~んて言ってしまったら、部下の教育不行き届きとして叱られかねない。

不慣れな業界用語について、あまりに自信をもって話していると、失笑を買っていることもあるので注意したい。



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