「新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない状況をふまえ、政府は、札幌市と大阪市について、15日までとしたGoToトラベルの一時停止の期間を延長する方向に加え、新たに東京と名古屋市も一時停止の対象とする方向で自治体との調整に入った」そうである。
今更か・・・と思ってしまうのは私だけだろうか?結局、 コロナ蔓延の一因が「GoToトラベルにある」ことを認めたため、一時停止に舵を切ったのだろう。なら、今までの「政府の抵抗」はなんだったのか?「不要不急で、今、旅行に行かなくてもいい人を金で釣って、コロナを蔓延させた罪」をどのように取るのか?一時期はGoToで活気を取り戻したかに見える業界も、毎日のように過去最高を更新するコロナの脅威により、今まで以上に下火になってしまったではないか・・・
国民もそれほどバカじゃない。でも、そのバカともいえるGoTo利用者がコロナを地方にばら撒いていく。「コロナとGoToの関連性は証明されていない」というのなら、「コロナとGoToは無関係である」という証明が欲しい。逆に、コロナ蔓延とGoTo開始は、時期的にも、それなりに関連性があると思うのだが、どうして、それを無関係と言えるのか?
GoToイーツの開始により、多くの飲食店で人が戻ったのは確か。ただ、私のように単身で行くものはともかく、グループで行った人々は、アルコールが入り、雑談を楽しみ、飛沫を飛び散らせている。サルでも「あのグループにコロナ感染者がいたら蔓延する」と分かる。
「なら、コロナにならず、飲食店に客を戻す代替案を出せよ!」っていうなら簡単だ。「1人客は500円引き(夜は1000円引き)」にすれば、すぐに客は戻ってくる。難しいことは抜き。予約も不要。どこの店でもOKだ。1人なので飛沫を飛ばす相手もいないし、面倒な手続き不要だから、会社帰りに飛び込みで寄ってしまう。どこの店でもOKだから、設備がなくても、大手でなくても、基本おしなべて恩恵がもたらされる。
複数で飲食に行くから感染が発生する。しかも話が弾んで長居するから感染リスクが大幅にアップする。お店にとっても、コロナが蔓延して閉店するよりは、一人客でもいから来てくれる方がいいだろう。
私のような素人が、ブログを書いている時間(20分程度?)でも代案は思いつく。もっと飲食業界に精通したプロが知恵を出し合えば、コロナ蔓延を防ぎつつ、でも、客足を少しは取り戻せる方法が出てくるだろう。それができなければ、海外同様、店を閉めて対処するしかない。というか、医療機関がひっ迫していて、コロナ蔓延とされるキャンペーンにうつつを抜かす非国民は、いずれいなくなる。だからこそ、飲食業界や旅行業界自らが考え、それを政府にやらせるしかない。
「誰か助けてくれるだろう」とか、「助けてくれ」とか他人事のように言っているのは第1波まで。第1波から現在まで時間があったのだから、自分達の考えが出ていたはず。もし、それが「GoTo迎合」というのなら、当然、コロナ蔓延による停止も、政府は、最初から言っていたのだから、「収入がなくなるからGoToを停止するな」とは言えないだろう。
それにしても・・・本当、アベノマスクの時と言い、政府のアクションは遅い。そして、その遅きに失した不利益を被るのはすべて国民というのが、我々の選んだ政治家によるしっぺ返しというか、因果応報というか、自己責任なんだろうな・・・