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お久しぶり!ワイン・インプレッション:ちょいワルオヤジの底力・「シャトー・モン・ペラ 2001」前編

2006-05-04 21:53:38 | ワインの幸せ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
連休いかがお過ごしでしょうか?
すっかりご無沙汰していたワイン・インプレッション、この頃飲んでいたワインがあまり知名度もなく、またさほど感動する味のものにも出会えなかったので、あえて書くほどでもないかな・・・と、ずっとお休みしていました。

しかーし!
せっかくの連休ですので、久しぶりにマジメにインプレッションしたくなるようなワインを開けよう・・・!
ということで、「シャトー・モン・ペラ」2001年 を開けました~。

「モン・ペラ 2001」は、大人気のワイン漫画「神の雫」で取り上げられて、瞬く間に市場から売り切れてしまったというワイン。
登場のくだりはこんな感じでしたねー。


ぱぴりおも何とか2002年物は入手して、2005/8/5の記事でインプレッションを行いました。(よかったらご参照くださいね)
その後、幸運にもコミックに掲載された2001年物を2本入手でき、今まで大事にセラーに入れていたわけです。

では、いよいよあの話題をさらったワインを、まずはワイン単独でインプレッション。

<外観>
・清澄度:濁ってはいない。
・濃淡:濃い。
・粘性:それほど高くはない。普通。
・色合い:濃い赤紫。暗めの色調。

<香り>
・第一印象:とても強い。パワフル。
・品質:高い。澄んだ力強い香り。
・熟成度:あまりフレッシュではない。ヌーボーのような新しい感じの香りではない。
・複雑さ:わりと複雑な感じがする。
・香りの種類:ナッツ系、黒い果実。とりわけ、皮の黒味の強いような果実の香り。
土っぽさはない。ミネラル感はある。

<味>
・第一印象:意外と落ち着いた、大人っぽい味。
・甘味:あまり感じない。
・酸味:若干感じる程度。
・渋味・苦味:2002年より苦味は強い。渋味も強め。
・アルコール感:普通。
・ボディ:しっかりしている。年数のわりには太く、厚い。
抜栓直後はかなり硬めの味わいなので、ちゃんと開かせた方がいい。

<総合評価>
・バランス:バランスはよい。
・凝縮感:ある。濃いブドウ液から作った、濃縮された感じ。
・複雑さ:2002年よりはやや複雑。
・一体感:しっかりある。一つの味が飛びぬけておらず、統一感がある。
・余韻:すっきりしている。あまり後はひかない。香りについても、余韻としてはそれほどひかない。
・熟成度:結構熟成は進んでいるのではないか。
・将来性:今が飲み頃かも。

<点数評価>
・外観(清澄度、濃淡、色合い):3点満点中2点。
・香り(健全さ、強さ、複雑さ、内容):期待させるいい香り。グラスの外まで香ってくる、力強い香りなので、7点満点中6点。
・味わい・総合(フレーバーの強さ、酸味・甘/辛味・渋味・アルコール、ボディ・ストラクチャー、樽、バランス、凝縮感、複雑さ、余韻の長さと品質):10点満点中6点。
合計は20点満点中14点。ちなみに2002年は16.5点でした。

<ワイン単独での総評>
若々しいパワーという点では、2002年物の方が衝撃的だった。若くてフレッシュなのに、ガツンとくる感じ。年齢で言うと20代から30代。
対して今回の2001年は、中年のような感じ。ぐいぐい攻めてくるパワーは減っているような印象がある。「神の雫」掲載の時から時間が経ち、ピークは過ぎてしまったのだろうか??

・・・というわけで、「モン・ペラ」2001年は、期待度が高かっただけに正直言ってちょっと「あれれ?」という第一印象でした。

しか~~し!!
私たちのインプレッションはこれだけでは終わらず、さらに驚きの展開を見せたのであります!!
ワインの世界の奥深さを、またもや思い知らされるはめにっ

とはいうものの記事が長くなってしまったので、続きは次回をお楽しみに




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
harryさんへ (ヴィシア)
2006-05-05 11:04:22
harryさん、コメントありがとう!

思わせぶりになってしまってアレなんですが(笑)、さすがに長くなってしまいそうだったので、前後編に分けました。

実験ゴコロ満載の、驚きの後編をお楽しみに!!(^O^)
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何かな? (harry)
2006-05-05 04:39:46
驚きの展開が気になりますね。

時間がたったらとってもいい感じになったか?

それともある食べ物と一緒だと

味わいが深まるとか?

何だろうなぁ?
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