モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今日は短いながら動画がたくさんありますよ。
2回にわたりお届けした、しゅんけい工房夏休みスペシャル・「技術専門学校でソーラーカーを作る」。
昨日の記事では二人の完成品を画像でご紹介しましたが、
今夜は最終日に開かれたコンテストの様子を動画でアップします。
ソーラーカーは自由に設計して作ってよいのですが、子供たちの志向によって大きく2タイプに分かれます。
平坦なコースでのスピードを重視するタイプと、上り坂や悪路をぐいぐい走れるパワータイプ。
なので、コンテストも2部門に分けて、平坦なコースの「タイムトライアルコンテスト」と
どこまで急な角度を登れるか勝ち抜く「登坂コンテスト」の好きなほうに参加します。
その他に、全車共通で「最優秀デザイン賞」も先生たちの選考で決まります。
しゅんけいは二人とも「登坂コンテスト」に参加。
タイムトライアルの方は、車体の軽さがカギですから、参加車両のカタチはどれもシンプルな4輪で、軽量化や空気抵抗の軽減に工夫を凝らしているのですが、
登坂の方は実に様々なデザイン、駆動系のものがあり、キャタピラあり、6輪ありの、見ているだけで面白いコンテストになりました。
ベニヤ板で作った登坂コースを、8人の参加者が一台ずつ順番に登らせていきます。
走り出したら触っちゃいけません。
ゴールラインに着いたらクリア。
そして徐々に角度を急にしていく、サバイバルレースなのです。
まずは緩い坂で小手調べ。
しゅんしゅんのご自慢「バイソン号」の登場です。
続いてけいけいの、独創的なデザインが評判の9輪車「ムカデ号」。
二人とも余裕でクリア。
このくらいなら他の子供たちのクルマも、全員パスでした。
しかし、角度が上がってくるとリタイヤするクルマも出始めます。
けいけいのムカデ号もとうとうスタートできなくて、リタイヤしてしまいました。
けいけい、くやしがることしきり。
けれども相棒・しゅんしゅんのバイソン号を応援します。
バイソン号、キャタピラの強さを生かして、ゆっくりながらも毎回手堅く登坂していきます。
しかし、重心が後ろ側にあるせいか、ランによっては前が上がって「ウイリー」状態になり、皆をハラハラさせつつも、じわじわ登っていきます。
がんばれ、バイソン号!
そして、バイソン号を含めて3台が残り、
角度はなんと、40度くらいまでつきました。
おじさん先生たちもみんな集まってきて、
「すごいなー、この角度!」
「子供の工作がこんなに登るもんなんだねぇ~」
と、わくわくしています。
固唾を呑んで皆が見守る中、バイソン号が走り出しました!
ああああ~~~!
惜しかった
結局、この回で3台中2台が脱落、勝負が決まりました。
最後に表彰式があり、スピード部門、登坂部門、デザイン部門のそれぞれの優勝者が賞状と副賞(工作キット)をいただいたのですが、
そこでサプライズが!
なんと、3部門の表彰の後、
「審査員特別賞」として、しゅんしゅんのバイソン号が受賞したのです!
しゅんしゅん、思いがけない受賞に、驚きながらもニコニコ。
拍手を受けつつ、賞状と副賞をいただきました。
しゅんしゅん巨匠、「やっぱり性能で優勝したかった」とエンジニア魂の片鱗を見せておりましたが、凝りまくった作品が電気工作のプロの先生たちに認めていただいて、とても嬉しかったようです。
帰りがけに建物の横を通っていると、わざわざ実習室の窓を開けて先生たちが口々に
「またおいでよー!(^^)/」
と二人に声をかけてくれました。
きっと、しゅんけい工房のハートが気に入っていただけたんでしょうね。
二人も「次も絶対行く!」と言っています。
ものづくりって、世代を飛び越えて
オトコたちをがっちりつなげてくれるものなんですねぇ・・・。