モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
子供たちが八ヶ岳へ3日間の宿泊研修に行っている間、私もブログをお休みして、実家のある札幌に帰省してきました。
札幌に帰るのは、2001年以来実に6年ぶり。
その時は子供たちを連れて家族で帰りました。
私の実母は私の結婚前に亡くなり、父はその後再婚して、札幌市内で引っ越しています。
2001年に帰ってから、そろそろまた孫たちの顔を見せねば・・・と思っていた矢先、私が入院してしまい、帰省ができる状態ではなくなって、そのまま今まで帰れずにいました。
ぱぴりおが札幌出張のついでに顔を出したり、去年は子供たちだけ札幌に泊まりに行かせたりしたのですが、実の娘である私はずっと帰れなかったわけです。
子供たちの宿泊研修というチャンスが巡ってきたので、思い切って6年ぶりの帰省を果たしました。
父の再婚相手・ゆうこさんも、「大丈夫なの?」とずいぶん心配していましたし、自分も退院以来一人で旅行をするのは初めてだったので、札幌の友人には特に声はかけずに、マイペースで家族と過ごすだけの旅行にしました。
それでも今回、やりたかったことが3つありました。
そのうちの一つ、「母親のお墓参り」を済ませ、
二つめ「北海道大学を見に行く」も実現できました。
私は北大理学部で、大学院(修士)まで学びました。
6年間自転車で通い続けた、広いキャンパス。
私が入院していた2004年の台風で、名物の「ポプラ並木」もだいぶ倒れてしまったと聞きました。
理学部の古い石造りの3階建ての建物も、老朽化と手狭になったことから、その裏にでっかいビルを建てて教室や研究室は全て引越し、旧建物は「博物館」にしたそうなので、どんなふうになったのか見たかったのです。
ポプラ並木遠景。ほんとですね、途中が歯抜けになっちゃってる。
右側のオレンジのビルが、新・理学部ビル群です。
ちなみに、右側の方、木のすぐ上にいる「未確認飛行物体」は、広告の飛行船です(^^;
ポプラ並木です。
普通観光客の人が見るのと反対側(上の写真の左側)から撮ると、こんなふうに立派な木が見えます。
右側からだと、大きな木が手前にないのでちょっと物足りないかも。
北大理学部、旧建物です。
北大というと、正面玄関の上に時計塔がついている農学部の建物が有名ですが、理学部もひそかにこんな古ーい建築。
学生の頃は毎日のようにここを通りました。
しかし、今や玄関が自動ドアになっていてびっくり。(笑)
理学部の中はすっかり改装されていて、なかなか充実した博物館になっていました。入場は無料です。
何しろ明治時代からの標本が山のようにありますからねぇ。
私のいた学科の実験室や学生控え室、講義室なども全て壁をぶち抜いたりして改装されていて、往時をしのばせるものは窓枠(塗り替え済み)くらいでしょうか。
「ここで徹夜で実験とかしたなぁ・・・」って場所がぜーんぶ様変わりしていて、ちょっと寂しかったです。
建物の前のメインストリートを行きかう学生たちも「これが北大生!?」とカルチャーショックを受けるようなオシャレな子がほとんど。
女の子はともかく、男の子たちが流行の帽子なんかかぶっちゃって、いい自転車に乗っているのがオドロキでしたねー。
時代は変わったなぁ・・・。
それでも、変わるものもあれば変わらぬものもあり。
理学部の南側には芝生があって、昔もあった大きなエルムの木がまだ元気に立っていました。
芝生から旧理学部に向かって撮りました。木々の向こうに建物がちょっと見えます。
季節がよくなると、この芝生で夜、学科で「ジンギスカン」をやり、ジュージューと肉を焼きつつ激しく安い酒を飲みまくったものです。
今でもやる学生さん、いるんでしょうか。
もう絶滅しちゃったかなぁ・・・。
さて、やりたかったことの3つめについては、また明日!