ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/20日 孫と行った雨の茶臼山 その4:長野県側の展望台から下る キンミズヒキ ホトトギス ウバユリ 

2015-08-26 07:18:15 | 草花
季節は夏から秋に移る境目で、花は丁度端境期のようで、目に新しいものが見当たらなくなっています。
こういう場合は、晴れていれば山の眺望に心を慰めて欲しいところですが、今回はハナからそのことは当てにしていませんでした。

こんな天気ですので、山では人に出合うこともありません。
ただ、孫と二人だけの時間を過ごしていますが、小生は良いとしても、孫のほうはきっと退屈しているに違い有りませんから、飽きさせないように気を遣ってしまいました。

幸いなことに雨は降り止んでいて、動いていると、多少は蒸すかな?・・・と感じますが、体感的にはまずまずの気象条件になっています。
長野県側の展望台に昇ってから、又、愛知県側に下りて行くことになります。


ノリウツギ ↓

展望台に昇ると、間近にノリウツギが見えました。ここのものは花の色にピンクが混じっています。



長野県側の展望台 ↓

展望台は鉄骨・コンクリート製のものでした。晴天でしたら南アルプスの壮麗な眺めが得られる場所です。



キンミズヒキ(ヒメキンミズヒキか?) ↓

愛知県側の山中を下り始めます。道端にキンミズヒキが有りました。
この種類についてヒメキンミズヒキでは?・・・というご指摘を頂いています。



ツクバネソウ ↓

ツクバネソウのガクのところでしょうか、まるで花のような色になっています。



雷岩 ↓

この日は落雷の心配はなさそうです。




ホトトギス属 ↓



これはおそらくヤマジノホトトギスでしょう。こういう花が見られるようになり、少しずつ秋が近づいてきます。



テンナンショウ属 ↓

青い実をつけて、頭が重くなり、茎を斜めにしていました。



夫婦椹(めおとさわら) ↓

何と言うことのない木ですが、はっきりサワラとありましたので、撮っておきました。
木の幹だけではヒノキと区別が出来ません。



ウバユリ ↓

今回は、ここまで、ずっと種の莢になっているものばかりを見てきましたが、やっと残っている花を見ることが出来ました。
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8/20日 孫と行った雨の茶臼山 その3:茶臼山の山頂 愛知県では一番高い場所に着く

2015-08-25 07:18:55 | 草花
”自由の広場”あたりで、標高が1270メートルくらいです。
気温は20℃前後で、行動するのにちょうど良い数値ですね。
雨は時折小粒のものが、顔に当たる程度ですが、カメラを濡らさないように、傘をさしています。
孫は母親からポンチョを持たされてきましたので、それを着ています。

ここから山中に入っていく ↓

自由の広場は芝生の場所でしたが、その最上部から山中に入って行きます。



クサイチゴ ↓

山に入る取っ掛かりのところで、クサイチゴが出てきました。



ブナの実 ↓

山道の途中でコンクリート製の展望台が作られています。その上に乗ると、目の前にブナの木の枝があり、実もついていました。


ブナの木 ↓

山道に戻り、ブナの疎林を登って行きます。




ガスが立ち込める ↓

ガスは四六時中立ち込めていたわけではなくて、時折空間を埋めます。



尾根に到着 ↓

急登をしばらく辛抱して登ると、やがて、空の中に身を乗り出す場所に来ます。
ここは愛知県と長野県の境目になります。これからは、県境稜線上を、歩くことになります。



ノリウツギ ↓

稜線上では、このノリウツギやメギを見ながら、山頂部に近づいて行きます。



山頂 ↓

二等三角点のある山頂に着きました。標高は1415mと有ります。これでも愛知県の最高峰なのです。
山頂は愛知県と長野県の県境にもなっていますが、長野県にしてみればこの高さは平凡なものでしかないですね。



マユミ ↓

愛知と長野の県境稜線を歩いて、今度は鉄骨で作られた、長野県側の展望台に行きます。
マユミに実が付いています。


リョウブ ↓

長野県側展望台の付近では、リョウブの花が咲いています。
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8/20日 孫と行った雨の茶臼山 その2:花咲き山 あたり一面橙色の花 オオキツネノカミソリ

2015-08-24 07:12:19 | 草花
登山口に、花の咲く場所まで0.6kmとありましたので、軽い気持ちで歩いていましたが、ここの600mは相当歩き手が有りました。

歩き始めてから、山道を、孫を騙しだまし歩いて、26分後にやっと、目指す「けやきの森」に付きました。
このケヤキのことを古くは「つきの木(=槻の木)」と呼んでいましたね。
それとの関連で、この付近に「月ヶ平」という地名も有りますが、語源は「槻が平」(つきがたいら)だったようです。

到着した”けやきの森”のケヤキ約130本は、人によって植えられたものだそうです。
このあたりは大栗山の上部になるようですが、今回は大栗山の山頂までは行きませんでした。

緩く起伏のある谷を挟んだ、これも緩慢な尾根を含んだ”けやきの森”全体が、オオキツネノカミソリのだいだい色の花で埋め尽くされていました。
これは気の遠くなるような幻想的な景観でした。
子供に読んであげた、童話の昔話に「花咲き山」と言うのが有りましたが、この見事な光景は”花咲き山”そのものでした。

ここのキツネノカミソリも100年以上昔に、薬草として人によって植えられたものだそうですが、今では増えて、35,000本にもなるそうです。
けやきの森に到着 ↓

ここに休憩所があり、その背後がけやきの森となります。右のほうに花のだいだい色が見えています。



近づく ↓

群生地に近づいて行きます。



花の斜面 ↓

斜面全体が花で埋まっています。



花の近写 ↓

この花はヒガンバナ科ですので有毒です。



花とお別れ ↓

素晴らしい光景とお別れします。



オタカラコウ ↓



帰り道で、来るときに見落としていた花を見つけました。流れのところまで下りて、撮ります。
孫が「腹が減った・・・」と訴え始めました。



ナツズイセン ↓

お腹の空いた子がいるので、車に戻ってからは先を急ぎます。まず面の木峠まで登り、今度は茶臼山高原道路をひたすら走ります。
高原道路の道端で、ナツズイセンを見ましたが、花が古かったようです。



クサギ ↓

茶臼山に着きましたが、アテにしていた駐車場には入って行けない様になっていました。
そこで心当たりのもう一つの場所に行き、急いで食事の準備をします。
お湯を沸かして、カップうどんとカップラーメンを食べると、登山開始です。
目の前にクサギが咲いています。



自由の広場 ↓

登り始めのところに芝生の広場が有り、ここを自由の広場と呼んでいます。
晴れた日ならば、抜群の景観の得られる場所ですが、雨仕度の今回は、山岳景観を望むべくも有りません。
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8/20日 孫と行った雨の茶臼山 その1:途中で寄り道 大栗山のオオキツネノカミソリを目指す。

2015-08-23 07:13:38 | 草花
学校の夏休みも終盤になってきた、この20日に、小学生の孫を連れて、茶臼山に行きました。
この茶臼山は、愛知県内で最高の標高を持つ山であり、涼しい場所ですので、そんなことも体験させたくて、夏休みの思い出になれば・・・と思って孫との二人旅を思いつきました。

茶臼山の地図 ↓


登山口まで片道80kmの道のりですから、子供にとっては長旅になりますね。
飽きさせないように気を配り、途中休憩を挟んだりしながら、近づいて行きます。
豊田市稲武町の分かれ道を右折して、それから1kmほど走り、左折、井山川に沿って山間の道を面の木峠目指して高度を上げて行きます。

途中にオオキツネノカミソリの案内看板があります。それによると今が花の時季のようでしたので、以前から気になっていたことでしたので、この際、寄り道していくことにしました。
大栗山の中腹でケヤキの植栽の斜面に、これもかつて栽培したものだそうですが 、オオキツネノカミソリが群生しているということです。

大栗山登山口 ↓

孫も小生も傘を差してそこまで歩くことにしました。



クサアジサイ ↓

道の脇にクサアジサイが有りました。今は花の端境期で、出合う花は殆ど無いという感じです。



林間の道 ↓

こういう空間を歩きますので、強い風も吹かずに、雨の心配だけすれば事は足ります。



ダイコンソウ ↓

拙庭のものと比べると、山のものは姿が良いですね。



コバノガマズミ ↓

花が少ないので、赤い実が目に入ってきました。実を取って食べても未だ若くて、味が有りません。



モミジガサ ↓

あたりの草に混じって、モミジガサが花を上げていました。



マタタビ ↓

マタタビの白い葉を見たので近づき、枝を良く探すと、実が付いていました。これは虫こぶのほうですね。



木イチゴ ↓

道端の木イチゴを見つけ食べてみましたが、甘さも酸味も曖昧な、おいしくないものでした。



アケボノソウ ↓

孫がこの姿を見つけ、「緑色の花があるよ・・・」と教えてくれました。これは未だ花芽のようですね。
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クマムシ プラナリア・・・・・・・想像を絶する不思議すぎる生態

2015-08-22 07:15:31 | 草花
「クマムシ」といっても、あの美声の、「♪あったかいんだからぁ~・・・・♪」とは違い、緩歩動物(かんぽどうぶつ)のほうです。

一昨日に孫を連れて、自宅から80km離れた、山に行きました。
片道だけでも2時間ほど車の道中になりますので、孫には予め、自分の好きなDVDを持ってくるように言っておきました。

そのDVDの内容が、不思議な動物の生態を集めたものだったのです。
(以下はwikiより引用しました)
クマムシは4対8脚のずんぐりとした脚で、ゆっくり歩く姿から緩歩動物、また形がクマに似ていることからクマムシ(英名はwater bears)と呼ばれているとされています。
この動物は以下にあるように、とてつもなく苛酷な環境の中でも生命を維持できる動物なのです。
  乾燥 : 通常は体重の85%をしめる水分を3%以下まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。
  温度 : 151℃の高温から、ほぼ絶対零度(0.0075ケルビン)の極低温まで耐える。
  圧力 : 真空から75,000気圧の高圧まで耐える。
  放射線 : 高線量の紫外線、X線、ガンマ線等の放射線に耐える。

地球上にこんな生き物がいるなんて驚きです。


もうひとつプラナリアですね。
プラナリア(英: Planaria)は、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称です。
プラナリアの再生能力は著しく、ナミウズムシの場合、前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、尾部側からは頭部が、中央の断片からは前の切り口から頭部、後ろの切り口から尾部が再生される。

頭に切れ込みを入れ3等分にすれば、3つの頭を持つプラナリアに再生する。
ある学者がメスを使い100を超える断片になるまで滅多切りにしたが、その全ての断片が再生し100を超えるプラナリアが再生したという逸話がある。 (wikiの引用終了)

こんなことを勉強させられながらの道中でした。
(近所めぐりの最後の部分です)
キノコ ↓

シイの木についていました。いかにも弾力が有りそうでしたので、引きちぎってみると、意外ともろくて、形が崩れてしまいました。



アメリカミズキンバイ ↓

田圃の縁でこういうものが咲いていると、あまり手入れがこまめにはされていないことが分かってしまいますが、酷暑の下での農作業は大変なことでしょうね。



ミズオオバコ ↓



前日の雨が影響して水路には豊富な量の水が流れていました。
そのために花はみな水没していて、写真を撮るには不向きでした。
流れが緩くて底の浅い場所で、必死になって探すと、何とか花を見つけることが出来ました。



サルスベリの白花 ↓

公園で見た白花のサルスベリを、今年初めて被写体にしました。



トベラの実 ↓

これも公園のものです。実を大きくしていますね。
晩秋に弾けた姿を見るのが楽しみです。
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