ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/7日 愛知(新城市)・静岡(浜松市)県境の富幕山で出逢った初夏の景色 その1:山里から山に取り付く

2014-05-21 07:10:51 | 草花
二週間も前の事ですから、季節がスピード感を持って進行している今となっては、もう大分前ということになりますが、GW明けの7日に愛知と静岡の県境に位置する富幕山(とんまくやま)を歩いて来ました。
季節は初夏入りしていて、日陰が恋しいようなそんな暑い日のことでしたが、出合った草花もいろいろあり、なかなか刺激的な山旅でありました。

今回は特別にこの道を歩こうと言う予定を立てずに、適当なところから山の中に入り、富幕山の山頂を目指して、木々の間をのらりくらりと進んでいくと言う方法を採りました。

位置 ↓

赤い線分が歩行区間です。



実行図 ↓

駐車地点から反時計回りで歩きました。



鳥瞰図(カシミールのカシバードによる) ↓

ここでも反時計回りで歩いています。



ヨウラクラン ↓

梅林の梅の古木・・・・・と言いたい所ですが、生産性の上がらなくなった梅の老木は切られてしまい、残った幹にヨウラクランが着生しています。
これは絶滅間近ですね。 家に持ち帰っても上手に育てられないので、指を咥えて見ているしかないのが残念です。



シャガ ↓

人家近くですのでこういう花も植えられていたようですが、今では荒れた感じの場所に咲いていました。



タケノコ ↓

山里には竹はありふれていますからたった一本出ていたタケノコは誰も見向きもしないようです。



黄柳野界隈 ↓

このあたりを黄柳野(つげの)といいます。写し手背後の山中に国の天然記念物に指定されたツゲ(黄柳)の木の自生地がある場所です。



大カヤの木 ↓

昭和34年に旧鳳来町(現在は新城市)の天然記念物に指定されていて推定樹齢は500年をゆうに超えているようです。 いろいろなものが着生していてそれもじっくりと調べてみたいところです。



神社 ↓

大カヤの木の横を通り過ぎてすぐに神社があります。この神社の駐車場を利用させていただきます。ストレッチをやってから歩きだしたのは、午前11時少し前で、小生としてはきわめて遅い時間の歩き初めとなりました。



ホウチャクソウ ↓

道の脇で、そこは未だ神社の境内のようでしたが早くもホウチャクソウの花が出て来ました。



川を渡って ↓

田んぼのあぜ道から山に入れるような感じがして、あぜ道をつめると小川に鉄パイプが渡してありました。これを使って山の中に入っていきます。



ユズリハ ↓

木陰にユズリハの木を見ます。



遠くに富幕山の鉄塔 ↓

山の伐採跡地に来るとそこはやや開けていて、行く手に目的地の富幕山(とんまくやま)山頂の鉄塔が見えています。



サルトリイバラ ↓

ヤブ漕ぎをするときに一番の強敵はサルトリイバラの鋭い棘ですね。それを断ち切るように剪定バサミも持ってきていますが、ここでは無駄な殺傷はせずに若い実を撮っていきます。



キンラン ↓

この地ではキンランをたくさん見かけますが、ギンランは最近殆ど見かけなくなりました。
今回も探して歩きましたがギンランを見ることはありませんでした。



モチツツジ ↓

モチツツジは花のつき方が大変散漫ですので、風采が上がらないような感じですが、それなりの美しさはありますね。



ツゲの葉 ↓

国の天然記念物ツゲ自生地のすぐ近くを歩いているわけですから、山の中ではツゲの木はたくさん見かけます。ツゲの木は決して大木にはならず、背丈はせいぜい3-4メートル以内で、幹の太さは太いものでも親指と人差し指で作った外側の輪っか位でしかありません。
こんなもので櫛はとても出来ないのではないでしょうか。



ツゲの幹 ↓

こんなほっそりとしたツゲの木ばかりが目に付きます。



ギンリョウソウ ↓

山を歩いてギンリョウソウを見るようになって来ました。
この花も随分偏って分布するようですね。



ギンリョウソウ ↓

ここで続けざまに見たギンリョウソウですがその後は出会わなくなりました。
コメント (6)
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