西尾市の八ツ面山には、去年自転車では初めて行きましたが、自転車で行くには丁度良い距離にあるので、天気も良くて、暑くも寒くもないこの時季なら最適かと思い、また出かけてきました。
漕ぎ進める沿道では花数が減り、季節は晩春から初夏に移りつつあることを実感できます。
例によっていろいろなところに寄り道しながら、つまらないものに拘ったりしながら目的地まで走り、山の麓に自転車を置き、今度は歩いて山頂まで往復しますが、道沿いに出てくるであろうと予測していた花たちが見事なまでに無くて、「季節の端境期」と言うものを実感して山から下りて来ました。
復路も勝手気ままな道選びでしたが、来る時と同じで、花の少なくなった道を良い汗掻きながら戻って来ました。
歩いた距離も含めて34.7kmの自転車によるちょっとした遠足でした。
矢作川・米津橋 ↓
家を出てから50分くらい経ちます。この橋のたもとには当地では有名な米津羊羹の老舗があります。矢作川と名鉄電車の西尾線と、背後にはこれから登る八ツ面山も見えていて、「三河」が実に色濃く見えている景色であります。
モチノキの大木 ↓
行く手に大きな木が見えてきました。お寺の境内のもので、この木は常緑樹でした。
木の種類が知りたくてお寺の方に聞きますと、モチノキだそうですが、これだけの大木ですから、市の指定樹に選定されているそうです。
モチノキならあの鳥モチの採れる木ですね。そこで落ちている葉を3枚口の中に入れて噛んで行きますと、苦さの先に口中に粘着質のものが残ってくるではありませんか。
おそらく鳥モチと同じ成分なのでしょうね。
田んぼの背後に八ツ面山 ↓
のどかな風景ですね。これから行くあの山は標高が67mで、その昔は雲母が採れた山だったそうですが、1900年に事故が有り、それ以来採掘中止して、その後も子供の転落事故などがおこったために埋められてしまったそうで、今はその面影が残っていません。
久麻久神社 ↓
八ツ面山の麓ににつき、そこに自転車を置いて、今度は徒歩で山頂まで行くことにします。
小さい山ですので、簡単に頂上につくかと思っていましたが、車道歩きをしていますので傾斜がゆるくて、大回りで歩かされます。
中腹に神社がありました。これの読みは久麻久(くまく)神社と読むようです。
この本殿は国の重要文化財に指定されていました。 創建は8世紀の頭初あたりのようです。
連理の枝の椎の木 ↓
二本の太い幹から太い枝が横に派生して、お互いに通じ合っていますね。これを連理の枝と言います。
白楽天の「長恨歌」に唐の玄宗皇帝が楊貴妃に愛をささやいた一節があり、その中に「連理」と言う語が出てきます。
曰く「天にありては、願わくは比翼の鳥と作り、地にありては願わくは、連理の枝とならん」と歌われていることから、「連理」と言う言葉が、夫婦・男女の仲睦まじいことの喩えとなったようです。
八ツ面山公園展望台 ↓
低い山ですが山体は二つに分かれ、低い方を女山((39m)、高いほうを男山と呼ぶそうです。男山の標高67.4mのその上に高さが10mくらいあろうかと言うこの展望台が設置されています。
あの展望台の上に上がってみましょう。
眼下に街並み ↓
眺望は360度ありました。 いつも邪魔するガスさえなければきっと抜群の眺めでしょう。
夏の夜ならここで街明かりを肴にしてお酒を飲むのも悪くは無さそうです。
モチツツジ ↓
山を下ります。
この花が道沿いで見つけた唯一の山の花でした。
シャガ ↓
これは神社の付近で見たものですので植栽ものでしょうね。
田んぼでノミノフスマ ↓
山の中では概ね椎の木の茂る薄暗いような場所でしたので、ブユにまとわり付かれて、おちおち出来ませんでしたので、明るい田の道に出てから休憩タイムを取りました。
目の前に小さなこの花がたくさん咲いていました。
矢作川と名豊矢作橋 ↓
矢作川に橋が掛かっていますこの橋は国道23号の名豊矢作橋といいます。
国道23号は豊橋から伊勢神宮まで177kmを結ぶ道路です。
志貴野橋 ↓
名豊矢作橋のとなりにこの橋が掛かっていました。上流側に自転車と歩行者専用の橋、下流側は車両専用の橋でこういう分かれ方をしている橋も珍しいと思います。
キツネアザミ ↓
未だ水を引いてない田んぼの縁でキツネアザミを見ました。
ハナノキの実 ↓
公園を通って帰ることにしました。 春先に赤い花を見たハナノキでしたが、今はたくさん実を付けた姿になっていました。
ウバメガシ ↓
ウバメガシは、いま花をたくさんつけていました。今年も豊作のようです。
漕ぎ進める沿道では花数が減り、季節は晩春から初夏に移りつつあることを実感できます。
例によっていろいろなところに寄り道しながら、つまらないものに拘ったりしながら目的地まで走り、山の麓に自転車を置き、今度は歩いて山頂まで往復しますが、道沿いに出てくるであろうと予測していた花たちが見事なまでに無くて、「季節の端境期」と言うものを実感して山から下りて来ました。
復路も勝手気ままな道選びでしたが、来る時と同じで、花の少なくなった道を良い汗掻きながら戻って来ました。
歩いた距離も含めて34.7kmの自転車によるちょっとした遠足でした。
矢作川・米津橋 ↓
家を出てから50分くらい経ちます。この橋のたもとには当地では有名な米津羊羹の老舗があります。矢作川と名鉄電車の西尾線と、背後にはこれから登る八ツ面山も見えていて、「三河」が実に色濃く見えている景色であります。
モチノキの大木 ↓
行く手に大きな木が見えてきました。お寺の境内のもので、この木は常緑樹でした。
木の種類が知りたくてお寺の方に聞きますと、モチノキだそうですが、これだけの大木ですから、市の指定樹に選定されているそうです。
モチノキならあの鳥モチの採れる木ですね。そこで落ちている葉を3枚口の中に入れて噛んで行きますと、苦さの先に口中に粘着質のものが残ってくるではありませんか。
おそらく鳥モチと同じ成分なのでしょうね。
田んぼの背後に八ツ面山 ↓
のどかな風景ですね。これから行くあの山は標高が67mで、その昔は雲母が採れた山だったそうですが、1900年に事故が有り、それ以来採掘中止して、その後も子供の転落事故などがおこったために埋められてしまったそうで、今はその面影が残っていません。
久麻久神社 ↓
八ツ面山の麓ににつき、そこに自転車を置いて、今度は徒歩で山頂まで行くことにします。
小さい山ですので、簡単に頂上につくかと思っていましたが、車道歩きをしていますので傾斜がゆるくて、大回りで歩かされます。
中腹に神社がありました。これの読みは久麻久(くまく)神社と読むようです。
この本殿は国の重要文化財に指定されていました。 創建は8世紀の頭初あたりのようです。
連理の枝の椎の木 ↓
二本の太い幹から太い枝が横に派生して、お互いに通じ合っていますね。これを連理の枝と言います。
白楽天の「長恨歌」に唐の玄宗皇帝が楊貴妃に愛をささやいた一節があり、その中に「連理」と言う語が出てきます。
曰く「天にありては、願わくは比翼の鳥と作り、地にありては願わくは、連理の枝とならん」と歌われていることから、「連理」と言う言葉が、夫婦・男女の仲睦まじいことの喩えとなったようです。
八ツ面山公園展望台 ↓
低い山ですが山体は二つに分かれ、低い方を女山((39m)、高いほうを男山と呼ぶそうです。男山の標高67.4mのその上に高さが10mくらいあろうかと言うこの展望台が設置されています。
あの展望台の上に上がってみましょう。
眼下に街並み ↓
眺望は360度ありました。 いつも邪魔するガスさえなければきっと抜群の眺めでしょう。
夏の夜ならここで街明かりを肴にしてお酒を飲むのも悪くは無さそうです。
モチツツジ ↓
山を下ります。
この花が道沿いで見つけた唯一の山の花でした。
シャガ ↓
これは神社の付近で見たものですので植栽ものでしょうね。
田んぼでノミノフスマ ↓
山の中では概ね椎の木の茂る薄暗いような場所でしたので、ブユにまとわり付かれて、おちおち出来ませんでしたので、明るい田の道に出てから休憩タイムを取りました。
目の前に小さなこの花がたくさん咲いていました。
矢作川と名豊矢作橋 ↓
矢作川に橋が掛かっていますこの橋は国道23号の名豊矢作橋といいます。
国道23号は豊橋から伊勢神宮まで177kmを結ぶ道路です。
志貴野橋 ↓
名豊矢作橋のとなりにこの橋が掛かっていました。上流側に自転車と歩行者専用の橋、下流側は車両専用の橋でこういう分かれ方をしている橋も珍しいと思います。
キツネアザミ ↓
未だ水を引いてない田んぼの縁でキツネアザミを見ました。
ハナノキの実 ↓
公園を通って帰ることにしました。 春先に赤い花を見たハナノキでしたが、今はたくさん実を付けた姿になっていました。
ウバメガシ ↓
ウバメガシは、いま花をたくさんつけていました。今年も豊作のようです。