風のたよりのブログ

日々にスポットを当て綴ります

湯桶と名旅館

2012年01月27日 | mono
寒い冬になると何よりも入浴時間が楽しみになります。

日本人は世界一お風呂好きと言われています。
温泉の人気は言うまでもありませんが、家庭での入浴頻度も高い。

まずは体が温まるし、体の疲れが取れ、気分がリラックスできますね。 

今まで我が家はプラスティック製の湯桶でしたが年末にさわら材の木の湯桶を購入しました。
木の匂いと自然な風合いがとても良い。



お湯を入れて片手で持ち上げるには重く感じるのかなと躊躇していたのだが、いえいえ大きな間違いでした。

何だかお湯も柔らかくなり肌に優しくなったような気さえいたします♪
これで椅子も木製にし、もう少し灯りも仄暗くすればバッチリだね。






いつだったか今日のように寒い日、京都にいながら少し敷居が高そうなイメージがあるが普段には中々行けない 【炭屋旅館】 に思い切って二人で行く事にいたしました。

それというのも旧知の知人が働いてるのでその人にも無性に会いたくなり・・・。

京都・日本を代表する三大老舗旅館といえば 【俵屋】・【炭屋】・【柊屋】抜きでは語れませんね。

炭屋旅館の外観



夏の模様替え



庭を臨む うっとりします
また、京都を代表する日本旅館として、炭屋旅館は「お茶の宿」としても広く知られています。




この炭屋旅館のある三条界隈は、かつて東海道五十三次の終着点で、多くの宿泊所が立ち並んでいました。

俵屋や柊屋などの名だたる旅館もこの同じ麩屋町通りにあります。

お料理も各部屋に一つずつ丁寧に運ばれ、素晴らしい京料理を堪能いたします。
中でも朝食の湯豆腐や気の利いた干物などキメ細やかな神経と行き届いた料理・サービスはさすがでした。

そうそう、肝心のお風呂ですが確かお風呂は高野槇で最高でありますし、お湯が時間経っても冷めないのを驚いてしまい、このことを今でもはっきり覚えています。

夜の食事を終えたころ知人と女将さんが揃ってご挨拶にお見えになったときは二人で恐縮してしまいました プッ^m^


普段の便利な生活に慣れていると、照明を落とした空間でさえ、多少戸惑いを感じられることもあるけど、仄暗い灯りの中に身を置いて暫くすると神経が集中し、気持ちが研ぎ澄まされてきます。




また、ハイテク流行りの現代ですが日本人としての美意識を蘇らせてくれるようです。