風のたよりのブログ

日々にスポットを当て綴ります

松井 冬子

2012年01月20日 | Weblog
やっと降りました。

横浜市では長い間乾燥状態が続いていましたが未明から雨がみぞれに変わり、初雪を観測しました。


日本画家・・・松井 冬子  それまで存じませんでしたが大晦日の紅白歌合戦を何気なく眺めてるとこの方の美しさが一際目立っていて釘付けになりました。

黒の紋付衣装に真紅の半襟がとてもお似合いでしたね♪

【ヴォーグ ニッポン】の2007年01月号の松井 冬子さん



一般的にはNHKの番組(トップランナー)で知った人が多いようですね。

番組の紹介文より抜粋:>今、国内外で注目を集めている気鋭の画家、松井冬子。東京藝術大学で日本画を専攻、伝統的な手法を用いながら、松井の作品は従来の日本画の枠を大きくはみ出す異色なものだ。モチーフにするのは幽霊、内臓など。時に衝撃的・暴力的とも映るその作品を通じて、松井は一貫して人間の「痛み」や「苦しみ」を描いてきた。<



美しすぎる日本画家




先ずは作品から

●松井冬子「浄相の持続」2004年




●松井冬子「終極にある異体の散在」2007年



●松井冬子「完全な幸福をもたらす普遍的万能薬」2006年



●松井冬子 「切断された長期の実験」2004年



●松井冬子「印刻された四肢の祭壇部分」2007年





多くの人が絶賛されるように彼女の作品の魅力をあげるとしたら、やはり線と透明感のある彩色といいうことになるのでしょうか。

描かれている対象は衝撃的で、暗く静かな画面から、強い情念を感じます。

中でも私は「完全な幸福をもたらす普遍的万能薬」が目を引きました。




興味のある方は:~美とグロテスクが織り成す息をのむ世界~
        【松井 冬子展】横浜美術館