風のたよりのブログ

日々にスポットを当て綴ります

小田原のういろう

2011年05月08日 | 美味しいもの
私たちが横浜・上大岡で小さいながらもお店を開いたのが丁度10年前になりますが、私たちより先に(23年くらいかな?)上大岡に住む先輩のTさん(外人で英語教師)がいます。

そんなTさん毎日のようにあちらやこちらの店に神出鬼没で地元の事情にやたら詳しいの。

先日GW中に小田原に行ったらしくこんなお土産を貰いましたがアレレ何これ?



確か、小田原に行くと言ってたんだけど・・・?プッ^m^ 彼のジョークらしい。



小田原のういろうでした。あれっ、【ういろう】って名古屋の青柳のういろうは知ってましたが小田原とは初めてです。

そこで前から不思議に思っていた歌舞伎十八番でもある外郎売【ういろううり】は昔から存在していたこんなお菓子の【ういろう】を売り歩いていたとばかり思い込んでいましたプッ^m^

まずは見事な口上を見てね。


外郎売


あのお騒がせ海老蔵のお父さん市川團十郎演じる歌舞伎十八番の一つですね。

詳しく調べると外郎は元々は中国から伝わった薬のことだそうです。

お菓子の外郎は名古屋、京都、山口などが有名ですが、元祖は外郎家だそうです。
外郎家は代々一子相伝で、外郎と言う名字は日本で唯一つだそうです。
小田原の【ういろう】では、薬とお菓子の両方が売られています。

おっちょこちょいの私だったら小田原城と間違えそうですがここでお菓子と薬が販売されてるようです。



そんなことを知り、長年の謎が解けて改めて口にした黒糖の【ういろう】は格別の味がいたしました。