BIKEBIND自転車日記ブログ2

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さらに一歩先へ! ジップ・ファイアストライク404カーボンクリンチャー登場!!

2014-07-20 22:43:00 | ホイール
近年のワイドエアロリムの先駆者ジップが、さらにホイールを進化させます! ファイアクレスト404の幅(外~外)が24.73ミリだったのに対して、ファイアストライク404は26.4ミリとなります。


















http://www.zipp.com/wheels/404-firestrike----carbon-clincher/
http://www.roadbikeaction.com/Features/content/313/8122/First-Look-Zipp-Firestrike-404-Carbon-Clinchers.html
http://www.slowtwitch.com/Products/Zipp_unveils_Firestrike_404_wheels_4398.html



そうか、2010年にファイアクレストが出てからもう4年も経つのですね。他のホイールメーカーが今でもファイアクレストに追随するか否かという位なのに対して、ジップは遙か先を見つめているようです。

一般的なMTB用XCリムのマヴィック・XC717ディスクの幅が23.4ミリなので、さらにハードな仕様を想定したENシリーズの521ディスクの28ミリに迫らんばかりの勢いです。エアドラッグの軽減もそうなのですが、タイヤの変形量の少なさもメリットの一つとして掲げています。

さらに表面処理によってブレーキ力も拡大。ジップの専売特許であるディンプル加工も波打つように配され、一層の整流効果をもたらしているようです。

ヨーアングルからの空気抵抗を見てみると……、0度から10度まではファイアストライクの方が低く、10度から18.5度まではファイアクレストの方が低くなるようです。その先はまたファイアストライクの方が低くなります。

ふむふむ、非常に興味深いです。要するに部分的には旧モデルを下回る部分があるとしてもそれ以上にボリュームゾーンで魅力あるということなのでしょう。真横に近い風向きや荒れ狂った風向きならば、もっと低いハイトのホイールを選べば良いと言うことなのでしょう。

難点があるとするならば、対応フレームとブレーキです。もうこれは合わせてみるしかありません。特にブレーキはいち早くワイドリム対応としたシマノや同じグループでテスト済みであろうスラムに対して、ここしばらく変わって居ないカンパがどうなるかが心配です。先日出て来たボーラやゼロナイトなども幅広路線を踏み出しているので、対抗策はあると思いたいのですが……。単純にラージタイプに近いものをオプションで出してくれるだけで良いのですが。

このファイアストライクは、またもや多くのメーカーの見識を問う試金石となりそうです。


2015 フルクラム・レーシングゼロナイト登場!

2014-07-20 02:04:00 | ホイール
ボーラの新型が登場してきたので、こちらも。













http://blog.wiggle.com/2014/06/29/win-a-pair-of-the-new-2015-fulcrum-racing-zero-wheelsets/
http://www.duckingtiger.com/2014/06/30/fulcrum-racing-zero-nite-debut/

■スペック
●リム クリンチャー対応 フロント:高さ26ミリ/幅25ミリ、リア:高さ30ミリ/幅25ミリ-プラズマ酸化電解処理
●スポーク 16本 21本2to1 アルミ
●ハブ カーボンボディ、アルミフランジ、USBベアリング
●重量 フロント607グラム、リア813グラム

シャマルミルとほぼ同等品と考えて良いかと。リムにプラズマ電解酸化処理を施した、ハイパワーブレーキ、高耐久モデルです。実はカセットボディにも同様の処理がなされ、HGモデルもアルミ化しています。名前のNITEが示すとおり、KERONITE加工で間違いないでしょう(ロックショックスボクサーやマヴィックのあれ)。似たような色でハードアルマイトがありますが、今の時代、耐久性が向上してもブレーキングが落ちてしまう加工に敢えて戻す理由はないでしょう。

ハブなども変更がなされて、軽量化しています(旧モデルが1435グラム、ナイトは1420グラム)。このモデルはUSB仕様です。カルトベアリングではありませんが、こちらもセラミックベアリングを採用していてよくまわることでしょう。

今回のナイトモデルにはチューブレスバージョンが存在しないようです。同時に発表された通常のレーシングゼロはクリンチャー&2ウェイフィットを揃えるんですけど……。フルクラムアルミ最上級ホイールがこうなっているのは、カンパがチューブレスの未来をそう考えているのか、はたまた今回のタイミングで発表できないほど苦戦しているのか……。どっちでしょうね? この処理を施せば確かに摩擦係数は変わるでしょうから、それが今までのチューブレスタイヤと合うか否かは不明ですし。

さらに重要なのはリム幅の変更です。前後とも25ミリになっています。旧型は確か22ミリだったはずです。重量的にはほんの少しの違いでしょうけど、この寸法の差はかなりの違いとなって走りに影響をもたらすでしょう。シマノのブレーキが25ミリを基本想定としているので、当然と言えば当然の変更です(業界最大手の力は凄いです(笑)。

おそらくアルミホイールとしては来年のマヴィック・キシリウムとガチンコ勝負となる製品です。マヴィックの方が少し軽量ですが、こちらはセラミックベアリングを搭載しています。

さて軍配はどちらに!?



水アレルギー

2014-07-20 00:10:00 | その他
これは大変ですね。

以下引用

花粉症、ホコリアレルギー、そばアレルギー、猫アレルギーなどこの世界にはさまざまなアレルギー症状が存在します。発症すると鼻水や咳が出るなどと言った比較的軽い症状のものから、口にすると死に至る重篤な症状を引き起こすものなどがあります。

【アレルギーは食べ物で悪化する「アルコール」「スパイス」】

自分がアレルギーであると気がつくのは、たとえば歯医者で治療した後に具合が悪くなって、治療で使った金属がアレルギーを引き起こしているとわかるなど症状が出てからわかるのが普通です。

イギリスのある女性は上記のどんなアレルギー症状よりも、辛く厳しいアレルギーを持っています。バーバラさん(43歳)が煩っているのは水アレルギーというもので、2億3,000万人にひとりの割合で発症するそうです。

バーバラさんの水アレルギーの症状が始まったのは彼女が20代の時。水を飲んだとき息苦しく、体に湿疹が広く出るようになったそうです。最初はその程度の症状だけだったのですが、2013年になるとシャワーを浴びるだけでひどいショック症状を起こすようになってしまいました。

担ぎ込まれた病院で、水アレルギーとの病名がでました。

水アレルギーの原因はまだ明らかになっていませんが、とにかく水に触れるとショック症状が起きてしまうので、その生活は壮絶なものとなりました。

汗をかくのも、泣くのも命にかかわってくるので絶対にすることができません。心動く映画やドラマなどから遠ざからなければならない彼女の苦しみはいかほどでしょうか。

また雨の日の外出はもってのほか、シャワーは一週間に一度だけ、しかもたった一分だけしか浴びられないのだそうです。

バーバラさんのアレルギー症状がいつか収まることを願いたいですね。感謝なことに、彼女の夫は献身的に彼女を支え続けているそうです。

アレルギー症状は悪化することもあるので、何かのアレルギーの疑いがあるときは早めに病院で受診するようにしましょう。

‘Rain, sweat and tears could kill me’: Mother tells of daily battle with extremely rare allergy to WATER
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2677824/Rain-sweat-tears-kill-Mother-tells-daily-battle-extremely-rare-allergy-WATER.html

http://woman.mynavi.jp/article/140719-50/
引用終わり

この記事を読んだとき、正直目を疑いました。だって水ですよ? 何日か摂らなかったら命に関わる、ほとんどの生命に必須なあの水ですよ? 降りかかる雨やシャワーに対してならともかく、自分の汗や涙に対してもショック症状が起きてしまうとは……。

長距離を走る自転車乗りには水分は必須です。里山を走るMTB乗りだってボトル1本は必ず持っていくでしょう。私も過去に脱水症状を起こしたことがありますが、とてもつらいものです。

昔フランスを走った時、その年は猛暑だったらしく何万人かの死者が出ていました。それは日本に帰ってきてから知ったのですが。その時は暑さのあまり、一日8リットル近くの水を飲んでいました。通りかかった店に冷えたコーラがあったなら、500ミリリットルを2本は飲んでいましたね。そうしないと本当に死んでしまいそうなくらいの経験でした。それができないなんて……。もちろん運動をしていたときの自分と比較するのはおかしなことなんですが。

世の中にはまだまだ知らない事が沢山あるんですね。この記事の方がなるたけ平穏な日々を送れることを祈っています。



カンパニョーロ・ボーラモデルチェンジ! ワイドリムデザインに!! &シャマルミル登場

2014-07-19 03:59:00 | ホイール
ボーラが久々にメジャーアップデートです。もたらされた恩恵は『ワイド&ライト』。今まで20.5ミリであったリム幅が24.2ミリに拡幅されます。

驚きました。ボーラの35タイプが出て来たのはつい昨年の事だったはず。わずか1年で変えてくるとは……。




ボーラウルトラツー35




ボーラウルトラツー50


ダイヤモンド処理用の専用パッド




ボーラワン35




ボーラワン50




シャマルミル


すでに発表されているフルクラムのナイトバージョンと同様と思われる表面処理。どうやらプラズマ処理らしいので、エグザリットと同じ効果が……?
http://www.bikeradar.com/news/article/redesigned-campagnolo-shamal-mille-bora-wheels-launched-41760/
http://www.bikerumor.com/2014/07/18/campagnolo-bora-carbon-wheels-get-wider-lighter-plus-new-braking-surface-w-shamal-mille/#more-82298
http://road.cc/content/news/124181-campagnolo-launch-new-bora-50-wheels-wider-rim-profile-and-improved-braking



ボーラ35は非常にバランスに優れ好評を博しているホイールです。さすがカンパとうならされた人も多いでしょう。しかし昨年はすでにワイドリムエアロタイプホイールを各社こぞって出していました。そこに投じられたボーラ35を見て「ああ、カンパは細身のままの路線なのか」と理解していました。

しかし! 変えてきました!! ほぼ世界のスタンダードになりつつあるこのワイドリム化の流れには逆らえなかったということなんでしょうか。しかもブレーキ面は非常に良く効くと評判のダイヤモンド処理になり、シャマルミルにもパッドを交換することなく使用することが出来るとか。カンパは流行のハイパワーブレーキへの回答として、キャリパーに手を入れることなく、ホイール面でアプローチしようとしているのかもしれません。

プラスして、全体の重量も軽くなりました。

■ボーラウルトラツー35 1179グラム
■ボーラウルトラツー50 1267グラム
■ボーラワン35 1223グラム
■ボーラワン50 1313グラム

うお! ハイペロンが1220グラムだったはずですから、それをも凌ぐカンパ最軽量ホイールとなりますか。リム部分をかなり見直したみたいですね。かなり良さそうなモデルです。

なんだか二年連続で最注目ホイールが同じというのも不思議な感じがしますが(苦笑)、それでも目が離せないこと間違いなしです! 50の方もさらに磨きが掛かっているんでしょう。

恐るべし、カンパ!!!


シリカ新ポンプヘッド、ヒロ

2014-07-18 00:03:00 | 自転車
シリカの新型ポンプヘッドです。非常にキレイですね! ……しかし、しかし? あれ? どこかで見たような????









仏式バルブチャック ステンレスモデル


米式用バルブチャック


バルブエクステンダー
http://www.bikerumor.com/2014/07/15/silca-unveils-heirloom-quality-hiro-locking-presta-valve-for-floor-pumps/
http://silca.cc


シリカといえば、時代を超えて愛され続けて居る自転車用フロアポンプの定番中の定番です。これと双璧をなせるのは、ゼファールのハスキーくらいでしょう。シンプルな構造だけにタフネス。一般的にはパッキンを交換するだけで一生持ちます。これこそ孫子に残せるお宝です(笑)。

しかしずっと変わらない訳ではありません。年を追うごとに細かなマイナーチェンジを繰り返しています。特にポンプヘッドはそうです。今は……、真鍮製のぶっさすタイプが付いているんでしょうか? あれは根本を緩めると米式になるものもあります。ステンレスモデルがあるのは、本国サイトを見て初めてしりました。良いですねえ(笑)。

でも日本ではシリカを購入するとベテランなら大体の人が施す改造があります。それはポンプヘッドをヒラメにすることです。これで完璧!

今回、このポンプヘッドを見つけたとき大体の人が「ヒラメやないかーい!」という突っ込みを入れたことでしょう。私も入れました(笑)。なので本国サイトに行ってみたのです。仏式と米式の知らないヘッドもあったので収穫もありました。

そしてこのヒロの部分を読んで見たのですが……、あ、これシリカ自身がヒラメを参考にしたと言っていますね。なんでもCSCのメカニックが使っていたとか。片手で作業が完結するため便利であると。しかしヨーロッパでは手に入れるのが困難で、ヨーロッパのメカニックのために是非作ってくれと切望されたそうです。名称もHEROと日本語のヒロを引っかけたようです。

このヘッドはアメリカ製で、総ステンレスで出来ています。内部のガスケットはゴムではなく、エラストマで出来ています。そして25年保証(!)というとんでもない保証が付くようです。

良い物はどこに行っても評価を得るんですね。パテントは……、えー、知りません(苦笑)!