BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2012 ボントレガー・D3ホイールデビュー!

2011-09-03 21:24:00 | 自転車
今までのグラフィックとは180度趣を変えた、シンプル且つ控えめなデザインとなったボントレガーホイールが今年あちこちで確認されていましたが、どうやら見かけだけではなく、まったくの別物のようです。




http://www.roadbikeaction.com/Tech-Features/content/67/4725/Being-There-Eurobike-Tech-Report,-Day-Two.html
http://www.newsbikes.com/article-eurobike-2011-photo-partie-8-corima-specialized-ffwd-trek-colnago-bmc-83237916.html

今までのボントレガーカーボンホイール・アイオロスシリーズは、ノーマルハイトのOCLV製リムにヘッドにカーボン製カウルを着けてもらうという形式でした。マヴィックのコスミックカーボンと素材は違えど同じ作り方ですね。カウル部分は剛性メンバーに入っていません。スポークは内部のベースリムで固定されていました。

ボントレガーホイールは非常に高い評価を得ていますが、これ以上の発展の余地がなかったかというと、やはりありました。外周部は軽いにこしたことにありませんから。もちろん剛性面をクリアした上での話です。

そしてこの新ホイールは完全に中空構造のリムとなったようです。もちろん軽くなっているでしょう。

さらに新技術『D3』はデュアル・ディレクション・デザインの略。ここが新モデルの最大のキモです。注視したのは空力です。ディープリムより高い空力性を新ホイールに持たせたのです。ま、90㎜なんてラインアップを持っていますけれどね(苦笑)。

完全なことはまだちょっとわかりませんが、トレックのTTバイク・スピードコンセプトと同じように『カムテール理論』が使われていると思われます。厚みを持たすことで、風下の部分をざっくりと切り落としても乱気流も生み出さないというヤツです。

と言いつつもちと違うようです(苦笑)。そもそもカムテール理論だけだとホイールの後方だけしか説明できません。このD3は前方の気流も制御するようです。細かいことは後日ですね。

ハイトは35、50、70、90㎜。各々にチューブラーとクリンチャーが用意されているみたいですね。また9色のデカールを用意しているようです。全てアメリカ国内で作られるそうです。OCLVカーボン製です。OCLVカーボンはアメリカから外に出さない門外不出の技術ですから。

ロードホイールとしては、2012年屈指の注目作となるでしょう。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿