どう考えたらいいのやら……?
レンズスポーツ・29er DH
えー、直線番長ですね。
ということはレースでは役に立たないということです(苦笑)。
29erホイールはジャイロ効果が大きいのです。それが走破生の高さにもつながり、リジッドでもかなり上りに強くなる理由の一つでもあります(他にも障害物に対しての角度など色々です)。
すなわち小回りが利かないのです。フォークのオフセットなどで多少調整は出来ますが、特徴そのものを消すことはできません。
高速コーナーリングの連続であるDHは切り返しの連続です。向かないのは自明の理です。
さらにこのバイクはトラベルをデチューンしてあります。既製品のなかでやろうとしたからでもありますが。
結果、7インチトラベルに抑えられています。
でもですね、良い点もあるんですよ。それはいい意味でバイクに任せて走っていけること。下りのテクニックが自信ないと言う人には、このバイクはお勧めです。
サスペンションとホイール径には密接な関係があります。それは足回りとはホイール、サスペンション、ブレーキ、タイヤが連携を取れて初めて真価を発揮するからです。それはデメリットを消す方向に働いたり、より高次元な性能に至ったりすることも意味します。
ホイール径が大きければサスペンションはストロークを短く出来、ホイール径が小さければサスペンションを長めに取ります。こうすることで走破性のバランスを保つのです。ホイールが小さいといくつかメリットがあります。絶対重量の低下、空気抵抗の削減、タイヤそのものの転がり抵抗の縮小、バネ下重量の軽量化によるサスペンションとバイクの操舵性の向上。
これを最も体現しているのはアレックスモールトンですね。趣味性が高いバイクですが、リアルレーサーの側面のあります。
しかし小径車に乗ったことがある人なら、その不安定さを知っているはず。オンロードならともかく、オフロードではその不安定さはかなりのデメリットになります。そう、アスファルトの上では関係ない走破性という性能がオフロードでは輝いてくるのです。実はこの要素、すんごい大事です。
昔日本に入っていたモデルはBB同軸のモデルでしたが、これは違うようです。しかしホームページを見ると、装でないモデルもラインナップしているようです。29erでもオーソドックスなモデルや26インチのクロスカントリー、オールマウンテンモデルもあります。
http://www.lenzsport.com/AllMountain.html
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