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ジャイアント・NEWエアロロード、プロペル&エンヴィ登場!

2013-01-26 00:06:00 | 自転車
テオ・ボスやマーク・レンショーが関わったジャイアントのエアロロードがついに完成してたようです。

……スローピングじゃないです!


プロペルアドバンスドSL0(1かも……)


プロペルアドバンスドSL3


エンヴィ(プロペルの女性用モデル)











[[youtube:Yi5KG2yuf-Y]]




http://www.bikerumor.com/2013/01/23/giant-propel-aero-road-bike-unveiled/#more-53787
http://roadcyclinguk.com/news/gear-news/giant-propel-advanced-sl-3-1354.html#slide-5

ジャイアントロードの基礎は鬼才マイク・バローズが築きました。トップチューブを思いっきり下げたスローピングロード(コンパクトロード)です。それまでもこの設計はありましたが、今現在、各社が採用しているこのデザインはこのバイクが源流の一つとなっています。空力化、軽量化、剛性の確保、サイズの統合化などメーカーにとってはとてもメリットの大きい設計です。ジャイアントはそれまで10ミリ刻みか1インチ刻みだったロードバイクのサイズ設定を大幅に減らすことに成功し、自転車の難しい点であるサイズのストックという問題をほぼ克服しました。もちろんこれがすべてにおいて正解だとは言いませんけど。

新作プロペルまではマスドロードすべてにこの路線を踏襲してきました。ところが今回は違います。TTモデル・トリニティでも採用されていますが、トップチューブをホリゾンタルに戻して来ました。今までの主張を否定するかのような新デザインですが、空力実験ではその成果が出ているようです。サーヴェロを越える空力とはすごいもんです。TCRなどは非常に高い剛性を持ちながら、細身のシルエットとしてきました。プロペルはそれらとは一線を画する太いマッシブなデザインとなっています。ダウンチューブなどを見ると丁度真ん中あたりからBB部に掛けて四角形状に変化させています。おそらくカムテールデザインを取り入れているのでしょう。

ただ文面を見ると、トレックやスコットのカムテールデザインではなく、ティアドロッププロファイルとなっています。確かにフロントフォーク、シートチューブ、シートステーは後ろ側のシェイプがとがっています。……ふむ、これはどちらかというとキャニオンのトライデントシェイプに近いのかもしれません。詳しく比較してみたいですね。シートチューブはインテグラルシートポストに続いていますが、後輪に沿ったシェイプとなっています。もちろん空気の整流を考えてのことでしょう。

ケーブルはトップチューブのヘッドよりからの一斉引き込み型。エアロロードに良くある形状ですが、これはおそらく電動式をもって完成となるでしょう。ワイヤリングが厳しいことに変わりありませんから。

ブレーキはフロントフォーク裏側とリヤは従来の位置に。なによりテクトロと開発したというVブレーキ型形状はフレームに完全に溶け込み、フレームとトータルで性能を発揮します。独自設計ですから、レバー比なども変更できます。ひょっとすると良く効くようになっているかもしれませんね。シマノとカンパ、さらにはディスクブレーキ&油圧ブレーキがライバルとなるでしょうから、頑張っている可能性は高いです。

さらにステム&ハンドルも一体化した空力特化タイプのようです。前面投影面積はかなり狭いでしょう。

ただ……、ホイールはP-SLRのようですね。DTスイスのハブを使ったクリンチャーホイールなので悪くはないですけど、フレームに対する格付けとするとちょっと厳しいかと。やはりフルカーボンのエアロチューブラーホイールが相応しいでしょう。ジャイアントなら作れないはずはないんですけど……。このホイールは練習か通常使用という感じで、決戦ホイールは他の用意してくれ! ということなら納得がいきますね(笑)。

データによると40キロの距離で12~36秒の短縮につながるとか。トレックの7シリーズを皮切りに、動き始めた新世代ロード達。このプロペルは2013年、最強の一角となること間違いないでしょう。



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