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ノーパンクタイヤのニューカマー、エナジー・リターン・ホイール

2012-10-27 13:29:00 | 自転車
おお、なかなかユニークなノーパンクタイヤですね。

ERW(エナジー・リターン・ホイール)

チューブの代わりに発泡ゴムやボール、シーラント材を入れない、新しいタイヤです。










http://www.bikerumor.com/2012/10/26/airless-mountain-bike-tire-no-tubes-no-pumps-no-problem/#more-51130
http://energyreturnwheel.com/

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クルマではダンロップやコンチネンタル、ブリヂストンも似たような形状のタイヤを出しています。ただしこれらはランフラットタイヤといって、サイドケーシングに補強材を取り付けることで万が一パンクに遭遇してもある程度走れるようにという目的なので、このERWとは構造は似ていますが、ちょっと意味合いが異なります(さらにこれらのどれかは忘れましたが、ホイールに受け止める台のようなものを付けているタイプもあります)。

これと似たようなアプローチは今までもありました。ミシュランはハブ部から放射線状に樹脂を張り巡らしていました。火星探査機・キュリオシティーのホイールも同じコンセプトです。このERWはそれを90度横にした感じです。極端な言い方をすれば、サイドを強化することでリーフスプリングの集合体のように機能させているということですね。

予想に過ぎませんが、このERWはフルサスでないと厳しいでしょう。空気が入ったチューブとはショック吸収性や剛性のバランスに秀でています。ウレタンなどのノーパンクタイヤは衝撃をいなすことが出来ず、結局フォークやフレームにダメージが行ってしましますから。なんだかんだで空気式のチューブがなくならない由縁です。

しかし! パンクをしないというのはかなり魅力的であり、かつ絶大なメリットがあります。パターンに選択肢が出てくれば……、一定の支持を得ることが出来るのではないかと。ロングライドなどでパンクは絶対にしない! というのは最高のお守りですからね。

あとですね、カーボンのクリンチャーリムにも良いかもしれません。空気の内圧でリムが広がる力が掛かりませんから。ふーん、こう考えるとメリットはまだまで出て来そうですね(笑)。


ミシュランのやつはこんなのでした↓






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