BIKEBIND自転車日記ブログ2

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リンスキー・プロ29

2013-11-23 22:37:00 | MTB
このプロ29にもリンスキー独自のヘリックス加工が施されています。しかしそれより目を引いたのは……、チェーンステーのBB側です。非常に凝った板材を使用しています。こういう彫金などは、クロモリ、アルミ、カーボンよりも、チタンが一番似合っている気がします。












http://www.zetatrading.jp/product/lynskey.html
■スペック
●素材 3/2.5チタン ヘリックス加工 44ミリヘッドチューブ
●サイズ S、M、L、XL 
●価格 28万3500円

29erで、シングルスピードにも対応出来る可変エンドになっています。リンスキーってとても良心的なメーカーだと思うんです。各サイズでちゃんとジオメトリーを変えていますし。とくにチェーンステーを各々独自に設定しているのは大手では出来る事ではありません。それでいてなかなかお手頃です。もちろんこれより廉価なチタンバイクもいっぱいありますが、ライトスピード直系の手を抜かないモデルがこの価格とは……、いや、素晴らしい。

そして板材で剛性とクリアランスを両立したBB周りなど、非常に手が込んでいます。そこの彫金を施すなんて遊び心も持っています。クランクを取り付けてしまえば、ほとんど見えないところなのに……。こういうのを粋というのでしょう。


彫金と言えば思い出すバイクがあります。それはマーリンです。




















シエロ

















サイレン
http://werkstattcycle.blogspot.jp/2013/07/rare-merlin-lunaris-cielo-titanium.html
http://pedaldamnit.blogspot.jp/2007/07/merlin-cyrene-ageless-grace-in-motion.html

私、かなり長い間シエロをマギアだと間違えていました(汗)。当時はちゃんと覚えていたはずなんですけどね。

チタン部分をラグになぞらえ、コンチネンタルラグをもしのぐ芸術性を宿したカーボン×チタンのハイブリッドモデル・シエロ。

フルチタンフレームで、一切の妥協を廃した全身彫金のサイレン。

当時はかなり行き過ぎだと思いましたが(苦笑)、それでも惹かれるものがありました。両方とも今でも欲しいバイクです。もったいなさ過ぎて、部屋で飾って、ニマニマしそうです(笑)。

チタンバイクの本当の始まりがテレダインとすれば、マーリンは頂点だった気がします。やはりマーリンは尋常ではなかったと。もちろん今のチタンバイク達も悪いわけではありませんけど。色々なところに売却され、このシエロとサイレンの時代も本当の意味でのマーリンのエッセンスは薄れていますけど、それでも名作だと思います。今はエクストラライトやちょいちょい他があるだけですから。ま、価格もかなりぶっちぎっていましたが(苦笑)。

リンスキーはそのマーリンと同格に達することが出来る数少ないメーカーかなあと思っています。もちろんパッソー二やネーヴィも悪くないですけどね。



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