BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2010 スギノ

2009-12-31 19:56:00 | 自転車

OX801D


XCD801D


ZX801D


どことなくFSAっぽいデザインですね


インナーにスモールギアを取り付けるために、もう一つねじ穴を用意している。スギノはこれをコンパクトプラスと呼んでいます

スギノ

ですね。ちょっと心配してたんですが、ほうほうほう。いいじゃないですか。

スギノの美点は

ギヤの歯数は
その人によって違う


という当たり前のことを、より広い範囲で汲み上げているところです。シマノが歯数を最大公約化して、変速瀬能を上げることに腐心したのとはまったく逆のスタンスと言えます。

結果として剛性、変速性能、精度といったほぼ全ての分野において後れを取ってしまったスギノですが……。ニッチ製品として頑張って欲しいです。

IDS30とIDS24はBBシャフトの太さで分けられているようです。



今回は

IDS30シリーズ

EXP110-801D 
PCD110mm Qファクター145mm BB30対応 165~175mm(2.5mm刻み)52×36、50×34、48×34、46×36、46×34


IDS24シリーズ

XCD801D
PCD110mm Qファクター147.5mm 160、165~175mm(2.5mm刻み)52×36、50×34、48×34、46×36、46×34

OX801D
PCD110/74mm Qファクター145mm 160、165~175mm(2.5mm刻み)52×36、50×34、48×34、46×36、46×34

ZX801D
PCD110/74mm Qファクター156mm 160、165~175mm(2.5mm刻み)42×28、42×26、40×28、40×26 MTB 2×10、2×9対応


歯は様々なタイプが用意されているので、外見はかなり変わります。しかし基本は110mmのコンパクトタイプと110/74のコンパクトプラスということになります。まあ、昔のMTB規格の使い回しなんですけどね。


私の最大の注目はZX801D です。

サードパーティのちゃんと使えるMTB用フロントダブルは初めてかもしれないですね。Qファクターが専用に狭くなっているところがグッドです。

選択肢としてアリな製品でしょう。


失敗のオブリー

2009-12-31 02:49:00 | 自転車
以前再度アワーレコードに挑戦する

グレン・オブリー

のことを書きましたが、

中止

になってしまったそうです。

ありゃまあ。

もともとうつ病などを持っていたらしいのですが、ちょっと心の塩梅がよくないみたいです。

ゆっくり休んで欲しいです。

私は何時までも待っていますし、挑戦しなくてもいいですから。彼の人が頑張る姿が好きなんです。



アレックスサンジェビルダー死去

2009-12-31 00:33:00 | 自転車

http://www.cyclestyle.net/news/detail/3769.html


エルネスト・スューカ

現在はどこかに買い取られていたと聞いていたので、このような古参のビルダーさんが残っていたとは知りませんでした。
フランス・
アレックスサンジェ
のビルダーさんです。2009年12月22日に亡くなられたそうです

私旧車が特に好きというわけではありません。

むしろあまり好きでは無い類です。旧時代に拘り続けるスタイルが好きではないのです。自転車という『機材』という物に対して、『美』と『様式』とだけを追求しているからです。

しかしルネエルスやアレックスサンジェが生み出されたときは、現在のような扱いではありませんでした。実際女性レーサーが駆り、見事レースで勝利を収めていたのです。当時においては紛れもなく可能性を追求した自転車だったのです。

日本のランドナーの流れ、北米でのスチールバイク、シティバイクの流れはこれらのDNAがあると言っていいでしょう。

いうなれば、トラックを一生走れないピストバイクというところでしょうか。あまりにも不憫な気がします。

自転車単体としてみた場合、サンジェは面白いです。どれがオリジナルでどれが昔からの伝統の引き継ぎなのかはわかりませんが、自転車を良くしようという情熱に溢れています。一人の自転車好きとして、メカニックに少しでも関わった人間として尊敬に値します。


息子さんのオリビエ・スューカ氏が後を継いでいるそうです。

ご冥福をお祈りします。