BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

あ、そうそう

2009-12-30 23:37:00 | 自転車


これもバールのチェーン切りなんですが、カンパニョーロ11速対応です。

高いです。

うーん、やですね、こういうの。

チェーン切りなんか絶対に安く作れるんですよ。結局寸法の違いでしかありませんから。でもカンパが出してきたのは2万円を切るような高額な工具です。必須工具なのにですよ? バールは1万2000円くらいらしいです。

ところが今回の11速はカンパの高級ラインしか存在しませんでしたし、やっとサードパーティが出てきてもやはり高く、ショップツールの大きさです。

ぼったくりですよ

ふざけてんじゃないですかねえ?

なによりも携帯できるサイズが無いというのは本当に気に入りません。メーカー曰く、適切にチェーン接続をすれば、切れることはないだそうなんですが、

は?

という感じです。トラブルは絶対に起こるんですよ。それは場所を選んでくれないのです。実際に切れた話も聞いていますし。カンパニョーロの工具を揃えた店の前だけでトラブルが起きてくれるはずはありません。更に言うならカンパニョーロの特殊工具を揃えている店はごく一部です。

チェーンはブレーキパッド、タイヤに継ぐ消耗品の代表格です。こんなところくらい、サイクリストなら自分で好感が出来るべきです。でも11速には高い壁があります。

早くパークかホーザンあたりが廉価版と、携帯版を作ってくれませんかね。さらに緊急用として、ミッシングリンクの11速版がほしいところです。

VAR本格上陸

2009-12-30 22:23:00 | 自転車






今までも日本には入っていたんです。でもあまりにも小さな問屋……というか、ネットワークのない問屋だったので市場ではほとんど見かけませんでした。

ですが今度は本格上陸です。

VAR

と書いて

バールと読みます。おフランスのメーカーです。

一般のユーザーも購入することができるでしょう。通信販売でも有名なタキザワが扱うことになったのです。ちなみにディアドラのシューズも販売権を得たみたいです。

自転車の工具メーカーといえば、カンパニョーロ、シマノ、ホーザン、パークツールなどが有名ですが、他にもシルバ、サイクラス、ホープ、BBB、ペドロス、リフ、バイクハンド、アイスツール、ジャグワイヤ、レザイン、ミノウラ、バーズマンといったところでしょうか。

もちろん定番の工具メーカーもありますが。

昔からの自転車乗りなら、バールというのは定番中の定番商品でした。

ここの製品は安い製品ではありません。ですがそれでもなお選択される品質があります。

一番好きなのが、振れ取り台ですね。

大学の頃色々お話を聞いた自転車屋さんが使用していました。


(うーん? これではなかったような……。まイメージということで)

その価格なんと20万円! 縦振れ、横振れコンマ単位で調整できました。まぎれもなく世界最高峰の振れ取り台です。最近はDTがごっついのを出していたような……?


そうそう、これです。

振れ取り台以外にも、刃物系も回し物系も充実しています。一般ユーザーには不要ですし、カーボンフレームでは不要な工具が増えましたが、それでもバールの魅力は変わらないでしょう。


http://www.vartools.com/




ゲイターブレーキ・でもバイク

2009-12-30 14:37:00 | 自転車


ふう、疲れまして……、撃沈……。

ゲイターを探していたら、こんなのが出てきました。

どこかのショーに出したデモバイクですね。

8ポットブレーキに、ローターにモーターサイクル用を使用しています。ごっついですねー。

こういうの大好きです。

サスペンションもこのクラウンのごつさを見ると、モーターサイクル用かもしれません。

しかしまあ、デモバイクにKHSを使用しているとは……、と思ったら。

ん? んんん??

KHS?

じゃ、ない?

なんだ?

なんでしょ?

むうー、どこかがこれの元を作っているみたいですね。

でも良いフレームですね。

シングルピボットでモトムリンク形式。ユニット位置を思いっきり下げて低重心化。取り付けも最も素直な斜め上がりの横置きです。

ピボット位置も良いです。一般にここら辺がシングルピボットの理想型と言われています。マルチリンクだとBB近辺になるのですが、シングルはエンド部分の動きをより直線軌道に近づけるために、前へ前へというのが良いようです。

前三角も考えられています。ユニットをまたぐ形のシートチューブですが、似た形式の初代フォーズ・フライがよくクラックが入ってしまったのを知ってか、パイプ状の構造材で応力を分散しています。

私は優れたバイクなら、何処で作られようが良いと思います。実際にアメリカンメイドやイタリーメイドに憧れても最上級ぐらいしかありませんし、そんなお金はありませんし(苦笑)。

でも隠すのはいただけません。

いいじゃないですか、そういう選択肢も。

意欲があるなら次のオリジナルプロダクトで反撃すればいいんです。

頼り切ってラインアップしているだけなら……、いずれなくなるでしょう。



あ、縦置きと横置き。論理的、性能的にはまったく変わらないという人いますね。確かに出てくるデータはそうでしょう。でも私は違うと思います。思い出してみて下さい。ディスクブレーキのマスターシリンダーを。縦置き、横置き。明らかにフィーリングが違いますね? 

シマノはまさにこの進化をしています。でもレバー比を変えたわけではなく、効率的に変わった訳でもありません。その証拠にシマノのマスターシリンダー側のブレーキレバーはファーストモデルから2010年モデルまで全てに互換性があります。でも握ったことがある人には違いが分かるでしょう。

レバーを介して力の向きが変わると、フィーリングが変化します。これは機械測定では出てこないのかもしれません。自転車は感覚の乗り物ですから、どのようなデータよりも人が感じる心地よさ、走りやすさが重んじられる傾向にあります。

もっとも全く同じフレームで、ユニットだけを縦置き、横置きにして試したことはないのですが(苦笑)。

フィーリング、結構大切ですよ。