http://www.cyclestyle.net/news/detail/3769.html
エルネスト・スューカ
現在はどこかに買い取られていたと聞いていたので、このような古参のビルダーさんが残っていたとは知りませんでした。
フランス・
アレックスサンジェのビルダーさんです。2009年12月22日に亡くなられたそうです。
私旧車が特に好きというわけではありません。
むしろあまり好きでは無い類です。旧時代に拘り続けるスタイルが好きではないのです。自転車という『機材』という物に対して、『美』と『様式』とだけを追求しているからです。
しかしルネエルスやアレックスサンジェが生み出されたときは、現在のような扱いではありませんでした。実際女性レーサーが駆り、見事レースで勝利を収めていたのです。当時においては紛れもなく可能性を追求した自転車だったのです。
日本のランドナーの流れ、北米でのスチールバイク、シティバイクの流れはこれらのDNAがあると言っていいでしょう。
いうなれば、トラックを一生走れないピストバイクというところでしょうか。あまりにも不憫な気がします。
自転車単体としてみた場合、サンジェは面白いです。どれがオリジナルでどれが昔からの伝統の引き継ぎなのかはわかりませんが、自転車を良くしようという情熱に溢れています。一人の自転車好きとして、メカニックに少しでも関わった人間として尊敬に値します。
息子さんのオリビエ・スューカ氏が後を継いでいるそうです。
ご冥福をお祈りします。
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