今年で11年目を迎えるという一之輔さんの全国ツアー。東京西部では6月調布、8月に立川で公演があるとのことで、早速、調布公演に行ってきました。
笑点はほぼ毎週拝見していますが、ナマ一之輔さんは2回目。開演時間になると、ツアーのオリジナルTシャツ姿で登場し、まずは会場とのトークで、場を和ませます。
続いては妹弟子の春風亭一花。演目は「お菊の皿」。二つ目の方ですが、歯切れの良い話っぷり。幽霊お菊の表情もとっても豊か。楽しめました。
一之輔さんは、前半は「つる」と「くしゃみ講釈」、そして仲入後は「茶の湯」。発声の切れはもちろんのこと、古典に適度の現代時事ネタも交えた話の展開や想像力を刺激する動作や表情が抜群です。
とりわけ、くしゃみをこらえながら芸を続けるの講釈師や隠居の茶と羊羹を味わう隠居さんのお友達の表情が芸の極み。笑い涙が目に沁みて目が痛い。
あっという間に2時間が過ぎてしまいました。独演会には、寄席や3人会とは違った、その噺家さんの個性が出ますね。こんなに笑ったのはゴールデンウィーク時に行った寄席以来。笑っているだけなのですが、終わってみると結構笑い疲れてます。
まだ落語入門者なので、なるべく機会を見つけて、色々聞こうと思っています。
2023年6月9日