その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

台北観光(3): 湯婆婆の家を訪ねる @九份

2014-08-16 19:49:49 | 日記 (2012.8~)
 台北旅行には定番セットの観光地なので、わざわざここで紹介するお値打ちはないかもしれませんが、それでも印象的であったので、書き留めておきます。

 日本統治時代の台湾の息吹きを残す街として有名な九份を台北からのイブニング・バスツアーを使って訪れました。九份は以前お昼の時間前後に行ったことがありますが、夜の雰囲気を味わってみたかったのです。午後5時に台北市内を出発したバスは、1時間弱程で到着します。夕方6時ではまだ周囲は明るいですが、夕陽に照らされる海の美しい風景が楽しめます。



 早速、一番の観光スポットである石段の通りを散策。原宿の竹下通り以上の混み具合に、暑さも加わり、かなりゲンナリモードではありましたが、独特のレトロな雰囲気を持つ街並みです。下の写真の右手の建物は、ジブリの宮崎駿のアニメ「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の家のモデルとの噂で、沢山の日本人観光客が写真撮影にいそしんでました(まあ、私もその一人であったわけですが・・・)。



 街自体は400メートル四方ぐらいのこじんまりしたところですが、お店を冷やかしながらのそぞろ歩きが楽しいです。周囲も段々と暗くなって、照明が眩しく輝く様が非日常的です。




≪自分の名前など好きな文字を花文字にして書いてくれる≫

 7時も過ぎると周囲はすっかり暗くなって、赤ちょうちんに照らされた石階段の道は幻想的でした。




≪一番右手が「顔なし」≫
 
 2時間程の滞在で、ツアーは台北に向かいますので、お店に入って飲食をするにはちょっと厳しいですが、ブラブラして小物の買い物をするには丁度良い時間です。通り沿いのお店は7時ぐらいから閉め始めるところもありますので、お目当てのお店や気に入ったお店がある場合は、後回しにせず、即断即決で行ったほうがよさそうです。

 ツアーは8時に九份を立ち、9時には台北市内に戻りました。夜の九份は昼間のそれを大きく趣が異なります。なので、一度はこの宵どきの時間帯の訪問をお勧めします。
コメント
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