ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1100、ニューヨークでも混乱

2011年03月21日 | Weblog
東北関東大震災で被災地への郵便物は受け付けてもらえません。
多くの家が倒壊したり、家が津波に流されてしまって30万人以上の人が避難所で生活しているので宛先に受け取る人がいません。
他の地域への郵便物も規制や届くまで時間がかかるところもあります。

ニューヨークに住む日本人の中には東北や関東出身の人もいて、日本と連絡を取りたいと思っても情報が少なくなかなか連絡が取れないそうです。
日本人の間の交流サイトで情報交換しているようです。
その一部をメールで知らせてくれました。

以下はニューヨークの友人から来たメールです。
20日に来たメールのタイトル:「日本向け郵便受付が昨日全面解除されたようです。」

日本への郵便物 投稿者:usps
月曜日だったかこの掲示板に日本に郵便を送ろうとしたら 窓口で受付けてもらえなかったというのがありましたが、その後どうなっているかご存知の方教えてください。郵便局によって対応が違うとありました。よろしくお願いします。
2011-03-17 18:46:37

Re:日本への郵便物 投稿者:情報
国内では岩手はまだですね。
http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2011/0319_02.html
2011-03-19 09:11:46

Re:日本への郵便物 投稿者:遅れ
場所によっては遅れるようですよ。
http://www.usps.com/communications/newsroom/2011/pr11_025.htm
2011-03-19 09:06:45

Re:日本への郵便物 投稿者:昨日
全面解除の知らせを受けました。
2011-03-19 08:54:16

Re:日本への郵便物 投稿者:必要なら仕方がない
こっち時間の金曜日に送って、こっち時間の水曜日に届きました、フェデックスです
郵便は、成田空港経由するものは非常救援物資優先なので貨物、荷物の発送は控えてほしいということです。
自重なので、おくれるにはおくれますよ。
関空経由にすれば、すんなりおくれるかもしれないけど、今、日本宛に荷物を郵送するのは他人の迷惑でもあることは考慮してできるだけ控えめに出してください。
2011-03-17 21:11:00

Re:日本への郵便物 投稿者:USPS
西海岸のシアトルからは日本に送れると聞いたので投稿してみました。郵便局を回っている時間がないので 確実に受け付けてもらえるところを探しています。明日とりあえず最寄のところへいって聞いてみます。ありがとうございました。
2011-03-17 19:33:52

Re:日本への郵便物 投稿者:送れましたよ!
昨日NJから東京の実家と千葉の友人に荷物を送りましたが、受け付けてもらえました。
もちろん、送り先にもよると思いますが。
災害地に送る場合は、郵便局へ行って直接きいてみてはいかがですか?
1週間ぐらいで届くそうです。
非常食になるようなものを詰めました。
届く頃には必要なくなってればいいと祈るばかりです。
2011-03-17 19:05:23

友人には荷物を送ってもらったり、こちらから送ったりしています。
実家は茨城北部の農家で母親(80歳くらい)が1人で暮らしていますが、地震で屋根の瓦が落ちたりする被害があったそうです。
福島原発にも近く、そちらの心配もしていました。
お母さんは今でも畑で野菜を作っているそうです。
茨城県産のホウレンソウから放射性物質が検出されたというニュースが広がり、首都圏のスーパーでは棚から撤去する店もあるようです。
検出されたといっても微量で、健康に影響はありませんが消費者は敏感です。

フェデックス
*NJ:ニュージャージー州

1099、クライストチャーチで追悼式

2011年03月20日 | Weblog
東北関東大震災のニュースに隠れていましたが、ニュージーランドの地震も忘れていません。
2月22日に起きた地震から1か月になろうとしています。
ニュージーランド政府主催の追悼式が18日、地震による被害が最も大きかった南島のクライストチャーチで行なわれ、地震発生時刻の午後0時51分(日本時間午前8時51分)から2分間の黙とう捧げられました。
会場には1万人以上の市民らが集まり、200人近くになる死者・行方不明者に祈りを捧げました。
式典にはイギリス連邦に加盟するニュージーランドの元首・エリザベス女王の名代としてウィリアム王子が参加し、スピーチの中で東北関東大震災で被災した日本に対して見舞いの言葉を述べました。
ニュージーランド地震ではこれまでに22人の日本人の死亡が確認されていますが、残る6人の安否は未だに分かっていません。

そういえば天使の歌声のヘイリー・ウエステンラはクライストチャーチ出身です。
彼女は元気にしているのかな?
588、今週2度目」を参照

ニュージーランドに短期留学していた姪が昨日(19日)帰ってきました。
滞在していたホストファミリーが親切で、いろんなところに連れて行ってもらったそうです。
2週間でしたが「とても楽しく良い経験になった」、と言っていす。
1080、ニュージーランドより」を参照

1098、2:46pm

2011年03月19日 | Weblog
昨日18日(金)は東北関東大震災が起きで、ちょうど一週間目でした。
11日(金)、午後2時46分国内観測史上最大のマグニチュード9.0の大地震が発生し、巨大津波が東北地方を中心とした太平洋岸を襲いました。
想像を絶する被害は一週間経っても、その全容は明らかになっていません。
死者は6911人に上り、阪神大震災の6434人を超えて戦後最悪の自然災害となりました。
警察に届け出があった行方不明者をあわせると、1万7000人を超えています。
避難所で生活する人は38万を超え、水、食料、医薬品などの生活物資が不足し、ガソリン、灯油は今も届いていません。(1096、悲痛な叫び
昨日、地震発生時刻の2:46pmに合わせ、被災地を始め日本各地で犠牲者に黙祷が捧げられました。

11日2:46pmで止まった時計。

1097、空と海から

2011年03月18日 | Weblog
17日、福島第1原子力発電所3号機の使用済み核燃料プールに向けて、空と陸から水を注入する冷却作戦が繰り広げられました。
午前、海水をくみ上げた自衛隊のヘリコプター2機が40分間に計4回上空から3号機に向けて投下しました。
夕方、警視庁第一機動隊の高圧放水車が3号機に向けて放水しましたが届きませんでした。
夜、自衛隊の特殊消防放水車5台が順次放水し、30トンの水が3号機に届きましたが、どの程度効果があったかわかりません。
放水した水でプールの水位が回復できなくても、霧状の水滴が燃料棒にかかるだけで熱を奪って蒸発し、燃料棒を冷やす効果が期待できるそうです。
真夏に庭に水をまいて涼を取る「打ち水」のようなものですが一時しのぎにすぎません。
これらの模様はアメリカをはじめ各国のテレビでも放送されました。
今回の事態は世界的に見ても初めてのことで、原子力発電所の事故に対して世界中が注目しています。

今回の事故で原子力発電所の仕組みが一般の人にも知られるようになりました。(少し)
使用済み核燃料が原子炉のすぐ横に保管され、水で冷やされていることも知りました。
素人考えですが、原子力発電を続けていけば使用済み核燃料がどんどん溜まっていくわけで、それを半永久的に水で冷やし続けることになります。(燃料処理工場に運び出すまで冷し続ける)
最新の技術を駆使した原子力発電所で最も原始的方法が行われているとは知りませんでした。
もっと良い方法はないものかと思ってしまいます。
原子力発電の危険を指摘する声も多くありますが、福島原発の事故によって電力不足が起こり、計画停電が行われ、電気の無い生活が如何に不便かも知りました。
ダム、化石燃料、原子力などによって電力が作られていて、大量の電力が使用されている現代社会ではこれからも増え続けるわけです。
脱ダム、脱化石燃料、反原子力発電を叫ぶだけではエネルギー問題は解決しないでしょう。
何十年後かに、これらに代わる安全なエネルギーが開発されるまで利用するしかありません。
安全に、効果的に使用したいものです。


警視庁の高圧放水車:暴徒化したデモ隊に向けて放たれる。
そういえば、学生運動が盛ん頃何度か見たことがあります。(テレビで)
自衛隊の特殊消防放水車:航空機事故などの火災で消化のため放たれる。
人に向ける水と、飛行機に向かって放たれる水の威力は違うようです。
上野写真は左からヘリによる放水、警視庁の高圧放水車、自衛隊の特殊消防放水車。

1096、悲痛な叫び

2011年03月17日 | Weblog
地震発生から1週間近くたちますが被災地は寒さで悲鳴をあげています。
避難所はストーブなどの暖房設備が不足し、あってもガソリンや灯油などの燃料が無く、暖が取れないところが多くなっています。
雪が降って真冬のような寒さの中で震えています。
道路は寸断され、港は使用できない状態だと思いますが、報道陣や自衛隊などの車両が現地に入っているので、何とかならないものか。
政府の姿が見えません。
政治主導のスローガンを今こそ発揮して、強権を擁してでも物資を運んでもらいたいものです。
作業着姿の総理や閣僚の姿が形だけのように感じます。
避難所で死亡する人もでてきました。

1095、がんばれ日本・東北

2011年03月17日 | Weblog
1092、M9.0」のシカゴの友人のコメントで「近所の人たちも日本がんばれと声をかけてきますよ。」とありましたが、世界中から励ましの声があがっています。

ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏のコラムを掲載し、「阪神大震災時の取材で、崩壊した商店街で略奪が起こらず、支援物資の奪い合いも生じなかった、今回も起きていない。日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だ。」と書いています。

ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日、「不屈の日本」と題する社説を掲載し、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが、日本の産業力は依然として偉大だ」と述べています。

英日曜紙「インディペンデント・オン・サンデー」は13日、1面に日の丸のデザインと、「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」と見出しを掲げ、1面から7面までを震災報道に割いています。

14日から2日間パリで開幕していた主要国(G8)外相会議は、結束して支援することを示し、連帯のメッセージを盛り込んだ議長声明をまとめました。
松本外相はパリのホテルで就任後初めてクリントン米国務長官と会談しましたが、長官は「世界が協力して日本助ける」と全面的に支援する考えを表明しました。

スポーツ界、芸能界など、海外の著名人も続々と支援の声を上げています。
オノ・ヨーコさんは自身のブログとツイッターで、故郷・日本への思いを綴り、「お互いに助け合いましょう」と呼び掛けました。
米人気歌手のレディー・ガガは、全額被災者救援に充てるチャリティー用リストバンドの制作・販売を発表し、“日本を救え”と訴えました。
リストバンドには「WE PRAY FOR JAPAN(日本の為に祈りを。)」と記されています。
レッドソックスの松坂、岡島、田沢、正田の日本人選手はヤンキース戦を前にスタジアム前で義援金を募っています。
スペインで行われたサッカーの試合前には「頑張れ、日本! 僕らは君とともにいる。」と横断幕を掲げました。
その他、多くの人が日本・東北にエールを送っています。

1094、無計画停電

2011年03月16日 | Weblog
14日、15日と東京電力による「計画停電」に振り回されています。
15日はある会議がありましたが、ぎりぎりのところまで待って中止を決定しました。
直前の中止だったので連絡がつかず会場に来る人がいるかも知れないと思い、自転車で会場に行って待っていました。
私の住んでいる地域では12:20pm~16:00pmが計画停電の予定で、東京電力の15日朝の発表では「14日は電力が足りたので少しだけ実施したが、今日は本格的に実施する」、というものでした。
テレビやラジオでも実施の確率は高いと言っていたので、皆そう思っていました。
会場近くの商店街はほとんどの店(90%以上)が12時から4時まで休みでした。
スーパーも12時で閉まるというので、11時50分ごろ弁当を買いに行ったらレジは長蛇の列だったのであきらめました。
たまたま、ラーメン屋が1軒開いていたので入ってラーメンを食べましたが、その間店のラジオも計画停電のニュースを流していました。
1時から会議を行うことになっていたので12時半ごろ会場前に行って、1時半まで待ちましたが、幸い誰も来なかったので帰りました。
結局私の住む地域では停電は起こりませんでした。
帰る道(4キロくらい)には信号機が沢山ありますが全て点いていました。
会議の中止を決めた1番の理由は、信号が点かなくなる恐れがあったからです。
皆車で来るので信号が点かないと危ないと思い、私も自転車で行きました。
「計画停電」ではなく、「行き当たりばったり停電」、「その場しのぎ停電」に変えてほしいくらいです。
これは人々を混乱させ自発的に停電させる、東京電力の作戦的「計画」かも知れません。

被災地の人々の苦労を思えば1日に2時間や3時間の停電は、日本中の人が我慢できます。
我慢できないのは、「やるやる」と言っていてやらなかったり、グループ内でも実施する地域と実施しない地域があることです。
これでは全く計画が立てられません。
素人考えですが電力のプールはできないのかな、と思います。
たとえば、1時から3時までは電力が足りていても停電し、溜めておくとか。
今の状態では電力ではなく、人々のストレスが溜まります。
「オオカミ少年」ではありませんが、人々は「どうせ実施しないだろう」と思うようになって、肝心な時に電力不足になってしまうかも知れません。

以上は私の個人的感想です。
東京電力も福島原発の事故など、混乱の中でベストな電力供給を模索している段階だと思います。
今日(16日)から東北電力も計画停電を開始します。

1093、連絡つく

2011年03月15日 | Weblog
地震以来連絡が取れなかった仙台の友人と連絡がとれました。(14日午後7時)
友人は地震発生時、車を運転していましたが「車が木の葉のように揺れた」と、表現しています。
なんとか家に帰ると、壁にヒビが入り、瓦が落ちたくらいで大きな被害は無かったそうです。(群馬の私の家も壁にヒビが入り、屋根の瓦が壊れました。)
これを聞いて、今回の大きな被害は地震そのものよりも、そのあと襲来した津波によるものであることを改めて感じました。
地震以来丸3日以上停電で、真っ暗な中で生活していたそうです。
そのため電話も携帯も繋がらなかったようです。
毎日地域の公民館に行って炊き出しを行っているそうです。(薪の釜)
たった今(6時過ぎ)電気がついたので「今晩は風呂に入れる」と言っていました。
友人の家は海岸から10キロ以上内陸に入った高台にあり、津波が届かなかったようです。(赤丸)
友人の友人は空港に着いて建物に入った瞬間に津波が来て、車が流されましたが本人は助かったそうです。
仙台空港は海岸近くにあります。(青丸)
地図を見ると仙台市は海岸から距離がありますが、大都市が津波にやられたら被害はもっと大きなものになっていたでしょう。

犠牲者は連日千人単位で増え続けています。
1092、M9.0」を参照

1092、M9.0

2011年03月14日 | Weblog
11日の地震から3日目を迎えました。
時間の経過とともに被害の深刻さが明らかになり、想像を絶する被害は地震の規模が超大型であることを示しています。
気象庁は13日、当初はマグニチュード8.8と発表していた東日本大地震を9.0に上方修正しました。
M9.0のエネルギーはM8.8の二倍の規模になります。
M8.8でも国内観測史上最大の地震で想定外の規模でしたが、M9.0は超想定外です。
マグニチュード9.0以上の地震は、チリ地震(M9.5、1960年)やアラスカ地震(M9.2、1964年)スマトラ沖地震(M9.2、2004年)など、これまで世界中で4回観測されているだけです。
犠牲者数は万人単位になるとみられています。

1091、津波がアメリカ西海岸に到達

2011年03月13日 | Weblog
「東北地方太平洋沖地震」による津波が太平洋を伝わり、12日未明(日本時間)にアメリカ西海岸や南米諸国に相次いで到達しました。
カリフォルニア州北部サンタクルーズの港では高さ約1.5~2メートルの波で、係留中のボートの多くが横倒しになって損壊するなどの被害が出ました。(上の写真)
また、ビーチで津波の写真を撮ろうとしていた男性3人が流され、1人が死亡したと伝えられています。
それより前の11日夜には、ハワイでも3メートルを超える津波が観測され、沿岸部の住宅が屋根の部分まで水につかり、車やボートが押し流されるなどの被害が出ています。
今回の巨大地震による津波の大きさ、威力を改めて感じました。

地震から1夜明けた12日は被害の様子も徐々に明らかになってきました。
町全体が壊滅的な被害を受け、全てが流された様子がテレビに映し出されていて、被害地の映像は言葉を失います。
風光明美なリアス式海岸は波が集中し、津波の高さが局地的には12メートル以上になったと予想されています。