1090、国内史上最大M8.8

11日午後2時46分ごろ、東北・関東地方を中心に強い地震が起きました。
震源地は三陸沖で、地震の規模を示すマグニチュード（Ｍ）8.8は、地震の観測が始まった明治以降最大の地震です。（東北地方太平洋沖地震）
観測記録の無い江戸時代にも大きな地震が何度か起きましたが、推定マグニチュードでは今回の方が大きくなっています。
岩手、宮城、福島県などでは津波が押し寄せ、道路が冠水、海岸の物が流されるなどの壊滅的な被害が出ました。

関東大震災のマグニチュードは7.9、阪神・淡路大震災は7.3で、被害の多くは火災によるものでした。
今回の地震では津波の被害が大きく、建物、船、車、畑などが津波に呑み込まれていきました。
関東大震災は関東地方、阪神・淡路大震災は関西地方に集中していましたが、今回の地震は北海道から沖縄にかけての太平洋側を中心に津波が押し寄せ、全国に被害が広がっています。
テレビで映像を見ていて2004年に起きた、マグニチュード 9.3 のスマトラ島沖地震を思いだしました。
このとき、津波の恐ろしさを知りましたが、まさか日本で起こるとは思いませんでした。
夜になって大規模な火災も発生し、被害は想像を絶するものがあります。
　＊Ｍ8.8は後に9.0に改正されました

私は伊香保温泉に着き、ホテルの部屋に入った瞬間でした。
7階の部屋は揺れが激しく立っていられないほどで、今まで経験したことのない揺れでした。
エレベーターを使わず階段を走って降り、外に避難しましたが、階段の壁はところどころヒビが入っていて、物が落ちていました。
写真左はホテルの部屋に着いてすぐ撮った赤城山。
右は部屋から飛び出し外に避難していた人々が、揺れが収まってロビーで地震速報のテレビを見ています。（シャンデリアも大きく揺れました）
この後も何度か大きな揺れがあり、外に避難しました。

昨日は農林大学校のクラス会があり4時集合でしたが、私は幹事ということで2時30分ころ着きました。
ホテルの水道、ガスなどのライフラインの安全点検に時間がかかるということで、クラス会は延期になりましたが、携帯が通じず中止の連絡ができませんでした。
ロビーに1台置いてあった固定電話で連絡しましたが、混んでいて時間がかかりました。
「536、ミニ耕運機」を参照

家に帰ると、家の壁にもヒビが入っていて、棚の本などが落ちていました。
東京から知り合いが訪ねて来ていましたが、電車が動かず泊まっています。