ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1109、チェリーブロッサム・フェスティバル

2011年03月30日 | Weblog
1108、桜開花」でルーズベルト・アイランドの桜について書きましたが、ワシントンDCの桜祭りは3月26日に始まっていて4月10日まで開催されます。
1912年に日本から桜の苗木3100本が贈られてから今年で99年目を迎え、今では世界で最も有名な桜の名所になっています。
上の写真の桜はかなりの古木で、もしかしたら99年前に贈られた苗木かも?
National Cherry Blossom Festival

アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンが子供のとき、桜の木を切ったことを父親に正直に話したら怒られず、かえって誉められたという挿話がありますが、当時から桜の木はあったのか?
ワシントンは1732年生まれなので10歳頃の話として1742年です。
1912年に日本から桜の苗木が贈られる170年前です。
通説ではワシントンが子供の頃のアメリカ大陸には桜の木は無かったとされています。
ワシントンの死後にマウントヴァーノン教区のメーソン・ロック・ウィームズ牧師が子供向けに書いた『逸話で綴るワシントンの生涯』の中で、「嘘をついてはいけない」という教訓のために書いた作り話であるとも言われていますが真偽は明らかではありません。
この本が書かれたのは1800年頃で、日本から桜が送られる100年以上も前のことです。
ワシントンが切ったのは桜ではなく、他の木だったのかもしれません。
もしかしてハナミズキだったかも?
766、桜祭り
826、ハナミズキ」を参照