ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1030、124万人

2011年01月11日 | Weblog
昨日10日は成人式でした。
1990年生まれの今年の新成人は前年に比べ3万人減の約124万人で、調査を開始した1968年以来最も少なく、4年連続で過去最少を更新しています。
新成人が最も多かった1970年のほぼ半数で少子化の歯止めがかかりません。
総人口に占める割合も0.97%と、初めて1%を割りました。
1970年ころは高度成長時代で、企業は人材を求め引く手あまたでした。
現在は景気低迷や海外へ生産拠点を移す企業も多く、就職適齢期の若者は半数しかいないのに就職難です。

今年の成人式を見ていると「優等生」が多い感じです。
数年前は各地で新成人が暴れたり、羽目を外したりしていましたが、今年は静かでした。
「草食男子」という言葉がありますが、最近の若者はおとなしい人が多くなっているようです。
1026、4870万人」でニューヨークを訪れる日本人が多くなった、と書きましたが、ほとんどが観光です。
アメリカに留学する若者は減っています。
公務員など、安定した職業に就こうとする傾向が強いようです。
企業でも海外赴任を敬遠する若い人が多くなっているそうです。
若いうちに海外に出ていろんな経験をすると人生を2倍楽しめます。
「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」という、クラーク博士の言葉を新成人に贈ります

1029、ホームレスからスターへ

2011年01月10日 | Weblog
いま全米で1人の元ホームレスが話題になっています。
オハイオ州コロンバスで10年以上路上生活をしていたホームレスの男性が、低音の美声の持ち主であることをインターネットで紹介されました。
テッド・ウィリアムズさん(53)はもともとラジオ関係の仕事をしていましたが1997年に解雇された後、酒や麻薬におぼれるようになり、ホームレスの境遇に陥っていました。
「神様に与えられた黄金の声の持ち主…つらい毎日を過ごす元アナウンサー」と手書きした紙を手に、道路脇で物ごいをしていた姿を地元の記者がビデオにとり、今月3日にネットで公開したところ、数日で1000万件を超えるアクセスがありました。
NBA(プロフットボール)のクリーブランド・キャバリアーズが、専属アナウンサーの職と住居を提供すると申し出るなど、一夜にしてスターになりました。
大手食品メーカーのCMの仕事が舞い込むなど、職の提供を申し出る企業が殺到しています。
6日にはテレビ出演のためニューヨーク入りし、90歳になる母親と20年ぶりに再会しました。
酒に溺れ仕事を失い、ホームレスとして暮らしていたウィリアムズさんの劇的なカムバックは、ちょっと変わったアメリカンドリームとして注目を集めています。
コロンバスには仕事や旅行で何度も行きました。
5大湖に近く冬の寒さは厳しいのでホームレスの人たちにとって住みやすい所ではないと思います。
770、シカゴからの便り」を参照
写真左は手書きした紙を手に道路脇で物ごいをしていたころ、右はDJとして再スタートしたウィリアムズさん。

スーザン・ボイルさんとは違った形の成功例です。
657、あの歌声が日本へ」を参照

余談:テッド・ウィリアムズと聞いて頭に浮かんだのはメジャーリーグのスーパースターです。
三冠王を2回受賞するなど数々の記録を打ち立て、1941年には打率4割6厘を記録しています。
これ以降、メジャーリーグで打率4割を記録した選手はいません。
「史上最高の打者」、「最後の4割打者」、「打撃の神様」などと呼ばれ、その偉大さが称えられています。

1028、タイガーマスク全国に出没

2011年01月09日 | Weblog
7日午後7時ごろ、沖縄の南城市にある児童養護施設に「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る男性がバイクで訪れ、ランドセル3個を正面玄関近くに置き、走り去りました。
気付いた職員が声を掛けると「気持ちですから」と、名前を言わずに手紙を渡して立ち去ったそうです。
手紙には「新一年生になる君達へ贈ります。君達の事を心から愛する者より、ガンバレ伊達直人」と書かれていました。
昨年12月25日に群馬県中央児童相談所(前橋市)の玄関に真っ赤な包装紙で包まれたランドセル10個が置かれていて、「伊達直人」の名があり、「こどもたちのために使ってください」と書かれていました。
このランドセルは、今春に小学校に入学する児童養護施設の子供たちに贈られるそうです。
それ以降、小田原市、長野市、静岡市など各地の児童相談所にランドセルや現金の贈り物が相次ぎ、何れも「伊達直人」と書かれています。
伊達直人:漫画「タイガーマスク」の主人公で1968年1月から「週刊少年マガジン」などで連載され大人気でした。
「巨人の星」、「あしたのジョー」の原作者・梶原一騎氏の代表作で、児童養護施設「ちびっこハウス」で育った「伊達直人」が虎の穴で修業を積み、プロレスラーとしてリングで活躍しながら、同じ境遇で育った子供たちを支援するという物語です。
これらの漫画は私が学生のころヒットし、ストーリー展開がおもしろく、次週が待ち遠しかったものです。
何れもテレビ放送され大ヒットしました。

一方、アメリカでは郵便物が発火する事件が相次いでいます。
6日に、ワシントン近郊のメリーランド州の州政府庁舎に送られてきた二つの郵便物が相次いで発火し、7日には首都ワシントンの郵便局でナポリターノ国土安全保障長官に宛てた郵便物が突然発火しました。
アメリカで見知らぬ箱が玄関に置かれていたら善意だったとしても、大騒ぎになっていたことでしょう。
改めて日本の安全を感じます。

1027、アマゾン

2011年01月08日 | Weblog
1011、年末商戦好調」で、今年(2010年)の年末商戦は好調でフェデックスは大忙し、と書きました。
その直後にニューヨークを襲った大雪で、オンラインショッピングで注文した荷物は大幅に遅れたようです。
先日、ニューヨークに住む友人から電話がありました。
話題は新年の挨拶と昨年末に襲った大雪で、通常は注文して2~3日で届く荷物が1週間もかかった、と言っていました。
しかし、トータルで見ると好調で、11月1日から12月26日までのホリデーシーズンに、オンラインでの買い物は前年比13%増の308億1000万ドルになりました。
雪が降ったのが25日~26日で、クリスス商戦のピークを終えていたのは幸いでした。(Uターンの足止めされた人は不幸)
高い失業率や景気低迷が続き、米国経済は依然厳しい状況ですがオンラインショッピングは好調で、コンピュータ、書籍・雑誌、家電などがよく売れたようです。

上の写真は5月にシアトルに行った時に撮ったアマゾンのトラックです。
シアトルに本拠を構える通販会社で、インターネットでの商取引の分野で最初に成功した企業の1つです。
アマゾンというと本を思い浮かべますが、本以外にも、DVD、電化製品、食料品など様々な商品を扱っています。
昔、商社が扱う商品を表現して、「ラーメンからブルドーザー(ジェット機?)まで」という言葉がありましたが、これはあらゆる種類の商品を意味しています。
アマゾンは文字通り、ラーメンからブルドーザー(アメリカ)まで扱っています。
現在、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ 、日本、中国、イタリア の7か国でビジネスを展開していて、私もときどき利用します。

1026、4870万人

2011年01月07日 | Weblog
2010年に観光や仕事でニューヨーク市を訪れた人は約4870万人で、過去最高を記録しました。(前年比6・8%増)
米同時多発テロのあった2001年は前年比で約100万人減の約3520万人でしたが、それ以降はリーマンショックによって世界的に景気が後退した2009年を除き、着実に増加しています。
2010年は米国内から約3900万人、海外からは約970万人で、いずれも過去最高でした。
2007年から減少していた日本人観光客も最近の円高などもあり、2010年は増加しました。
私は全米を回りましたが、ニューヨークは特別の町です。
観光スポットは多く、音楽、芸術、スポーツ、など一流のものに触れることができます。
5番街を始めとしたショッピングも魅力です。
ウオールストリートなど、世界経済の中心でもあります。
世界中の人が住むメルティング・ポット(人種のるつぼ)は活気に溢れています。
ニューヨーク市全体が観光地のようで、どこに行っても見どころ満載です。
観光で来てそのまま住みつく人も多く、私もその魅力に取りつかれ20年も住んでいました。(本当はもっと住みたかった)
アメリカ旅行中に知り合った友人もニューヨークに住みつき、アメリカ人と結婚しました。
107、アメリカ旅行の正道」を参照
世界中から観光客が訪れますが、注目すべきはアメリカ国内からの観光客も多いことです。
ニューヨークはアメリカ人にとっても憧れの町です。
写真はニューヨークの象徴、エンパイアステート・ビルで、34丁目辺りをハドソン川から東を向いています。

1025、ゴミ袋

2011年01月06日 | Weblog
昨年末ニューヨークを襲った大雪でニューヨークは大混乱になりました。
積もった雪を片付けるため、作業員はごみの収集を中断して除雪に当たり、ニューヨークの町にゴミが溢れ、大量のごみ袋が道路脇に積み上げられていました。
今年初めマンハッタンのビルの9階から飛び降り自殺を図った男性がゴミ袋の上に落下し、助かりました。
ゴミの山がクッションになったようです。
私がニューヨークに住んでいた頃も職員のストでゴミが溢れたことが何度かありました。
冬はまだいいけど、夏はゴミ袋の中身が腐って臭います。

1024、しょうゆ

2011年01月05日 | Weblog
今日は1月5日、正月気分も抜けて通常の生活に戻った人も多いと思います。
おせちや餅を食べ過ぎて胃が重い、という人もいるかもしれません。
寝正月、食正月で体が重い人もいると思います。
雑煮は味噌味や醤油味など地域によっていろいろあり、中に入れる具もさまざまです。
私の家では醤油味です。
醤油と言えば、今やアメリカのスーパーでも当たり前のように売られていますが、日本国内での消費量は激減しているそうです。
総務庁の家計調査(2人以上の世帯)によると、しょうゆの支出は1989年が2947円、2009年が2251円に減っています。
醤油はあらゆる食材に合う万能調味料ですが、少子高齢化や食の欧米化などで調味料の種類も多様化しています。
591、ソーイ・ソース」を参照

1023、お正月の習慣

2011年01月04日 | Weblog
三が日も終り、今日から仕事の人も多いと思います。
我家の正月は、1月1日の0時に近くの神社にお参りし、初日を拝み、そのあとお寺に行きます。
神様、お天道様、仏様にお参りしておけば1年はご利益があるでしょう。
西日本の一部の地域には「三社参り」といって、三が日に複数の神社に参拝する習慣があるそうです。

1日はお屠蘇、おせち、お雑煮という家が多いと思います。
我家では三が日は餅を食べてはいけない、という家訓があります。
今日(4日)から「餅」を食べることができるので、朝食は雑煮でした。
この習慣がいつ頃から始まり、どんな理由があるのかわかりません。
666、餅食うぞ」を参照
これは我家と同じ姓をもつ一族の習慣です。
以前、親戚の一人が「そんなのは迷信だ」と言って三が日に餅を食べたら、その年不幸が重なりました。
その他、元日は掃き掃除をしない、というのもあります。
運も一緒に掃き出してしまうという理由です。
元日は買物をしない、というのもあります。
元日にお金を使うと、その年出費が多いというわけです。
これ等の習慣はアメリカに住んでいたときも守っていました。

日本の各地にはいろんなお正月の習慣があります。
元日はお茶を飲まない、餅を食べない。
三が日は、巻き寿司を食べる、毎食餅を食べる、ソバを食べる、トロ飯を食べる。
その他、多くの習慣があるそうです。
*元旦と元日の違い:元旦は1月1日の朝・夜明けを意味し、元日は1月1日全体を意味します。

「年越しそば」を食べる習慣は有名ですが、最近は「年明けうどん」も食べられるようになりました。
ソバは長いので昔から長寿を祈る縁起物として食べられてきました。
うどんも太くて長いのでソバと同じような意味があります。
しかも白いので、新年に食べると気分も新たになるようです。
これは、うどん業界の発案だそうです。

お正月の遊びといえば羽根つき、凧あげ、福笑い、双六などがありましたが、最近は全く見ません。

1022、Uターンラッシュ

2011年01月03日 | Weblog
今日は1月3日、正月休みも終わって明日から仕事という人も多いと思います。
2日からUターンラッシュも始まりました。
毎年、お盆と正月はふるさとに帰る人々の帰省、Uターンラッシュで高速道路や新幹線は混雑します。
昨日、シアトルに住む娘から電話があり「3日から仕事だ」、と言っていました。(電話があったのは向こうの1日夜)
新年を迎えるカウントダウンはアメリカ各地で盛大に行われますが、新年の行事はあまりありません。「663、A Happy New Year」を参照
休みも1日だけで2日から仕事です。(今年は2日が日曜なので3日からになります。)
最も、直前にクリスマスという一年で最も大きな休暇があります。
全米に散らばっている家族が一緒に祝うため、民族大移動になります。
アメリカは広いので飛行機を使う人が多く飛行場は混雑します。
昨年暮れに東海岸を襲った冬のストーム(冬の嵐)は大雪になり、飛行場は大混乱になりました。
10000便がキャンセルになったのでクリスマス休暇を終え、Uターンをしようとした人々は足止めされました。

1021、カウントダウン

2011年01月02日 | Weblog
日本では除夜の鐘を1つ、2つと数えカウントアップしていき108回鳴らします。
107個を旧年中に突き、最後の1個は新年を迎えた瞬間に突くと聞いたことがあります。
2011年を向かえロンドン、シドニー、ホンコン、ロシアなど、世界中でカウントダウンが行われましたが、こちらは60、59、・・とカウントダウンし、0になるとNew Yearです。
ニューヨークでも恒例のニューイヤーのカウントダウンが行われ、タイムズ・スクエアには100万人が集まり新年を向かえました。
その瞬間、花火が打ち上げられフランクシナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」が流れました。
正面の時計の上下に「TOSHIBA」の文字が見えますが、ここには同社が2007から広告を出していて、カウントダウンを盛り上げるための公式スポンサーの1社になっています。
タイムズ・スクエアのカウントダウンの映像はYou Tubeで見られます、
663、A Happy New Year」を参照