1040、ツイッター革命

チュニジアで23年間続いた独裁体制が崩壊しました。
路上で野菜を売ろうとしていた失業中の若者が政府当局からの取り締まりを受け、抗議の焼身自殺を図ります。
その模様がFacebookに公開され、それを見た市民が抗議デモをツイッターで呼びかけます。
物価の高騰などによって不満がたまっていた市民のあいだで抗議の書き込みが広がって巨大な反政府運動に発展し、独裁政権を倒しました。
インターネットが発達した現在の政変として「ツイッター革命」、「Facebook革命」などと呼ばれています。
また、チュニジアを代表する花にちなんで「ジャスミン革命」とも呼ばれています。

チュニジアはアフリカ大陸の北部、地中海に面した共和国ですが、その名を聞くことはほとんどありません。
チュニジアと聞いて私が思い出したのは昔聞いたジャズの名曲「チュニジアの夜」です。
政変のニュースを見て、You Tubeで聞いてみました。
ディジー・ガレスピーのトランペットが懐かしい。
ラッパが上に突き出たトランペットを、頬をいっぱいに膨らませて吹く独特のスタイルで、音色、テクニックとも最高です。
私が高校に入学して初めてトランペットを吹いたとき、先輩から「頬を膨らませるな」と言われました。
頬を膨らませて吹くプロのトランぺッターは他にもいますが、ガレスビーの頬は特大です。

1039、防犯カメラ

今月10日に目黒区で起きた殺害事件の犯人に似た黒いジャンパー姿でボストンバッグを持った男が、現場から1.5キロ離れたJR恵比寿駅のコインロッカー前で目撃されています。
この男は複数の防犯カメラに写っていますが、テレビで公開された映像は不鮮明ではっきりしません。

防犯カメラでいつも思うのは「なんであんなに不鮮明なんだろう？」ということです。
これはプライバシーの保護という観点から、わざと不鮮明にしているのか？
今回のように犯人が特定されない時点では不鮮明な画像も納得できますが、コンビニ強盗のように犯人がはっきりしている場合の映像も不鮮明なものが多く、これでは犯人逮捕は難しいのではないか、と思ってしまいます。
現在のカメラの技術をもってすれば、もっと鮮明な画像が可能だと思うのですが？
上の写真はテレビで公開された防犯カメラの映像ですが、まるでシルエットのようです。
しかし、真犯人だったらプレッシャーになるでしょう。

1038、苦労が絶えない

「1037、祝日」でオバマ大統領誕生でアメリカが変わりつつある、と書きましたが最近のオバマ大統領は頭に白いものが目立ちます。
このところ失業率は改善し、昨年の年末商戦は好調でしたが、米経済の先行きは依然不透明です。
中間選挙の敗北によるねじれ国会、支持率の低迷など難問山積みで頭が痛いことばかりです。
これでは白髪も増えます。
「639、支持率低下中」の写真と比べると、大分違います。

1037、祝日

アメリカには多くの祝日があります。
国が定めた祝日や各州による独自の祝日などです。
ナショナルホリデーは10日ありますが、個人の名を冠した祝日はアメリカ大陸を発見したコロンブスと公民権運動の指導者キング牧師の2人だけです。
コロンブスがアメリカ大陸を発見してからは白人によるネーティブ・アメリカン（インディアン）の迫害、アフリカ系アメリカ人（黒人）への差別など人種問題が長く続いてきました。
キング牧師等による公民権運動はこの歴史を変え、人々に自由と平等という真の民主主義を実現させる一歩でした。
アメリカの建国精神である自由と平等は白人のための民主主義でした。

昨日17日は「Martin Luther King Jr's Birthday」で、祝日でした。
誕生日は1929年1月15日ですが、祝日は1月第3月曜日に定められていて、3連休になります。
生きていれば82歳の誕生日ですが1968年4月4日にテネシー州メンフィスで暗殺されました。（39歳）
「私には夢がある。私の四人の小さい子ども達が、肌の色ではなく内なる人格で評価される国に住める日がいつか来るという夢が。」という願いが実現されようとしています。
勿論まだまだ問題は多くありますが、オバマ大統領誕生など確実にチェンジしています。
「93、マーチン・ルーサー・キング」を参照

1036、○○ガールズ

若い女性の趣味が多様化しています。
「667、「歴女」は昔からいた」で書いたように、歴史好きの女性は昔からいました。
最近は積極的にアウトドアを楽しむ女性が増えているようです。
登山やトレッキングを楽しむ「山ガール」、釣りを楽しむ「釣りガール」・・・など。
彼女たちは登山や釣りを楽しむだけでなくファッションも楽しみます。
これらの女性をターゲットにしたアウトドアの店は、ファッショナブルな衣装を揃えています。
一人で山に行く知り合いの女性がいて「危なくないのか？」と聞いたことがありますが、「一人の方が自分の好きなところに行ける。」と言っていました。
去年秘湯巡りをしていた若い女性が殺害された事件があったので心配です。
また、「女子会」なるものを作って食事や飲み会、お喋りを楽しんだりするのもブームになっているようです。

1035、自衛

トゥーソンでの銃乱射事件は全米に衝撃を与えました。
このような事件が起こる度に銃規制についての議論が高まります。
しかし、人々は自分の身は自分で守るという意識が強くなり、事件のあと銃の売り上げが急増しています。
何億丁もの銃が米社会に出回っている現実があり、銃規制の議論もかすんでしまいます。
事件のあったアリゾナ州では銃を購入する人が増えていて、一番売れているのは乱射事件で使用されたのと同型の銃だそうです。
銃を購入する人は他の州でも増えています。
「225、銃購入者が急増」では景気が低迷すると銃の購入者が増える、と書きました。

1034、またか

「またか」というくらい頻繁におこっています。
アメリカの銃乱射事件です。
毎年のように起こるのでこのブログでも取り上げずにいましたが、やはり書かないわけにはいきません。

今月8日（日本時間9日）西部アリゾナ州トゥーソンのショッピングモールで、同州選出の女性下院議員ガブリエル・ギフォーズ（40、民主党）が支持者らとの対話集会を開いていたとき、男が駆け寄り至近距離から銃を乱射し、6人が死亡、13人が負傷ました。
ギフォーズ議員は頭を打たれ重傷です。
これは無差別犯罪ではなく、同議員を狙ったものとみられています。
同議員は昨年11月に行われた中間選挙で、草の根保守派運動「ティーパーティー」が推す候補者との激戦を制して3選を果たしたばかりでした。（夫は宇宙飛行士のマーク・ケリー氏。）
犠牲者には連邦判事や9歳の少女も含まれていて、改めて銃社会の危険性がクローズアップされました。
少女は将来政治家になる夢を持っていたそうです。

犠牲者の追悼式典が12日、現場近郊の公会堂で行われ、1万7000人が参列しました。
出席したオバマ大統領は、保守派とリベラル派の政治対立から脱却し、民主主義を守るため「対立を避け、お互い冷静に解決の道を探ろう」と呼び掛けました。
ギフォーズ議員は大統領が見舞ったあと、意識を回復したそうです。
銃社会につては、「880、クーポンためて」を参照

1033、ネットTV

世界最大の家電見本市が1月6日～9日、ラスベガスコンベンションセンターで行われました。
最先端の家電が一同に集うコンベンションで、各メーカーは新製品を披露します。
3D元年と言われた去年、テレビメーカーは3Dテレビに力を入れましたが、ヒットしませんでした。
今年の注目はテレビを見ながら検索やショッピングができ、番組の情報が得られるインターネットテレビです。
「いまごろ」という感じです。
今まではテレビとパソコンは別々でした。
以前から「テレビでインターネットができればいいのにな。」と思っていました。
テレビのシェアで韓国メーカーに後れを取る日本のメーカーはネットテレビに力を入れ、新製品を投入しています。
現在でもテレビを見られるパソコンはありますが、限定的で接続など面倒です。
近い将来、テレビとパソコンの境目がなくなり、1台でテレビを見ながらインターネット、資料作りができるかもしれません。
ニューヨークで家電のコンベンションが行われていたとき、何度か行きました。
「132、ニューヨークのお店」を参照
写真はコンベンション会場の様子

1032、下克上

去年の日本のプロ野球はパリーグ3位の千葉ロッテマリーンズが日本シリーズで優勝し、下克上と言われました。
アメリカのNFL（米プロフットボールリーグ）でも下克上成るか、注目されています。
8日に始まったプレーオフ1回戦でNFC（ナショナル・カンファレンス）は、史上初のレギュラーシーズンで負け越しながら地区優勝した、シアトル・シーホークスが昨季のスーパーボウル王者ニューオーリンズ・セインツを41－36で破る番狂わせを演じました。

NFLはNFCとAFCの2つのカンファレンスに分かれていて、それぞれの優勝チームがスーパーボウルで激突します。
両カンファレンス共、東地区、北地区、南地区、西地区に分かれていて、各地区1位は自動的にプレーオフに進出できます。
2位以下のチームのうち勝率上位2チームがワイルドカードとしてプレーオフに進むので同一地区から3チームがプレーオフに進出する場合もあります。
各カンファレンス6チームがトーナメント形式でスーパーボウルに向け熾烈な戦いを繰り広げます。

シーホークスは7勝9敗と負け越しながらNFC西地区で1位でした。
強豪が揃っている東地区のジャイアンツ、南地区のパッカニアーズは10勝6敗の好成績を残しながらプレーオフ進出はなりませんでした。
一方、AFC（アメリカン・カンファレンス）では昨季の優勝チームで、史上最高のクオーターバックの呼び声高いペイトン・マニングを擁し、優勝候補本命のインディアナ・コルツがニューヨーク・ジェッツに敗れ、1回戦で姿を消しました。

レギュラーシーズン負け越しのチームがスーパーボウルを制したら、まさに下克上です。
上の写真はタッチダウンに向けてダッシュするシーホークスのランニングバック、マーション・リンチで、下の写真はシーホークスの本拠地、クエスト・フィールド。

「863、クエスト、セイフィコ、タコマ」
「579、10周年（セーフコ・フィールド）」
「806、タコマ富士」などを参照

1031、てっぱんダンス

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」のオープニングで流れるダンスです。
ちょっと変わったダンスで楽しそうです。
今これが人気で、仲間と一緒に踊る人が増えているそうです。
このダンスを見ていると、熱いお好み焼きの上で踊る「おかか」を連想してしまうのは題名「てっぱん」からでしょう。
主人公の明るい性格は朝の番組としてぴったりで元気が出ます。
「おばあちゃん」役の富司純子は存在感があります。
「995、ようござんすか」を参照