ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1045、負の連鎖

2011年01月26日 | Weblog
1044、留学」でアメリカの名門、ハーバード大学の日本人留学生は大幅に減っている、と書きました。
日本の若者は、最近の言葉でいうところの「草食系」が多くなり、海外に出て一旗あげようとする人は少なくなっているようです。
若者の内むき化→社会の活力低下→経済の停滞→雇用の悪化→結婚・出産に消極的→少子化→人口減少→社会の活力低下→→→、と負の連鎖が続きます。
この状態はジャパンシンドローム(日本症候群)と呼ばれています。
留学する若者が減少している一因に、日本の就職形態があるようです。
企業は大学の新卒を優先して採用し、外国帰りや転職する人材を敬遠する傾向があります。
3年の秋には就職活動を始め、それに追われてしまいます。
この傾向は年々早くなっているので海外留学すると就職活動に出遅れてしまいます。
大学の4年間は勉強だけでなく部活や社会勉強などを通し、人脈を作ったりいろんな経験を積むことも大事です。
現在の就活開始は早すぎ、4年間の大学生活を満喫できていないように思われます。
私の場合、部活や社会勉強ばかりでしたが。
写真はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学。