東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

緊急巡視その1(2020年7月16日)

2020年12月14日 07時16分16秒 | 航空機
大雨が降って1週間が経った頃にようやく小雨となる。
そしてしばらくして晴れ間が少しずつ出てくる。
そうなると各機関が動き始め被害箇所の確認に飛び始める。

中部地方整備局は自前のヘリを持っているのでFR24を見ているとどこに向かうかわかる。
こちらは思った通り、国道41号沿いをフライトしている。
しかし中部エリア内の国有林内のチェックは中部森林管理局の管轄。
さて、どうするか…


そんなことを思っていた矢先、いつもの場外に吹き流しが立つ。
行ってみるとそこには森林管理局の車が並んでいた。
どうやらここをベースにして被害箇所の確認をするようだ。

運航請負を落札したのは中日本航空。
標準機材の指定はAS350。
どの機体がくるのか場外にいた営業さんに聞くとまさかの機体。
「しっかり撮ってくださいよ~」
と営業さん。マニア心をわかってらっしゃる。

なかなか来ないと思いつつ森林管理局の方と話をする。
機体は御嶽の方で仕事してからこっちへ来るそうだ。
木曽も東濃エリアも長野岐阜県境でしっかりと降ったからな~。

木曽エリアを離陸してこちらへ向かって来ると連絡が入る。
20分はかかるかな。



13:23 場外を右回りで確認してアプローチ。


ここだよ~


あ、頭の上通ってお尻(笑)


ゆっくり下降して


13:24 あと50センチ…


着陸よし!


13:26 整備士が降機してエンジンカット。


このテールに全ての情報がある。


 来た機体はJA9743というエキュレイユ。
 AS350B1という機種で日本ではアカギヘリコプターのJA9731のもう1機がいるだけ。
 しかもJA9743は普段は北海道にいる機体。
 これはとてもレアな機体なのだ。



13:32 ブリーフィング開始。


 ここからは長くなりそうだったので会社に戻る。
 予定としては下呂方面の被害確認をしてから岩村方面の被害確認とのこと。
 2便あるなら後から見れるかも…



15:26 下呂方面から戻り。


 給油等してから16時前にまた離陸していく。
 日没時間とか考えると17時半くらいに戻ってくるかな。

 定時で一旦外出して場外へ向かう。
 ヘリはまだ戻って来ておらずチャンス。



17:36 ここだよ~


インサイト。


そのまま真直ぐ…


17:37 金網越えを確認


あと50センチ~


17:38 着陸よし、エンジンカット。


17:40 乗客が降機。


 レア機を間近で見るチャンス。
 機長からOKを貰ってなめまわす。
 後から悔いの無いように…

 いつもならフェンス内で離着陸するが今日は外。
 このまま係留する予定だが、万が一に備えてヘリパットは空けておくとのこと。
 まあ、防災へリポートだからね。


ちょっと後ろから。


JA9743 AS350B1 中日本航空


正面から。


17:50 機長は本社運航管理と電話中。手回し給油は辛いぞ…


 機長から「高山、向かいます!」と宣言。
 日没時間や明日の天気を勘案して今日中に飛騨エアパークまでフェリーしたいようだ。
 天気さえ大丈夫なら行けるかな?



18:00 フライトプランの最終確認。


18:02 機長が乗り込みエンジンスタート。


18:03 整備士が確認中。


18:04 上がるよ。


18:05 準備よし!


離陸。


上昇しつつ


右へ回頭して


飛騨方面へ。お疲れさまでした。


 営業さんに挨拶して場外を離脱。
 滅多に会えない機体に会うことができてよかったよ。


中部森林管理局の皆様、中日本航空様、お世話になりました。
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