東濃IFR

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ブログ開設3500日記念遠征(2018年5月24日午前 前編)

2018年06月24日 13時15分44秒 | 航空機
ブログ開設3500日を記念に何かしよう、と漠然と考えていた。
そういえば行こう行こうと思っていて一度も行ってなかったところがあった。
自分の仕事の予定からして行けるのは5月24日。
一応先方にも電話をしておきアポなし突撃は避けるようにしておいた。

前日から梅雨入りを思わせるような雨が降る。
翌日の天気予報は晴れ。
祈るように床に就いた。

早朝、外を見るとまだ雨は上がったばかりのようで路面は濡れている。
心配なのはこれから向かうところも自分の家よりも山奥ということ。
名阪国道に入ってからは雨がぽつぽつ降ってくることもあり本当に焦る。
名阪国道を降り、県道を走り向かったのは…



7:12 着いたはいいが…。水蒸気が。


 着いたのは山間の村、奈良県東吉野村。
 ここは吉野杉で有名な場所である。
 そしてここを拠点として仕事をするアカギヘリコプター吉野基地がある。
 自分がいつも撮影に行くのは国有林だが、ここ吉野は民有林なのだ。
 吉野杉というブランドはヘリで集材をしても採算の取れる材なのだろう。

 まずは事務所へ伺い本日の予定を聞く。
 前日にならないとわからないという吉野のロギング事情。
 今日は9時半から飛行前準備、10時から1時間ほどロギングが行われるという。
 使用機体はSA315B、国内最後のラマだ。
 集材場所を聞くと意外と近いようで「土場なら今日担当のI田君と一緒に行けば?」と嬉しい提案。
 しかし離陸や着陸も撮りたいから…と迷っていると
 「ここからならこういう感じで撮れると思うけど?」と今日の土場の位置からフライトコースを説明してくれる。

 土場までの道順を聞き、まずはそこまで行ってみる。
 飛行開始にはまだ時間があるから余裕を持って行動。
 その間に山間の水蒸気はどんどん上がり青空も見えるようになってきた。

 再び場外に戻り整備士たちが来るのをひたすら待つ。
 そこに現れたのはS友さん。
 そこに人がいるということを全然意識していなかったようでそこで驚かれ、その次に
「何してはるんですか、こんなとこまで(笑)」
 驚かせてごめんなさいね。



8:15 スマキを解除していく。


スマキ解除。空には青空も見えてくる。


エンジン部分後ろから。


正面より。


各部チェックしながら丁寧にウエスで拭いていく。


今日の土場担当I田さんも到着。窓のワックスがけを行う。


個人的にはここがSA315の肝かと思っている。


グリスアップは毎飛行ごと。


銘盤が光ってしまったが生産されたのは1984年12月。もう30年以上になる。


コントロールチェックを行うS友さん。相方のI田さんは今日の事業主の方の車で現場へ行ってしまった。


 今日のフライトが終わり、翌日くらいから最後の耐空検査に入るという。
 その際の整備士の確認のサインはS友さんがするという。
 「日本で最後のラマの最後の整備をした」というのはとても誇れることだと思う。



本当に見晴らしのいいコクピット。


使い込んだ感のヘッドアップスイッチ類。


 今日の機長のOさんが到着。
 挨拶をしてから自分はちょっと下がる。

 これから各部チェックしながらのエンジンスタートとなる。
 朝一はこれを確実に行う



9:05 まずはスイッチを入れて確認。


9:06 エンジンスタート。しかしローターはまだ回らない。


9:08 エンジンが安定したところでローター回転開始。


上がるよ~とアイコンタクト。


9:11 エアタキシーでちょっと移動して、


絵になる機体だよね。


しっかりとパワーを上げて…


やはり機動性に長けている。


速度も乗ったところで…


一気に引き起こす(笑)


バンクをつけて右旋回して


JA9397 SA315B lama アカギヘリコプター


今日の土場近くにある場外へ向かう。


 さて、自分も追って行くぞ!


吉野後編へ続きます

コメント (6)
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