東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

Cross wind from north

2008年11月01日 21時36分24秒 | Weblog
今日は関東では木枯し1号が吹き荒れたということで…霧ヶ峰滑空場も北西風でとても寒かったです。でもグライダーの操縦席の中は暖かかった。

 午前中からお昼2時頃までは北から北西の間で3メートルくらいのクロスウインドでしたが、日射は強いのであちこちにサーマルによる雲ができていました。
 
 この日4発目の発航したとき、ウインチマンから「短索がなくなっている」との連絡が。霧ヶ峰ではパラシュートと機体との間に5メートル程の索を取り付けているのですがこれがなくなっている。これがないと発航できないのでピストの無線係を除いて全員でススキの藪の中を探しました。
 自分は機体がワイヤーから離脱したところまでしか見ていなかったので外れたところは見ていませんでした。他の人も一緒だったようで、「北へ偏流とって発航したのだから滑走路の北側後半ではないか」との意見。自分もそう思って探したのだが全然見つからず。
 1時間くらいして、滑走路南側後半で見つかりました。ワイヤーを巻き取る間にだいぶ南へ流されていて、その後外れたようです。でも、回収された短索は2本。どうやら以前ヒューズ切れした短索が行方不明になっていたようで、これもついでに発見、回収となったようです。

 そんなこんなで自分の番に、後席はH教官。12時半頃にテイクオフ。強いところではバリオメーターが+5を振り切るくらい強いサーマルがあり、離脱高度2000メートルから一気に2630メートルまで駆け上がりました。
 でも強いプラスがあるなら強いマイナスもあるわけで…その後30分もしないうちに着陸となってしまいました。
 2本目は15時頃、後席はF教官。F教官とは久しぶりのフライトで少々緊張してしまいました。途中2回くらいスピンの初動になりかけてしまい慌ててリカバリー。自分では操縦桿を水平に動かしているつもりでも右へ動かすときは引き気味、左へ動かすときは押し気味になってしまい、さらに初動から持続へ入るタイミングが早いため横滑りを起こし、最終的には失速してしまうという状態。なんとかしなくては。
 2本目は結局1時間半も飛んでしまい、気が付くとすでに夕日に。
 アプローチは御嶽山方面(西)に向かってするのでとてもまぶしい。滑走路を見ても、見えるのはセンターラインと滑走路中間点のマーカーだけ。こんなに怖い着陸は初めてでしたがいい経験になりました。

今日は宿舎にて一泊。
コメント
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