AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

原則なき恒久的な平和

2013-05-30 23:13:33 | アイディアの屋外観戦



先日 映画 「ガンジー」を観ました。監督はリチャード アッテンブロー、アカデミー賞を受賞した1982年制作です。戦後 独立を果たしたインドとパキスタンこのヒンズー教徒とイスラム教徒との憎しみの連鎖は今も続いております。そんな小競り合いの国境の街で行ったコカコーラのキャンペーン「スモール・ワールド・マシン」と名付けられた機械が、インドのニューデリーとパキスタン 国境の街 ラホールに一台ずつ設置されたのです。それぞれのマシンの前に人が立つと、互いに隣国にいる相手の姿を見ることができ、両者に共通の指令が言い渡されます。これを双方がクリアすれば、マシンからコーラが出てくる仕組みです。インド人もパキスタン人も一緒にピースマークを作ったり、一緒にダンスをしたりしています。日本と中国問題、韓国問題など一つの国となると問題は大きくなり、最悪のシナリオは「悲惨な戦争」となっていきます。大阪市長の橋下氏の「慰安婦発言」に韓国 中央日報の論説委員が「原爆投下は神への懲罰」と論評しました。共に恥ずべき行為だと思います。ガンジーはヒンズー教徒とイスラム教徒の血で血を洗う闘争に、「断食」という否抵抗の行動で互いの憎しみを鎮めていたのです。英国に対する非暴力の精神も変わりませんでした。ガンジーは「七つの大罪」で「原則なき政治」と評しております。このくだらない論戦をどう天国でみているのでしょうか?コカコーラがおこなった2台のベンダーの方が「国の原則を超えた恒久的平和」の一歩だと思います。