AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

時代を刻む表現アイディア

2009-11-22 05:31:50 | アイディアのIdentity
先日本鵠沼のカフェに「60年代アメリカ広告集」が置いてあった。
「良きアメリカ」のアド表現を久し振りに観た。
おおよそがダイレクト表現。ひねりも少ない。そんな中で唯一
フォルクスワーゲンのグラフィック広告だけは面白いものが多かった。特にその中で極めつけが、1969年7月21日アポロ11号の月面着陸 の成功を祝してのワーゲンの広告である。
大先輩の岩永嘉弘様から頂き拝読した「極めことば」(kkベストセラーズ)でも、このワーゲンの広告に触れてらっしゃった。

「It’s ugly,but it gets you there」
「不細工もんですが、連れてってくれますよね。」
月面着陸祝してのワーゲン広告。今もワーゲンの広告は異彩を放つが、
極めつけだと思う。そして、カンヌ50周年記念作品、それは1本の安全ピン、トヨタのジングル「♬セーフティドライブ、セーフーティ トヨタ♬」と言うのがあったが、こちらは安全ピンだけでその安全性を表現した。
VOLVO のグラフィック広告。車の形をした安全ピン、これも極めつけの
アイディアだと思う。

月面着陸から40年、アイディア表現は時を経ても良い物はその時代を語ってくれている。