AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

メディアの融合の先に見えてくるもの(6)

2009-11-17 03:50:09 | CGMの感染力
Street View in Google Earth


ウエッブのバナー広告にしても、 新聞や雑誌広告の延長上と言う固定概念に縛られていたのかも知れない。そしてメディアミックスのステラテジック(戦略)はSDK等携帯電話でフリーソフトもダウンロードも出来る。(有料もあります。)テレビCM、新聞、雑誌、屋外 屋内広告、そしてインタラクティブと、全てのメディアに精通する知識とアイディアが求められる。これからはウエッブを主流とした動画が配信されるだろうし、携帯電話のインタラクティブ性も更に進化するだろう。
以前多かった「CMの続きはウエッブで」は、もはや時代送れとなり、「なんのストリーだかわからないけど、面白い」と言う話題でアクセスを稼ぎ、最終的に商品名を出す「新しいティーザー広告」も一つの手段だろう。思うに「テレビCMの完結した商品落とし込み表現」はコンシューマーは既に受け入れないのかも知れない。「CMは文化だ。」と言う時代は過ぎ去り、如何に良い意味「未消化」でコンシューマー達にアクセスなり、ブログなり行動させるかが勝負の時代かもしれない。今年のカンヌ広告祭 グランプリを受賞したオーストラリアの「島の管理人」そして「夕張夫妻」他、多くがコンシューマー達をインボルブ(巻き込む)し、コストを極力抑え、その数十倍、いや数百倍の媒体効果を
得られたキャンペーンがCGMやViral効果を巧に応用し、成功している。
Google EarthとStreet Viewの合体(Google Pro)、YouTubeとの連動した検索と更に進化いている。地球は本当に小さくなった。「ドラエモンのどこでもドア」化している。仮想空間もこうなるとリアリティを持って来る。
メディアの革新を如何に活用していくか、そこで「アイディア」の重要性が更に重要になる。「メディアミックスのトータルアイディア」それが解る広告屋、クライアントだけが生き残れるそんな時代が垣間みれる。