ウヰスキーのある風景

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被曝許容量

2011-07-13 | 雑記
夜勤が明け、仕事場でぶらぶら時間をつぶしていた。つぶしていた、というよりあまりあう機会のない人とちょっとおしゃべりしてみたり、タバコを吸ったりしながら、腹の具合を窺っていたのである。

なんでも、断食、といっても大体半日からもうちょっと先くらいまでの分で終わる予定のだが、それをすると、「宿便」とやらが出るそうだ。こいつが体によくないのは一々ここで書かなくても、知っている人知っているだろう。

寝ている時間も込みで、最近は十時間程度は食べないことも良くある。といっても十時間寝続けたわけでもない、ということも指摘しておく。


これを書き始めた今は夜中の一時になる。つい「和」で飲んで、サーターアンダギーも買って来てしまったので、これとお茶を戴く予定ではある。それから明日は休みなので、昼過ぎから夕方あたりまで試してみたいと考えている。

とりあえず、その話は措く。


少しやせたのが原因ではないのだが、Gパンを探していた。

前によく、といっても一年に一回行くかどうかだったのだが、某駅ビルにあった服屋は、同じフロアにあったユニクロもどきにスペースを接収されていた。


かといって、都心まで探しに行くのはめんどくさい。元気だろうがなかろうが、なんか嫌だった。なんというか、都心の街は、ここより居心地も悪く、場違いな気がしてならない。


まあ、他に服を売る店がないわけではないので、見当はあった。今日は平日だが、天気もよかったのもあり、あまり迷わず入る事にした。


しばらく見て回っていると、髪のちょっと長い兄ちゃんが「最近あついっすねぇ」と話しかけてきた。あーだこーだ薀蓄交えて話したりして、ついでにGパン探してるけど、ないかと聞いた。色々あるという。


ときどきどころじゃないだろうが、最初からズタズタになったGパンを見かけることがあるだろう。ズタズタじゃぼろ布だが、長年はいた風合いを出したものが、店を軽く見渡したところ多かったのだが、無加工のもあるという。


色もなかなか良く、日本製だという。他のメーカーはどうこう、日本と外国を行ったりきたりして税金がかかるけど、純日本製のこれは評判がよく、国内で買うならお得だとかなんとか。

お得かはあまり気にしなかったが、試したところ、なかなか悪くない。値段も今はいているのとほぼ同じ。


すそ上げも頼んだが、これはまた別のところに送って、そこで加工するため、引き取りは三日以上してからになるのだそうな。


ついでに、店に入ってすぐ目に付いたものがあった。

このサンダル。


なんでも、プロサーファーがエコ活動しようという意図のもと作ったブランド(RAINBOWという)。頑丈なものはエコだからというわけで、かなりしっかりしたゴムがソールに使われていたり、鼻緒の部分もしっかりしている。

そこは聞いた話だが、それよりも気になったのは、一緒についているタグに「HEMP」の文字列が見える。

どうやら、足裏が当たる部分はヘンプを使っているようだ。体に直接当たるところは、なるべく自然のものが好ましい。

その上、素材がヘンプというのだから、これ以上のものはないだろう、と思ったので、こいつもついでに購入した。なかなかのお値段(Gパンよりは安いが)だが、事故でもない限り、かなり持ちそうだ。


さて、ヘンプとは何か。これは大麻布のことだ。大麻、と聞いてひどく怖がったりするのはちょっとまって欲しい。参考に以下の動画を見ることを推奨する。他にもいくつかあるそうだが、気になる人は前後を見るといいだろう。

恐怖! 大麻・酒をめぐる黒歴史 [大麻講座その2・歴史編]



大体、アメリカ発の何かの禁止運動というのは、推奨もだが、企業の思惑が大きいのである。そこには「論理的に正しいかどうか」はなく、「こちらの利益になるかどうか」しかない。まあ、ある意味「論理的」ではある。

あまり書くとあれだが、某の解放運動はアメリカの「某金融家一族」が出資してけしかけた、という証言がある。けしかけた本人が「我々がけしかけた」と語ったのを聞いた、という証言である。それを語った映画監督は、その数年後だったか、何かのガンで死んだ。

ゴルゴ13のエピソードに「ロックフォードの野望」というのがある。「ロックフォード」という財閥の人間たちが、ゴルゴを金ずくで従えて、お抱えのヒットマンにしようというのに反抗する話だが、これでピンと来る人にだけわかればよい。


日本も長らく、大麻を栽培し、身近に使用してきた。なんとかぺディアだったか、最近いろいろと有名な武田教授が言っていたのか忘れたが、日本で栽培されていた大麻は、海外のものよりも幻覚成分が少ない、ともいう。

これは武田教授の言だったと思うが、「日本人はアメリカ人なんかと違って、自制心がある。少々のマリファナで、社会問題を起こすことにはならない」とはいう。TVや新聞の印象でしかないのだが、日本もアメリカも似たようなものの気はしているが。


大麻は、実やら葉の成分を抽出し、精製すると、「モルヒネ」になる。さらに精製すると「ヘロイン」へと変貌する。この過程は何かに似ていると思ったら、黒糖と砂糖だった。「砂糖は自然!」にもご注意を。

布になるのは茎のほうで、幻覚成分といわれるものはあんまりないそうだ。麻の成分を経皮摂取して、体調がよくなるという。タレントのサンプラザ中野くん(くん、までが芸名という改名をしたそうだ)は、何年か前から「麻のふんどし」を使用していて、体調がよくなったという。

何かの雑誌で大槻ケンヂと対談していたのだが、アメリカの大麻追放運動の実際についても言及していた。上記の動画とほぼ同じことを言っていたわけだ。

というわけで、帰宅して履いてみたのだが、ソールの硬さは想像以上だったが、歩きにくいことはなく、疲れにくくもあった。ただ、右足の甲がちょっとすれる。軽く履けばなんとかなるが、これだけが残念だった。

どうも右足が、左足と比べてむくんでいるのか骨が太いのか、大きいのが原因らしい。ちょっと最近、立て続けに歩きすぎたのかもしれない。

お気に入りの一足として、暑いこの時期は活躍してくれるだろう。


さて、支払いや手続きを済ました帰り道に戻る。ふと、あのGパンのパッチのことを思い出した。パッチとは、はいた時に右手を後ポケットにまわしたあたりのベルトの下に隠れる部分あたりにある、メーカーの意匠を凝らした、デニム地ではない部分である。ものにもよるが、通例はそこにある。

あの素材そういえば・・・ちゃんと確認していなかった。


通常、ベジタリアンを日本では「菜食主義者」と呼び習わしてきた。

これは実は間違いとは言わないが、ちょっと違う。語源はラテン語の、Vegetusという言葉から来ていて、活力のある、とかいう意味。英語のVegetableとあわせて語呂よくベジタリアンと呼ぶようになったのだそうだ。

当初は、活力というところに意味合いが強く、食事の節制を目的としたもので、倫理的な意味合いはなかったようだ。つまり、肉を食べないだけでもベジタリアンには違いないのである。


そこから一歩さらに踏み込んだ存在がある。

Vegan(ヴィーガン)といって、肉、魚、乳製品をとらない。それらは動物たちを著しく傷つける行為であるからだ、という。革製品も否定する。なるべくそういうのを避けようと志して生活をするのだとか。

正直いって、キチガイと思われても仕方ないのだが、自分が目指しているのもそこである。酒飲んで小魚食べるのに、と思われるが、(酒はとりあえず、家では飲まないようになっているが)ともかく、肉は辞めた。


さて、件のGパンのパッチは紙ではなかったように思う。半端なヴィーガン(とは呼べない状況だが)とはいえ、ひどく後悔してしまった。


というわけで、さっきのサンダルを履いて散歩してきて、そのまま「和」に向かったしだいである。ヤケを起こしたのである。


いつもの兄さんしかいなかったので、「本気で肉やめようと考えている」とかまかないついでに作ってもらったサービスメニューは肉抜きにしてもらったり、ヴィーガンの話もしたりした。飲みながらなので、和やかに笑いながらではある。実は心では、というのもなく、肩肘張らずにおしゃべりしてきただけだが、これからは気兼ねなく、肉抜きメニューを頼めるようだ。

アジの素の会社には、顆粒状になった「ダシの素」というのが販売されているのだが、これの成分表を見ると「乳糖」があるようだ。

こいつはつまり、牛乳の成分が入っていることになる。といった具合で、家で作る、ごく簡単な食事以外は、ほぼ肉にぶち当たるのが日本の現状である。それにしても、魚のダシに牛乳を混ぜてある感覚がまったくワカラナイ。

何が何でも肉にまつわるものを口に運ばせたいのだ、と言ってもおかしくない。


そういうところまで考えるのがいわゆるヴィーガンというやつである。魚たべちゃう自分はなんとかベジタリアンとかいう位置づけになろうか。


肉食の弊害について、色々と紹介しているサイトがある。別に肉を美味いと感じる人にまで「辞めろ」とは言うつもりはこちらにはないが、気になるところがあるなら、色々と読んでみるのをお勧めする。

あと、動物のカイタイの動画や写真などもあるので(リンクに注意は書いてあるが)嫌な人は気をつける。でもそれは、目を逸らしているだけなんだがね。動画自体を見なくても、話を書いてあるので、それだけで十分感じ取れる人は取れるだろう。

そのサイトはこちら。菜食のススメ


フクシマのセシウムまみれのお肉が流通して云々という話が、夕方のTVで流れていた。健康被害がどうこうと。実に笑える話である。理由は上記のサイトをよく読めば分かってもらえるだろう。とりあえず、「和」では肉以外は気にしない方向にする。では、また。


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