ウヰスキーのある風景

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乙女の柔肌

2017-02-27 | 雑記
珍妙なお話はこの一段下の記事にあるので、「こいつ、自分がもてるの自慢してるだけじゃね?」みたいな感じでご笑覧いただければと思う。

なに?元々珍妙な話しか書いてないではないかって?それはどうもありがとう。光栄の極みである。


さて、コメントでいくつかやり取りしていた件で、相手を非難するのではなく、気になったことを書こうと思ったので、続けて書くことにした。

非難というなら、すでにコメントでしている。


ビッグブラザーとリトルピープルの件、物質に捕らわれているという話しについて、コメントで詳しく返したつもりである。



ビッグブラザー。ジョージ・オーウェルだったかオルダス・ハクスリーだったか、近未来の社会を描いた小説で出てくる存在である。

人々を監視装置で管理している、管理者というわけだ。ビッグブラザーはあなたを見ている、という奴である。

ビッグブラザー自体が動いて、支配体制を安定させているわけではない。何か反乱がありそうなら、警察だとかを配備するだけである。幸福は市民の義務だ、なんていう文句が、それらの作品を下敷きにしたTRPGにあった気がする。

件のコメントでは、「リトルピープルの時代になった」という風に書いていて、リトルピープルが優位な時代だともいう。煽られているということには同意しながらも。

さて、本当に優位なのか?そもそも優位とはどこをどう指していったのか?

煽られているというのは、たとえば、偽ユダヤの支配が終ってきた、民衆には大金が入ってきて、皆幸せになる、といった話なんかが有名である。

偽ユダヤというのは別に支配者の大本営ではない。聞いたところによると、ユダヤという言葉自体は民族を指してなどなく、銀行利権のことを指していて、言ってしまえば「金庫番」である。

門番倒したらゲームクリア、とかいうRPGなんぞ聞いたことがない。次回作に続く!ならありえるが。

ビッグブラザーが衰えたとか思ってて言ったとしたら、恐らくその点、上で書いた偽ユダヤがどうこうのことなのだろうと思われる。

彼らはビッグブラザーではなく、反乱鎮圧の部隊程度である。

鎮圧部隊が弱体化したというなら、今度は別の方法を取るまでの話。

やり口は古く、そしてよく上手くいくやり方である。草の者を放つ。そして誤情報を流して民衆に恐慌状態を起こさしめるのである。

誤情報と知らずに踊らされた民衆は、仮初の敵を打ち倒したところで終らないことを知らず、快哉を上げ、またその直後に絶望の淵へと沈むのである。

これが現代の、現代まで続いてきた状況である。ビッグブラザーはこうやっているのだと知らなければ、またいたずらに踊るだけのことを何故理解しようとしないのか。

これが煽りだというのなら、「そこは地雷原だ」と言ったら「そんな煽りはいらぬ!」と答えているようなもので、止めても突っ込むのだろう。


また、ビッグブラザーの支配とやらから抜け出すために自給自足を、という声も大きい。実際問題、地球は寒冷化に向かっているというのに、「自然に沿った生活」とやらが出切るのだろうか?ビニールハウスはだめで、地下の穴倉で栽培は良い、というのも無意味である。環境を人為的に再現しているのだから、自然に沿った生活なんぞ元からやっておる。穴倉なら良いは、欺瞞である。

別にそこはいい。問題にする必要もない。個人の勝手である。

そこで、物質に捕らわれているという話しをする。

バトラーは魔術の定義をいくつか引用し、最後に自身の師匠の言葉を持って定義としていたのだが、他の魔術師達の定義はというと、「思うままに変化を起こす技術」などといったり、その直前は通俗的な辞書による解説を示していた。
そして最後に師匠の言葉を持って「思うままに意識の中に変革を起こす技術」と述べる。

バトラーの言う、意識の変革を起こす技術を駆使するとどうなるのか?

日常の物理法則を覆す物事を体験することになるそうだ。

さて、現代物理学では、物質は靄のようなものであり、そしてそれは我々の意識である程度動きうると、述べているのである。

現代科学が魔法染みた見解を述べているのである。こういういい方は嫌いだが、一般的にはこう伝えるしかない。

「物質は精神の影」という風な言葉があったと思われる。申し訳ないがうろ覚えである。

現代科学も魔法も、物質は精神の、人間の意識の影響下にある、と言っているわけだ。

そして、アイクも言う。物質は幻なのだと。魔法だとかは言わないが、同じ見解を述べている。

何がそれを見せているのかというと、コンシャスネス、ユングでいうと集合的無意識と近い意味のものが見せているのだという。
まずは超自然的な意識があって、そこから物質が作り上げられ、そして我々がいるのである。
その物質は強固な状態だと思い込んでいる、つまりはお約束に従っているだけで、お約束を外れたところから見たら、なんでもないのである。

くどくなるので言い方を変えよう。

我々は、物質が先にあってその後に意識が生まれたと思っているが、それは結果と原因を取り違えている。それが致命的なのだと。

あなたにも腕があるだろう。ない人もいるが、とりあえず。

何かを触ってみる。もしくは親指と人差し指をこすりあわせてみよう。

刺激が伝わるだろう。異性の肌に触れたら、この刺激はもっと強烈なことになる。

こんな感触を伝えてくれる腕があるから人間になったのだ、手という物質は素晴らしい、と思いそうになる。

でもそれは、電気信号であって、その手が、触ったものが素晴らしいからだというわけではない。女性の柔肌は素晴らしいが、それは措くとして。

それは、あらかじめ決まっているものを体験しているのである。だからといって、無意味だといっているのではない。

あらかじめ配置調整され、形作られた物質を通して、常日頃、素晴らしい体験をしているのである。

とはいえ、人類の時間からいえば、ずっと大昔からそれは、まがい物にされてきた経緯があるのもまた事実である。

物質は、「あらかじめ配置調整され」と書いたが、いじれるからだ。別の誰かが「調整」しなおしたわけだ。

そして、人類はそのようなことを出切るわけがないと、ずっと信じ込まされてきたわけだ。

だが、その端緒は切り崩されたといえる。誰かが作った物質に服従する必要はない。手で味わう感触すら、まがい物になり得るだろう。

その様な空想ともいえることを、ただ切り捨て、目に見えている幻を真実と見なし、唯々諾々と従うのであれば、それはどのような言葉で飾り立てようとも、物質への隷従である。主従逆転なのである。

環境汚染や気候変動がどうとかというのは、今のお約束の話しだけである。

それすら体験しているだけのことである。

とはいえ、幻だからといって、何の対処もなく税金の督促を無視したりしたら面倒になるので、訴訟して不払いにするか(実際に海外在住の人が国家に権威なし!と裁判所に認めさせてしまった例がある)、さしあたり一個分だけ払うだとかしておかないと、つまらん体験をすることになるかもしれないので、ご注意を。

それすらも体験である、といえなくもないが、そんな風に考えるのは、いきなりは難しいものである。

では、よき終末を。


ありふれた小説のような話と、イングランドのエリちゃん

2017-02-27 | 雑記
KJEを保持するものには苦難が付き纏う・・・。
※KJEとは、着物から発する妨害電波とその波及効果である。

今宵はそんな小説のようなお話をお送りしたいと思う。小説を楽しみにしてる、とか言われたのでこう煽ってみた。


イングランドのエリちゃんが去年、公衆の面前で正体をばらしてしまったと思ったら、今年になって「わたし、トカゲなんですの」とキャピキャピしながらお報せしたらしい、という話を聞いたものである。この辺りは何度か書いた。

わしが着物を着だしてから、世の中はまるで洋装が、じゃなくて様相が変わってきたかのような気分である。まあ、あんまり変わらん。

それはともかく、わしはエリちゃんを応援したい気分なのである。

というのも、わしは、爬虫類、特にヘビには頭の上がらない思い出があるのである・・・。


かつて小学生の真ん中くらいの歳だったころか。

学校の帰り道。故郷は田んぼやら山だらけで、幅数メートルはあるであろう、用水路なんかもある。

その時は用水路はせき止められ、水がたまっていた。その中に一匹のヘビが、登れない壁を登ろうとしているのを見かけた。

わしと他何人かが、石を投げて、ヘビの妨害を始めた。誰が始めたが、わしが始めたのかは覚えていない。

放っておいても登れなさそうなのだが、ヘビが怖いというイメージは強い。実際に、ヤマカガシだとかの話なんかを聞いていたら、怖いとしか思えないわけで。

ここも詳らかではないのだが、誰かの石がヘビに直撃した。ヘビは、先ほどまで意思を持って動かしていた頭をさげてしまい、その体も力なく水面に浮かんだ。その頭部辺りから血が流れるのが見受けられる。

我々は何もしていないヘビを、ただ怖いからといじめ、挙句の果てに殺してしまった。

その感情を皆共有したのだろう。水を打ったように静まり、それぞれの帰途へと着いたのである。


イングランドのエリちゃんの行動は、KJEの影響でなんだかメチャクチャにも見えるのだが、かつて殺したヘビのことを忘れないで欲しいとの切実な願いを投げかけているように見受けられたのである!

で、どう応援するのかって?

ヘビなんて怖くないぜ!一緒に遊ぼうぜ!お前用水路の中な!と、やれたらいいなぁと思うわけである。・・・結局石を投げるらしい。あの時、用水路の中へ、わしは石と一緒に意思をも投げ込んでしまったようだ。
KJEは意思を石で破壊するらしい。ヘビの意思を破壊してしまったのだから。

ヘビは怖かったので、イシ丸ごと放り投げたというお話であった。

イングランドのエリちゃんよ、永遠なれ。


さて先日。

夜勤明けに、馴染みのネパール料理屋に行ってきた。昨晩にとんかつ食べた以来、何も食ってないことを思い出したので、そこでラム酒を飲もうと思ったのである。え?

ラム酒はもちろん目的だったのだが、別の目的があった。

あの時、KJEの胸囲、じゃなくて脅威をお互い目の当たりにした女性。一般人に向かってサインをねだるという暴動にも似た狂乱状態に陥った女性。あの方は無事なのだろうか?と心配になったのである。

しかし、飲んでいると急に混雑し始めた。こっちがカウンターいった方がいいかなぁ?などと思いつつ、飲んで炒め物を突いていた。

少々あわただしさが落ち着いてきたころ、また客が一人やってきた。入り口の方を横目で見るように座っていたので、若い女性だということはわかった。

まだ混んではいたので、その女性は愛惜、じゃなくて相席を承諾し、わしの背後の席についた。

すると、「お久しぶりですね」と、声をかけてくる。

ん?誰だっけ?と思い、顔を確認する。覚えがあったとは言いがたかったのだが、こちらの顔はよく覚えているといった顔をしている。

もしかして・・・と思い、「もしかして、サインの?」と恐る恐る問いかけてみた。

「そうですよお!」とはしゃぎ気味に返答してきた。

すると店長が「先週もさっきまで(わしが)いたって話ししたんですよ。どっかですれ違ってないかってね」などという。

今までもニアミスをしていたらしい。

それなので、正直に話をすることにした。お嬢さん、僕に一生を・・・どこの正直か!

これはつまり、KJEって奴のシワザなんだ!とかいう話はできるわけがないので、そこは隠す。

「いやぁ、まだ本当にサイン欲しがってるのかナァなんて思ってね」というと、ちょっと飲みすぎで覚えてないのだが、「もってきてます!」などと言っていた気がする。

そして調子に乗って、きっとKJEのシワザなのだろうが、あろうことか、ふざけたことを言い出した。わしが。

「そう思ってたらこう会えたなんて、なんか、赤い糸でも繋がってんじゃないか?」と小指を突き立てつつ。真相を隠すためとはいえ、暴挙に出たものである。

これで退いてくれたらありがたいのだが、そうは行かなかった。

「そうかもしれませんね!」などという、威勢のいい返事が来たものである。「そんなご冗談を」ぐらいでよかったのに。

KJEによるKRSの後遺症はすさまじく、なんでそうなったのかが思い出せないのだが、オカルトチックな話を話すると、「わたしもそういうの好きなんですよ」と興味深く聞いてくれる。
「話が丁寧で面白い」とその女性が感想を述べると、女性店員が「安生さんは話しの引き出しが一杯あるんですよ」などと持ち上げる。
持ち上げついでに、グラスの持ち方が格好いいとまで言い出した。思ってていわなかったことだと前置きしていたのは、その女性に向けて印象付けようとしていたのだろう。
持ち方といっても、指のほうではなく、持ち上げ方なのである。クセでひじを横に出して肩の高さまで持ち上げて飲む。肘を下ろして飲むと落ち着かないのである。わかりやすいイメージで言うと、『蒼天航路』の関羽。わしの顔に髭までつけてイメージしないこと。

着物も格好良かったけど、今のも格好いいなどと、身なりがよく見えるらしい。挙句の果てに「もてるんじゃないんですか?」とまできた。

「いやぁもてない。それに女性にはトラウマがあって・・・」

「その話は長くなるんですか?」

「聞くも涙、語るも涙なんで、言うのはとても辛いから言わない」

トラウマ話は本当にやりたくなかったので、おどけてごまかしておいた。少なくとも人のいるところではやりたくない。

そして、店長はしきりに「食事はどうですか?」とか「ごゆっくり」などとのたまう。

ああ、思い出した。その女性は、あまり綺麗な身なりが出来ないので、わしみたいに身なりよくしたい、などと言っておったので、次に会ったら「まずはイメージトレーニングから」とワケノワカラン話しをしてさらに混乱させようと思う。


KRSはKJE保持者に引かれてしまう!轢かれてしまうのだ!車じゃあるまいし。

KRS患者による、KJE保持者への印象をまとめる。

何を着てても(こちらも選んで着てるが、和洋問わずとざっくりいう)似合うと言い出す。

話が面白くて賢い人だと言い出す。挙句の果てには前世は神か?とかいうんで、仙人じゃないかなといったら、そっちのほうが納得していた。

背が高く見える。160しかないといったら、170はあると思っていたとのこと。

そして、KJE保持者の意思に引かれてしまう。この日になんとなく思ったらばったり出くわしたのがその証拠!意思は用水路に投げ込んだはずでは・・・。

危険だ・・・。KJEは墓か来世までもって行かねばならぬ話だというのに。イングランドのエリちゃんもおかしくなってしまうわけだ。

でんでん?あれは元からじゃないかな。

かようにわしは、生き辛い世界を歩んでおるのである・・・。KJE保持者の未来はいかに!?





いかがであろうか・・・。これが全部現実に起こったということを信じられるであろうか・・・。

KJEはイングランドのエリちゃんの本性を暴露し混乱せしめ、一般人女性はわしが美男子にシェイプシフトしている(もしくは混乱して見えない)ことをわからずにほめちぎってしまうのである・・・。女性ばっかりかこれ?

苦難の時代到来である。KJEをなるべくよき方向に活用し、罪滅ぼしをしていく所存である。でんでん。



最近、小説を書いているといったものだが、どっちが小説なのかわからなくなってきた。

だが、ありふれたお話ではあろうと思う。

是非とも、区別はつかないだろうが、KJE保持者には警戒を。


では、よき終末を。