ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

妨害電波による、ありふれた事案及びKJE保持者の肉体的変化について

2017-02-23 | 雑記
先日は、「着物からの妨害電波が街行く人を恐怖と混乱に陥れている」という恐ろしい事実を公開した。

これを書いたわしはきっと殺されるであろう。なるべく拡散のほどをお願いしたい。

とはいうものの、その影響はまだ強いとはいえず、世を崩壊させるほどではない。一般人にサインをねだるとか、あまり見覚えのない少女に挨拶されるとか、もう少し広くなったところで、総理がでんでんと言ったりするくらいのものでしかない。昔の総理はWho are you?である。これもきっと、着物ジャミング効果、略してKJEが相手の大統領が何者かどころか、何か判らないくらい認識阻害を与えていたと思われる。

でんでんとかWho are you?はまだ強い効果ではなく、ただ広範に渡っていたがために、あの程度で済んでいるだけで、一般人にサインをねだるだとか、見知らぬ少女に挨拶されるなどというのは、強烈に浴びたせいでショック状態になったからといえる。つまり、正気を一時的に失ったというわけだ。

このショック症状を、とある漫画にあった名前を借りて、「キモノ・リアリティ・ショック」と名付ける。略してKRS。

いかなる時に起きるのかというのは、そもそもKJEのせいではあるのだが、「日常に着物が存在するはずがない」という固定観念が突き崩され、一時的に自我が崩壊するためと推測されている。

ネパール料理屋に着物がいるはずがない、といった日常の当たり前の感覚がKJEに対する抵抗力をひどく衰えさせ、KRSを引き起こしたという寸法である。

でんでん辺りは、影響があるのかないのかはっきりしないため、軽視されがちであるが、これも実は恐ろしいのである。

かつて、広島と長崎に原爆が落とされた。そこから引き上げてきた作業員達だとか、肉親を探して戻ってきたとかいう人達に、妙な病気が発生していたいという。
通称「ぶらぶら病」という。やる気を出したくても出ない、体がいうことを聞かない。特に異常が見当たらないのになっていく、という話である。チェルノブイリの原発事故や、フクシマ以降でも見かけられているという。
広島及び長崎や、原発事故で、詳細なカルテやレポートがないため、目撃はされているのに「科学的検証がなされていないので存在しない」といわれている症例について、広島及び長崎当時に、現地で診察をしていた医師が恐ろしい証言をしている。
「カルテを書いても、次の日には意味がなくなっていた」という風に。なんだったかわからなくなっていたというのだ。

それと同じく、KJEの効果は確実にあるのだが、「カルテが次の日には意味がなくなっている」から科学的に立証しづらいがゆえに、一般には認知されないのである。


そこで、KJEのキャリアとなってしまった己の状況を書き述べることにする。どうか、これが未来の平和に役立たんことを・・・。

具体的には、食欲がなくなった。食べなくても、別に問題がない。めんどくさいから食べない、ではなく、食べる必要性が薄まってきているのである。半日は当たり前、最近では一日食べてなくても、駅まで歩いて仕事に行っていたりする。
これは恐ろしい。どんどんと衰弱していって、仕舞には尸解仙へと成り果てるのだろう。尸解仙がそういうものだったかは知らない。
が、顔がやつれてベルトの穴が一つ減ったが、寝て起きたらふらふらかと思ったら、別になんともない。
返って性欲が強まったという、世の女性にとっては危険な状況にはなっているので、ご注意のほどを願う。
きっと生存本能が高まったせいであろう。

睡眠も減っている。寝るには寝るのだが、寝てる途中で「何で寝てるんだ?」といった具合になって、無理して寝なくてもいいのかもしれない、などと夜な夜な、仕事柄、朝な朝な、という言葉があるのか知らないが、思ったり思わなかったりしたら、寝ていたりする具合である。

髪の毛もつやつやのサラサラになっていたりする。これは恐らく、純粋な石鹸で頭を洗っているせいだろうが、ついでに記しておく。

そして、通常では見えないものが見えるようになったのである・・・。といっても幽霊だとかトカゲの人は見たことがない。

ある日の夜勤中、夜中から早朝の人がほとんどこない時間に、事務所内で、先日書いた、バイオンだとかプラーナを見る視線をやってみた。

モノが近いとあまり上手くできないのだが、それでも普段と違う焦点にはなったかと思ったら、部屋中に白い靄のようなものがが薄く漂うようにあるのが見えた。

バイオンではないのだろうが、エアコンの風に乗って漂っているともそうでないともいえる感じで、なんともいえなかった。

加湿器の蒸気が見えたのだろう、とは思う。だが、一言お断りしておくと、加湿器をかけてもそれほど湿度の上がらない事務所ではあるし、見た先には湯気が立つものはなかった。

同じようにある日、駅のホームで電車を待っているとき、正面左の方を見た。
その瞬間、まるで、そこに亀裂が走ったかのような白い線が走ったのを目の当たりにした。目が霞んだのかと思ったが、目をこすった時だとかの感じではなかったように思う。その白い亀裂のようなものは、視線の先にいた二人組みのうち、女性の方あたりで走ったように思う。
まあ、何かの見間違いであろうということにしておく。
また見たら、その時は覚悟しなくてはなるまいな。

この先、わしの身に何かさらなる変化が起こったとしたら、それはもはやKJEの影響以外のものとは考えられないのである!



さて、先日に続いて、冗談から出てきた着物ジャミング効果なる、馬鹿馬鹿しい話をやった。だが、まだ部分的に続いているのでご注意を。

すぐ上の、事務所内での話は、靄のようなモノの正体は定かではないが、エアコンの影響とは思う。ただ、焦点を通常に戻したら見えなくなった覚えはある。

バトラーも書いているのだが、魔術結社に入って修行していると、普通とは違うことを覚えたりして、実際に能力を得ていくとはいえども、それで偉くなったように勘違いしていく人は多いという。つまり、うぬぼれるのだと。

オウム真理教とやらでも、変な修行で自分は偉くなった!という、高揚感を覚えたと、元信者が証言していたりする。
眠くなくなった!性欲もなくなった!とか喜んでいたとかいう。性欲についてはわしとは逆だな。


「自分は人には出来ないことを修行して手に入れた、選ばれた存在なのだ」と、何かにつけて人はうぬぼれる。

どこかの誰かも、同じく「努力して痩せた」と、自慢げに書いていたものである。どこかの誰かは一杯いるので、当てはまるなら誰でもであるが。ついでに、わしも入れてくれたらいい。

こちらなんぞ、着物を着ていたら痩せて、おまけに変な能力(仮)まで開発されている。しばらく前まで弱っていた性欲までアップして、泣きたいやら喜びたいやらである。
元々痩せているから、骨と皮になるところだが、腹筋は割れている。どちらにしても真に受けなくてもいいが、見たい人は女性限定で夜のお相手のみ、ということにしておく。・・・本当に見に来られても困るが。
つまりは、その程度なのである。もしくは、恐るべし!KJE!

ありふれたことを、さも特殊なことのようにうぬぼれる、人間のありふれた性(さが)という奴である。


では、よき・・・まだ早かった。


真に受ける奴はいないだろうが、着物を着てるだけで痩せはしないので、ご注意を。人によっては、自律神経の調子がよくなったりで、元気になったせいで太る可能性もありえる。
腹や腰を締めるせいで、物理的に圧迫されて食欲が減る、というのもありえるのだが、飯が食えなくなるほど締めるのは、結婚式などで着崩れが許されない場合くらいである。

それでは改めて、よき終末を。