いやぁー、昨日の「第13 回ジャパンカップダート」、酒井学騎手騎乗のニホンピロアワーズが、持ったままで4 コーナーを上がり、最後の直線で内から先に動いたホッコータルマエを難なく交わして、2着馬・ワンダーアキュートに3馬身2分の1の着差で快勝。勝ちタイムは1 分48 秒8・・・レースレコードを0 秒1 短縮。
鞍上の酒井学騎手は、デビュー15 年目にしてGI レース初制覇・・・本当におめでとうございます。また、同馬を管理する開業9 年目の大橋勇樹厩舎及びスタッフの皆さん、初のGI 制覇・・・本当におめでとうございます。
酒井騎手の勝利者インタビュー、とても嬉しそうで、見ている(TV画面で)こちらまで何とも爽やかな気分となった。若くして、引退をするJRAの騎手が目立つなかで、酒井騎手の一生懸命頑張っている姿はとても気持ちがいいし、これを機にさらに大きく羽ばたいてもらいたい。
2012年を締めくくるダートのGI レース、新旧のダート界を担う好メンバーが出走し、最高に見ごたえのあるレースとなった。当方もブログ上に購入馬券を掲載しての久々のGI レース的中・・・前日に続き溜飲を下げることができた。
レースの方は、ナムラタイタンが躓いて出遅れた・・おい、おい。また、前走出遅れのイジゲンは、ゲート内でうるさく、またしてもうまくスタートが切れず後方から追走・・・このメンバーでは辛い。
内からエスポワールシチーがスーと先頭へ、追っかけ馬のトランセンドは公言どおり“何が何でも”先手を主張すると思っていたが、ズブくなったのかここのところ行き脚がつかない。鞍上が懸命にムチもいれながら押すけど・・・うーん、動かないね。外からニホンピロアワーズが難なく3番手に、3歳馬のホッコータルマエもスーと番手に上がった。
トランセンドは、何とか3、4番手あたりから追走し1 コーナー過ぎからやっと番手に上がっているが・・・これまでの同馬と動きが違う。これは最後まで持ちそうもないね。
一方、もう1頭の追っかけ馬ワンダーアキュート、昨年の轍を踏まないよううまくスタートし内の5 番手に入って折り合って追走。1番人気のローマンレジェンドは、中団から追走している。出遅れたナムラタイタンが向正面で内から懸命に上がるも・・・ちょっと、無理かもと思いつつ観戦。
先頭を行くエスポワールシチーが逃げ脚を伸ばすが、何と1000㍍を60秒切っている・・速いね。3 コーナーから4 コーナー、馬群も凝縮して直線に向くとエスポワールシチーの脚が上がってきた。番手追走のホコータルマエがこれを交わして先頭へ。
終始3 番手追走のニホンピロアワーズの脚いろが・・・もっともいい。
「4 コーナーから直線でホコータルマエが先頭に。これを交わすニホンピロアワーズ、3番手にはワンダーアキュート追い上げて、外からはグレープブランデー、さらに外からはローマンレジェンド叩いて追ってくる」
「200を切って坂を上ってくる。14番ニホンピロアワーズが先頭でリード2 馬身とった。」
「ホコータルマエ、ワンダーアキュート、その後ろがローマンレジェンド現在4番手」
「ニホンピロアワーズ先頭でゴールイン。14 番ニホンピロアワーズ、酒井学騎手大きなガッツポーズ・・・」
と、ラジオNikkei実況アナウンサーの声が響きわたった。ゴール前、懸命にホコータルマエに並びかけたワンダーアキュートが、遂に2 番手に上がった・・・。
当方、坂を駆け上がって先頭でゴールを目指すニホンピロアワーズは・・デキたので、ワンダーアキュートを懸命に応援。
「和田、和田、交わせ、よっしゃー。和田、ワンダーアキュート万歳」
なぁーんて、懸命に声を嗄らしている自分がいた
久々のブログに掲載したGI レースの馬券が的中。PATもダブル的中。別の部屋にいた家内が、叫び声を聞いたらしく・・「やったね」と。(夫)
[追 記]~レース後のコメント~
1着 ニホンピロアワーズ(酒井騎手)
「初めて跨った時から、大きな舞台を狙える馬という手応えは持っていました。とにかく今日は、これまでスタッフが頑張ってきたことを僕が受け継いで発揮するだけでした。レースは前のポジションでスムースに運べました。有力馬2頭を前に見る形で、手応え十分で直線に向きました。最後の1ハロンもソラを使うことなくいい反応を見せ、強い勝ち方をしてくれました。とにかくここまでこの馬を任せてくれた関係者の皆さんとファンの皆様に感謝したいです」
2着 ワンダーアキュート(和田騎手)
「この馬もいいパフォーマンスを見せました。ただ相手が強かったですね。この(良)馬場でこの時計は速いです。思った通りのレースは出来ました。ペースも速かったので、ついて行くのに脚を使いながら本当に頑張ってくれました」
3着 ホッコータルマエ(幸騎手)
「理想のレースは出来ました。ただ、勝ち馬が強かったですね。2着馬とは動いたタイミングの差。GIで3歳馬でこれだけのレースが出来たのですから、先々本当に楽しみです」
4着 ローマンレジェンド(デムーロ騎手)
「馬体も、跨った感じも素晴らしかったのですが、今日は、力があるのに力を出そうとしない感じでした。道中はずっとズブさを見せていました」
5着 グレープブランデー(ルメール騎手)
「今日は、勝ち馬の後ろで流れに乗っていい感じで運ぶことが出来、4コーナーでは手応えも良かったのですが、最後は脚が同じになってしまいました。でも馬自身は一生懸命最後まで走っていました」
7着 ナムラタイタン(熊沢騎手)
「ゲートがすべてです。最後はよく詰めているのですが…」
10着 エスポワールシチー(武豊騎手)
「向正面で手前を替えず、4コーナーでは手応えがなくなってしまいました。残念です」
13着 ソリタリーキング(浜中騎手)
「よく頑張ってはいますが、相手が強かったですね」
16着 トランセンド(安田隆行調教師)
「ハナに立つことが出来ず、厳しかったですね。これがすべてです」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋。 やったね、酒井学騎手とニホンピロアワーズたち)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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